さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪京都室町・御池の辺り、 「然花抄院」は癒しの場!

2009年10月07日 00時06分56秒 | さくら的非日常の日々
お昼前まで、室町の和菓子司・然花抄院(ぜんかしょういん)の茂野ワールドにとっぷり浸かっていた。

大阪周防町・ヨーロッパ通り、長崎堂さんの長女・荒木茂野さん夫妻が、乾坤一擲の和菓子屋さんを開店されたことは、先月案内状が届いて知っていた。

外見も内装も、保守の黒と革新の白で統一された心意気のお店。
明確に棲み分けたデザインが、格調と矜持と優しさを醸す。

京の古い町家の風情を大切に残しつつ、すっきりと変身させたオールドモダンの心地よさに心身を包まれ、【然カフェ】と名付けられたサロンで、目の前の大きな窓ごしに緑青々の芝生の中庭を望む。

「ご注文は?」
「然カステラとお煎茶!」

然カステラは、直径15㌢ほどの紙焼きカステラで、カステラ1個に9個の有精卵が使われているという。
そのせいか卵のうまみが色濃く残り、ぽってりと重い、存在感のあるお菓子に仕上がっている。

カステラの老舗から、次世代が生み出した【菓子イノベーション】。
茂野さんは、夫君の貴史さんとともに芸大出身のキャリアを持ち、独特の茂野ワールドを作り出す手練れで、たしか昨年もイタリアビエンナーレで受賞をしておられた。

さくらは、平成2年に『風のように 炎のように~時代を創ったMr.たち』を上梓、その本の装丁を手がけてくださったのが茂野さんであった。
「桜とピンクをあしらってほしい」と希望を出しておいたのに、それらの希望は一顧だにされず、けれども、完成度の高い満足の仕上がりとなった。

「広野さん。3人のMr.(松下電器の谷井社長、アサヒビールの樋口社長、関経連の宇野会長)の生きざまを読ませてもらったら、この装丁になったのよ」と、若き日の茂野さんは目をキラキラさせて言ったのだった。

中庭の緑は目に優しく、向かいの高い建屋は白と黒のコントラストも潔い。

次の予定があって、長居が出来なくて残念~。
改めて、行ってみたいお店♪


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ♪京都リサーチパークに、元気... | トップ | ♪昨夜は、ほろ酔い気分でPH... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
和菓子屋さんですか? (ZUZU)
2009-10-07 23:45:10
落ち着いた、大きな町家ですね!
和菓子屋さんには見えないですが、興味津々です。
近いうちに、お訪ねしてみます。
Unknown (K太)
2009-10-11 16:46:13
荒木茂野さんは若い人ですか?
何歳くらいの人ですか?
♪こんばんは! (さくら)
2009-10-11 23:54:37
ZUZUちゃま、ようこそ。

室町の譽田屋(こんだや)源兵衛さんの「お店(たな)」と呼ばれた大きな町家本店を、大阪の長崎堂さんが借り受け、このたびの和菓子司開店に至ったそうです。

見事な「譽」の字を掲げた白壁の土蔵を店内に残し、中庭を通ってカステラ工房とギャルリにに向かう土間には、大きなおくどさん(かまど)がどっしりと昔を伝えています。

度々、訪ねたいお店です。

K太さん、お久しぶりです。
芸術家には年齢不詳がふさわしい…
ただし、一人娘のお嬢さんはもう成人を過ぎたとか。

コメントを投稿

さくら的非日常の日々」カテゴリの最新記事