Vol.49【 POP な POP!? 】
来店者数をカウント
顔から性別と年齢を推定し
店内での動きを追跡も
これ、全てネットワークカメラ(いわゆる監視カメラ)で
できる機能なんです!
更に最近では、カメラとシステムを組み合せて
ショーケース前にいる人間の目線や動作を分析し
見ていたけど、手に取ったけど 買わなかった商品というデータが蓄積され
販売促進や陳列改善等に活用されるまでに、なってきています。
お店に入った瞬間から、
棚を見て、商品を選んで、
POSレジでポイントカード出して(個人情報と購買履歴が分かります)、
お会計して、お店を出るまでが、
データ化されてしまう時代なんです!
Vol.20【 ビッグデータ と 現場データ 】で書かせて頂いたように
ビッグデータは購買履歴等の分析から販売促進に繋げることが注目されてますが、
すでに、「非 購買分析」にまで展開されているのは、凄いことですね!
行動が何でも、データ化されていて、ちょっと恐ろしいですが・・・
一方で、恐らくどんなにITを駆使しても機械的に集められたデータだけでは
分からないことがあるんです!
それは、
購買する/しないプロセスでの、心理的/感情的な要素です。
前述した目線行動分析システム
たしかに、
チラ見した商品、手に取った商品、長時間触った商品を数値化すれば、
これまでデータ収集が困難だった、
「購入候補になった商品」、「見向きもされたなかった商品」
という、アウトプットが可能です。
が、
本当の決め手となったのは、なんでしょう??
今、あなたは
夕食に使う、カレールーを買うためにスーパーの陳列棚にいます。
いつもとは違うルーを買ってみようかな~と思っています。
値段はもちろん、パッケージや、CMで見た商品にも目がいきます。
(この辺は、目線分析でも分かるかもしれません)
いろいろ手に取って、じっくり見ています。
2分後
最初に目に飛び込んできた商品は、どこへやら
全く予想外だった、一番下の段にあったルーをお買い上げ!
さぁ、
この間、皆さんに影響を与えたのは何だったのでしょう?
-原材料で添加物が少ないからいいなと思った
-カレーにはあまり使わないような原材料が入っていたので
-こっちの方が欲しい商品より量が多いから得かも
-パッケージの写真が物凄く美味しそうに見えたから
-最初に買おうと思ったのは誰も買ってないし箱が傷んでいたので
-お店の常連さんが沢山買っていたのを見たら気になっちゃって
-このカレー美味しいのよ と隣で話す主婦達の声が聞こえて
-飲食店の人っぽい方が、2種類のルーを買っていたのを見て
-他のお店では売っていない商品だから
売り場に滞在している間も
目や耳から入ってくる情報、触ってみてわかる情報、匂いまでも
人間の脳という、
超ビッグデータ分析システム! が超高速回転します。
しかも数値化できない、
過去の記憶や体験、感覚、気になっていたことも含めて
もの凄い速さで
「これを買いたい!」というゴールに向かってゆくのです。
実はこのような心理的、感情的なお客様目線を
トコトンくみ取った素晴らしい販売ツール、
昔からスーパーや小売店で活用されているんです。
皆さん大好き!
POP
Point of purchase advertising
(パソコンより手書が 味があって最高です)
~某スーパーにあったPOPから~
やっと入荷しました。 前回入荷1週間で完売!!
当店リピート率No1商品! 女性にも お子様にも大人気!
「おつまみに最高のスモークチーズ」
規格外商品なのでカタチは不揃いですが、
小さな工場でベテランの職人さんが手間暇かけてつくってます。
乳製品仕入れ担当のAが味は保証します!有名メーカーの商品と比べても遜色ありません。
そのままはもちろん、サーモンや生ハムと ワインともばっちりです!
在庫は出ている限りです。次回の入荷は未定なので、お早めに!
