「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

大人の修学旅行第二弾!!航空自衛隊芦屋基地見学に行ってきました!  ~前編~

2016年02月20日 | 航空自衛隊


…実際にお邪魔したのは、昨年11月なのですが…


思ったよりも、年末は行事が立て込みまして、今に至りました…(ノД`)・゜・。


気を取り直して、参ります





芦屋基地に集合したのち、広報官の方とお会いして、まずご案内頂いた場所は広報館でした。


入口には



と貼ってあります(笑)


一体どんな獣が侵入してくるというの


「いろんな獣がやってきます(笑)」


らしいです(笑)


獣が気になりなりがらも、二階に上がりますと、本当に研修室みたいな部屋。


一階が資料室になっているみたいで、そちらは後程。


めいめい、席に着きますと、広報官さんの自己紹介からはじまります



ちなみにこの方、堺雅人似のイケメンさんでした(*'ω'*)


離島のレーダー勤務が多い方でしたね(そして、独身とのこと)


ちなみに、この見学に訪れた日は、芦屋基地航空祭の数日後でしたので、


「先日の航空祭にお越しになられた方、いらっしゃいますか~?」


の質問に、



「は~いっ


これだけ手が上がりました(笑)


私は行っていないんですけど、この日の参加者の4/7は行っていました~!さすが


この後、航空自衛隊のお仕事の説明や、ムービーを見せて頂いて、いよいよ見学へ。








最初は、こちら。



U-125A(ですよね?)


芦屋といえば、救難隊です


写真の方は、説明してくださっていた自衛官です…が、すみません…時間が経ちすぎて、ちょっと内容を忘れてしまいました(ノД`)・゜・。


というわけで、ウィキペディア先生にお尋ねしましたら…。


航空自衛隊が運用している救難捜索機である。それまでのMU-2Sに代わって、1994年(平成6年)から全国の航空救難団救難隊への

配備が進んでいる。

日本独自の救難思想に基づいて、国内で救難具設置などの内装工事を行った。左降着装置収納庫内に保命用援助物資の投下装置

(この為、物資投下時は降着装置を出す)、左側後部胴体(降着装置収納庫後部)に救難用火工品の投下口を設け、機体側面に大型捜索窓、

胴体下面に捜索用レーダーアンテナ、機首下部に収納式の赤外線暗視装置(TIE)を搭載している。また、自動操縦装置、

フライトマネージメントシステム(FMS)、慣性航法装置(IRS)及びGPSによる精密な航法能力を持つ。特にFMSには航空自衛隊仕様として、

捜索パターン作成及びレーダー、TIEで捉えた目標の精密な位置取り込み機能が追加されており、精密な捜索が実施可能となった。

なお、U-125との外見上の違いとして、胴体下面の膨らみや大型窓、操縦席前方窓のワイパー(海上低高度での塩分付着除去用)等が挙げられる。

また、スラストリバーサーも設置されている。

有事に航空救難を行う事を想定しており、視認性が低い青色塗装が施されているのが特徴である。航空救難活動に当たっては、

UH-60Jヘリコプターとユニットを形成して行動する。

MU-2と比較すると、行動半径が大幅に改善され、優速を利用しての迅速な現場への進出が可能となった。

また、レーダーやTIEによる夜間捜索能力も飛躍的に向上した。これらにより洋上部での捜索能力は向上したが、

一方で山岳部での捜索は低速性能の限界から旋回半径が大きくなり、不利とされる。もっとも、余剰推力が大きく翼面荷重も大きいため、

乱気流にはある程度強いとされる。




…なるほど。


薄い青色の理由が分かりました ←そこ???





ちなみに、ここは滑走路。


すっごく広いです。


滑走路まで移動する時、用意して頂いていたワゴン車で移動するのですが、滑走路手前の格納庫に近づく前には、


2か所くらい、車がガガガガガっってなる所を通ってて、何かと思ったら、滑走路に石が入ると危険だから、


タイヤに挟まった小石とかもろもろを取り除いているんだそうです。


なるほどそりゃ、石とかあると危ないわ…うん。


でもって、




この羽越しに見えるのは、おなじみUH60-Jです。


実は、U-125Aを見学させて頂く前は、こちらの見学だったのですが、私は所用で別のところに行っていたので、こちらの見学はナシ…。


ところで、航空自衛隊のUH60-Jって紺色なんですね~。


そして、



ワッペン。


以前は、たしか芦屋祇園祭りのなんかカワイイワッペンだったんですけど、カッコいい感じに変わったようです


最後は、みんなで記念撮影









この後は、みんな楽しみにしていた体験喫食へ



途中で発見した建物。


思わず叫んだのが


「あっひゅうが


でした(笑)…いや、ほら、181だから…っていう、それだけですが(笑)


食事するところは、別の建物です。


そして、お食事はこちら。



この日はサンマでした(笑)


お昼っていうより、朝ごはんっぽいかな?


