さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪おっとっと、大変。 早朝の低血糖だ

2012年01月27日 07時02分21秒 | さくら的非日常の日々
1月27日(金)

昨夜は2時前、53時間ぶりに寝に就き、今日は11時半に目が覚めた。
ほぼ10時間を爆睡したことになるが、その間、胸のむかつきと軽い頭痛を覚えて目が覚めた。午前5時半であった。

いつもの、低血糖だ!
心と体がすでに覚えている。

手近のミルクチョコレートを割って、電子レンジで温めた牛乳と一緒にいただく。
どの程度食べれば、どのくらいの血糖値に改善されるのか、これも体が知っている。

          

歯を磨いて、再び眠り、目覚めてすぐに血糖値を測る。
おぉ、正常値圏内の110♪\(^ー^)/

今日一日が、幸せに過ぎる確信が持てる。

                  ◆

玄関のチャイム野電源を入れ、自家用電話のスイッチもONにする。
携帯電話野電源を入れた途端に電話が鳴った。

このところ、テレビが寒波、寒波と騒ぐものだから、電話のお相手がどなたも「寒いですねぇ、雪、大丈夫ですか?」とおっしゃる。

なんの、なんの。
三重の雪など、どれほど積もっても多寡が知れています。

でも、こんなに温暖な三重でも、さくらが小学生のころには多い時で30㌢ほども積もる雪が降った。
10㌢ほどの雪降りの日も多く、小学生がランドセルにいつも指していた竹製の物差しで深度を測っては、楽しみあった。

子どもたちには雪も楽しみのひとつであった。
雪国の子どもたちも、雪を楽しんでいる様子がテレビの画面からはみ出しそうだ。

友人がたでボランティアとして東北入りされている各氏からの情報によれば、東北では被災された皆さまが、どうにか暖と食の確保はされているようなので、ほっとする。

「冬の夜」という小学唱歌がある。
さくらの好きな歌のひとつである。

♪燈火ちかく衣縫ふ母は 春の遊びの楽しさ語る
 居並ぶ子どもは指を折りつつ 日数かぞへて喜び勇む
 囲炉裏火はとろとろ  外は吹雪

東北の人々の、芯の強さと古き良き日本の団欒(まどい)が思われる。

東北の雪について以前、さくらブログに書いたのでNet検索をかけてみたら、有りました。
5年あまりも前の「さくらブログ」が!!

なんだか今読み返しても新しくて↓
少しご紹介しますね。

>今年、この寒波を東北の方々は、「受け入れて、雪の功罪に気づき、対処の方法を生み出して、生き抜いておられるに違いない!」と想像し、「えっ? それって、抗がん闘病の道とおんなじ!」


♪ 津軽の雪 こな雪、つぶ雪、わた雪、みづ雪、かた雪、ざらめ雪、こほり雪

2005年12月22日 23時57分00秒 | KLC12月22日(木)
  津軽の雪
        こな雪
        つぶ雪
        わた雪
        みづ雪
        かた雪
       ざらめ雪
       こほり雪
          東奥年鑑より)

のっけから言わずもがなではあるが、津軽の作家・太宰治が、昭和19年に書き下ろした紀行小説『津軽』の冒頭を飾る言葉である。

『津軽』を読み直したのは他でもない、今日の名張は起き抜けに「あ、雪!」と驚かされ、午前中は降りしきる吹雪に見とれて、新書版の太宰治全集を引っ張り出し、読みふけった…という次第。

今日の予定は、NTT西日本病院(定期検診)→正代さんと昼食→間質性肺炎のK氏を見舞うのと福井敏雄夫人へのお悔やみ…だったが、この雪で已む無く取りやめ、終日読書や資料整理を。

慌しい年の暮れ、年賀状の宛名書きもそのままに「こんなことしてる場合じゃないでしょ!」と、もう一人の私がせっつくが、なにぶん、好きなことだから…

さてさて、津軽には7つもの雪があるという。
凄いね。津軽の人は雪を楽しんでおられるんじゃない?
太宰の文章を読むと、そんな風に思えてくる。

もとより“白魔“”雪魔”の名のとおり、雪のもたらすマイナスエネルギーには相当のものがあると知ってはいる。

実際、さくらが茨城県東海村で体験した2月の地吹雪も、強烈な初体験エネルギーで…。

「東北の雪は、地面から降るですよ」と日本原子力発電・東海発電所の所員がいとも軽くおっしゃったので、興味津々で戸外に出たとたん、私は、温暖な三重に生まれ育った自分の遺伝子が始めて体験する、一種不気味で強烈な吹雪のエネルギーにたじろいだ。

びゅうぅ~、びゅう、びゅう、びゅうううぅ~。
うおぉ~おん、うぅおぉ~ん…
天空に鳴る強い風の音に、一瞬、天の唸りを聞いた心地がして背を正す。

たしかに、吹雪が地面から立ち上がっている!
そのまま立っていることも覚束ない、東海発電所の戸外で、しかし不思議に寒くはなく、粘り強いと評される東北の人たちの力の源を垣間見た5年前。 関西電力の案内で見学にお邪魔した私は、このとき既に多重がんを病んでいた。

今年、この寒波を東北の方々は、「受け入れて、雪の功罪に気づき、対処の方法を生み出して、生き抜いておられるに違いない!」と想像し、「えっ? それって、抗がん闘病の道とおんなじ!」

深夜、あはは、あはは~。自分の気づきにうれしくなって、…もう、寝ます。
いま、23日の午前1時半。明日(あ、今日!)は、K氏と福井夫人のお宅に伺う日。寝過ごさないように…

      

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1 コメント

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太宰治 (かーこ)
2012-01-30 17:19:36
かの大昔、高校の同級生の文学少女から、太宰の名を教えられ、読みましたんねー!イマイチ理解できなかったけど。没落貴族?の優雅さを楽しませて貰ったような記憶があります。「津軽」読ませて頂きますね。
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