1週間完売、リピート率、女性に大人気
という販売データ分析の情報
と
職人さん話、味、食べ方のオススメ、在庫、入荷予定
というお客様が知りたいであろう情報
データ × 心理的に働く要素
まさに、販促のマリアージュ!
POP 素晴らしいです!
分析した結果に、人情味のある思わず欲しくなる情報を付加して、
それらを上手に融合して、魅力的に、手書きで伝えるPOP!
ビッグデータ時代にこそ、ますます感情的な、心理的なマーケティングの側面が
重要になってくると思います。
☆今日のヒント☆
「データ×心理×感情 = 商品の魅力∞」
本を買う時、amazonは便利ですよね。
良質なコメントが沢山あると、買いたくなります。
ただ、実物は目の前にないので、
リアル店舗と違って買いたい商品を絞った上で、
さらに投稿コメントを読んで(読む前から買う気満々ですが)
自分の買いたい度数を120%位に高めて(笑)
買い物カゴへクリック!
「あー、やっぱりいい買い物した~」
そして
この本を買った人へのオススメ本が出てきますが、
さっきまでよりは、コメントを読むパワーは弱い・・・
こんな感じ、多くないですか?
実際の本屋さん
話題の小説 平積みコーナー(amazonnで話題の本もある)
欲しい本の周りのPOPまで熟読して、衝動買いしてしまうことがあります。
あまり知られていない作家でも、
「●●が好きなら、ぜったいハマります。 30分で2回泣きました。
小さいお子様がいるお父さん、お願いだから読んで欲しい!
今年お店のスタッフが全員が読んだ名作です!」
なんて、本のプロが自信を持ってオススメしてくれていると、もう気になって。
(この、プロが手で書いてくれているのがいいのです)
本当にいい本を、必要としている人に届けられたら、素晴らしい仕事ですよね。
売れている本は、面白い本やためになる本だと思いますが、
その人が必要としている本ではないかもしれません。
人生で、そのタイミングで読むべき1冊の出会いを提供できるかもしれない
本屋さんの手書きPOP、素晴らしいです!
今日もありがとうございました!
来店者数をカウント
顔から性別と年齢を推定し
店内での動きを追跡も
これ、全てネットワークカメラ(いわゆる監視カメラ)で
できる機能なんです!
更に最近では、カメラとシステムを組み合せて
ショーケース前にいる人間の目線や動作を分析し
見ていたけど、手に取ったけど 買わなかった商品というデータが蓄積され
販売促進や陳列改善等に活用されるまでに、なってきています。
お店に入った瞬間から、
棚を見て、商品を選んで、
POSレジでポイントカード出して(個人情報と購買履歴が分かります)、
お会計して、お店を出るまでが、
データ化されてしまう時代なんです!
Vol.20【 ビッグデータ と 現場データ 】で書かせて頂いたように
ビッグデータは購買履歴等の分析から販売促進に繋げることが注目されてますが、
すでに、「非 購買分析」にまで展開されているのは、凄いことですね!
行動が何でも、データ化されていて、ちょっと恐ろしいですが・・・
一方で、恐らくどんなにITを駆使しても機械的に集められたデータだけでは
分からないことがあるんです!
それは、
購買する/しないプロセスでの、心理的/感情的な要素です。
前述した目線行動分析システム
たしかに、
チラ見した商品、手に取った商品、長時間触った商品を数値化すれば、
これまでデータ収集が困難だった、
「購入候補になった商品」、「見向きもされたなかった商品」
という、アウトプットが可能です。
が、
本当の決め手となったのは、なんでしょう??
今、あなたは
夕食に使う、カレールーを買うためにスーパーの陳列棚にいます。
いつもとは違うルーを買ってみようかな~と思っています。
値段はもちろん、パッケージや、CMで見た商品にも目がいきます。
(この辺は、目線分析でも分かるかもしれません)
いろいろ手に取って、じっくり見ています。
2分後
最初に目に飛び込んできた商品は、どこへやら
全く予想外だった、一番下の段にあったルーをお買い上げ!
