♪「とても状態がよろしいよ♪」 と、 【和顔愛語】 のＤｒがおっしゃって…

９月３０日（火）　晴

こよなく晴れた青空の広がる、１０月最後の日。

朝から、昨日の講演会に関するお礼や体調を問い合わせてくださる電話が相次ぎ、ベッドの中で有難く応対させていただく。

中に、「今日から入院です。気合を入れてください」などの連絡もいただき、「ではでは、あなたと私のために、エミール・クーエの詩を暗誦しましょう！」とか、「アントニオ猪木さんの喝を！　はい、１、２、３、ダーッ！！」

埼玉と三重のお二人にエールを送り、紀生さんの１周忌を迎える奈良のまっさんに電話を入れた。
久しぶりのこととて話が弾み、電話を終わってからハタと気づいたのだ。

いかん、いかん！
今日は名張市立病院の眼科受診日だ。

あわてて駆けつけ、自動読み取り機に診察券を入れたら「受診予約時間を過ぎています」と返された。

総合受付で受付をし直し、約２時間待ちを覚悟する・
ナニ、病院の待合室でもガラ携とタブレット端末があれば、２時間分の仕事がはかどるのだから、苦にはならないのだけれど。
、

　　　　　　　　　　　　　　　

眼科では眼圧と視力などの検査をしていただき、それから、不恰好なめがねをかけて、レンズをいろいろ合わせてくださる。

「ナニも掛けないほうがクリアに見えますぅ」

診察室に入って、子安部長と眼底などを診る機械にあごを乗せて向かい合う。
「うふ。　【和顔愛語】の　Ｄｒと、いま、見つめ合っているわ♪」
老女の妄想は、たくましい。

「広野さん、とても状態がよろしいよ♪」　と言っていただき、１ヵ月後の診察予約を入れさせていただくことになった。

なんと。
手術後の左目は、「視力が０,９出ていますね。　きつい乱視があったのも消えています」って！

矯正用のめがねも「当面は必要ありません」と言っていただき、ありがたいなぁ♪



　　　　　　　　　　

いつも、病院には新たな出会いがある。
今日も３人の方にお声を掛けていただき、昨日の講演会のお礼と「夜のこととて参加できず、申し訳なかった」と言っていただいた。

駐輪場に向かって歩いていたら、どこかから芳香がする。
「あ、金木犀！」

青空を背景に従え、芳香を放つ金木犀。
春の沈丁花とともに、好きな花木である。

さくらの「幸せのハードル」はとても低いから、診療結果と花の癒しを受け、心が喜びと感謝であふれそう。


　　　　　　　　　　　　　　　

今日は、寺田病院に結果を聞きに言っておられる病友の雪ちゃんに、「体調はいかが？」と留守電を入れておいたら、「少し炎症は残っているけれど、転移や再発はないそうです」と折り返しの電話が入った。

ではでは、病院前のａｎｅｎｅが美味しいから、ご一緒にお昼をしましょう♪
噂に違わず、美味・満足。
体に美味しい食材が、程よい味付けでズラリ。

「幸せやね」、「ほんとうに…」
幸福感を、交々語り合う、明るく強く前向きな病者がふたり。

なぜか、一人じゃんけんに興じる雪ちゃんでした。