さぁ、
この間、皆さんに影響を与えたのは何だったのでしょう?
-原材料で添加物が少ないからいいなと思った
-カレーにはあまり使わないような原材料が入っていたので
-こっちの方が欲しい商品より量が多いから得かも
-パッケージの写真が物凄く美味しそうに見えたから
-最初に買おうと思ったのは誰も買ってないし箱が傷んでいたので
-お店の常連さんが沢山買っていたのを見たら気になっちゃって
-このカレー美味しいのよ と隣で話す主婦達の声が聞こえて
-飲食店の人っぽい方が、2種類のルーを買っていたのを見て
-他のお店では売っていない商品だから
売り場に滞在している間も
目や耳から入ってくる情報、触ってみてわかる情報、匂いまでも
人間の脳という、
超ビッグデータ分析システム! が超高速回転します。
しかも数値化できない、
過去の記憶や体験、感覚、気になっていたことも含めて
もの凄い速さで
「これを買いたい!」というゴールに向かってゆくのです。
実はこのような心理的、感情的なお客様目線を
トコトンくみ取った素晴らしい販売ツール、
昔からスーパーや小売店で活用されているんです。
皆さん大好き!
POP
Point of purchase advertising
(パソコンより手書が 味があって最高です)
~某スーパーにあったPOPから~
やっと入荷しました。 前回入荷1週間で完売!!
当店リピート率No1商品! 女性にも お子様にも大人気!
「おつまみに最高のスモークチーズ」
規格外商品なのでカタチは不揃いですが、
小さな工場でベテランの職人さんが手間暇かけてつくってます。
乳製品仕入れ担当のAが味は保証します!有名メーカーの商品と比べても遜色ありません。
そのままはもちろん、サーモンや生ハムと ワインともばっちりです!
在庫は出ている限りです。次回の入荷は未定なので、お早めに!
1週間完売、リピート率、女性に大人気
という販売データ分析の情報
と
職人さん話、味、食べ方のオススメ、在庫、入荷予定
というお客様が知りたいであろう情報
データ × 心理的に働く要素
まさに、販促のマリアージュ!
POP 素晴らしいです!
分析した結果に、人情味のある思わず欲しくなる情報を付加して、
それらを上手に融合して、魅力的に、手書きで伝えるPOP!
ビッグデータ時代にこそ、ますます感情的な、心理的なマーケティングの側面が
重要になってくると思います。
☆今日のヒント☆
「データ×心理×感情 = 商品の魅力∞」
本を買う時、amazonは便利ですよね。
良質なコメントが沢山あると、買いたくなります。
ただ、実物は目の前にないので、
リアル店舗と違って買いたい商品を絞った上で、
さらに投稿コメントを読んで(読む前から買う気満々ですが)
自分の買いたい度数を120%位に高めて(笑)
買い物カゴへクリック!
「あー、やっぱりいい買い物した~」
そして
この本を買った人へのオススメ本が出てきますが、
さっきまでよりは、コメントを読むパワーは弱い・・・
こんな感じ、多くないですか?
実際の本屋さん
話題の小説 平積みコーナー(amazonnで話題の本もある)
欲しい本の周りのPOPまで熟読して、衝動買いしてしまうことがあります。
あまり知られていない作家でも、
「●●が好きなら、ぜったいハマります。 30分で2回泣きました。
小さいお子様がいるお父さん、お願いだから読んで欲しい!
今年お店のスタッフが全員が読んだ名作です!」
なんて、本のプロが自信を持ってオススメしてくれていると、もう気になって。
(この、プロが手で書いてくれているのがいいのです)
本当にいい本を、必要としている人に届けられたら、素晴らしい仕事ですよね。
売れている本は、面白い本やためになる本だと思いますが、
その人が必要としている本ではないかもしれません。
人生で、そのタイミングで読むべき1冊の出会いを提供できるかもしれない
本屋さんの手書きPOP、素晴らしいです!
今日もありがとうございました!