時期的に、このころはサンマが旬でしたからね~


こちらも、見学申請時に、体験喫食希望と伝えると、400円くらいで体験喫食可能です(時期によってはダメな場合も…)


メニューは、もともと学校の給食みたいにひと月分決まっているので、見学日次第で、メニューに当たりがある模様…(笑)


ただ、一度体験喫食を希望して、人数を伝えるとその時点で債権が発生するため、キャンセルはできませんので、あしからず。


大人になると、こういう大きな食堂で、給食っぽい雰囲気を味わいながらみんなでワイワイ食べる機会もそうそうないので、


基地見学を申請される時は体験喫食を希望されるのは、お勧めです







さて、食べ終わり、休憩時間ということで、最初の研修室に戻りました。


この休憩中が楽しかったんですよ~( *´艸`)



部隊のワッペンを見せて頂いたり、


ずっと気になっていた…



こちらの扉。


この奥に入らせていただきました~


実はこの建物、元々はオフィスだったそうで、このひと際荘重な扉の向こうは、な~んと、旧基地司令室だったのです。


今は全然使われていないんですけどね。


そこで…




みんな、ひとりづつ、もちろんやりましたとも、司令ごっこ(笑)


すごく広いお部屋で、みんなでワイワイ盛り上がりました


…と、盛り上がったところで、時間となり、次の見学場所の格納庫に向かいます~。


続く!







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ブログだけでは書ききれない、自衛隊の姿を綴っています。




【自衛艦隊和歌集】

「倶楽部ディフェンス公式facebookページ」

※facebookをしていなくても、そのままクリックすれば見ることは可能です

※各艦ごとにUPしていますので、下にスクロールして頂くと、他の艦の和歌が読めます。

各艦の画像と、歌のイメージの図柄や場所などの画像も貼っていますので、

和歌と艦艇の雅やかな雰囲気をお楽しみいただけるとうれしいです

【自衛艦隊和歌集】創りました( *´艸`)

2016年02月17日 | 海上自衛隊


…前々から、護衛艦の名前って美しいなぁ…和歌で詠めそうだなぁ…


と、思ってきてはいましたが、


本日、突如として制作意欲が涌きましたので、作っちゃいました


その名も、古今和歌集ならぬ、「自衛艦隊和歌集」


自分でもアホみたいだなと思うし、ちゃんと勉強したわけでもないので、なんちゃって和歌なんですけど、


でもまぁ、やっててめちゃめちゃ楽しかったので、いいかなと(笑)






で、昨日、「はるゆき」で一首詠んだら弾みがついちゃいましてね~( *´艸`)


続いて浮かんだのが、「ちはや」だったので、これで一首…と思ったんですが、これが一首作るのに、3時間くらいかかった…(ノД`)・゜・。


百人一首でおなじみの


「ちはやぶる神代に聞かず竜田川からくれないに水くくるとは」


から、「ちはやぶる神代に聞かず」まで「本歌取り」しようとしたんですよね…それだと創りやすいかな~と思って(笑)


ところが、甘かった…むしろ、全然ダメ全然つながらないの…


推敲を重ねて3時間…


思いついたのが「ちはやぶる神」で止める、ってこと。


これでなんとかできました…。(ズルはしちゃいかんな…)


しかし、こんなのを一瞬で考えてやり取りしてた平安貴族って、一体どれだけ頭の回転早いんだろう…(*_*;







だけど、一首できたら、


そこから弾みがついて、一気にDDHシリーズを創っちゃいました~


そしたらも~すっごく楽しくて楽しくて、ノリノリで進みました( *´艸`)


まぁ、本当になんちゃって和歌なんですけどもね、なんとなく、雰囲気は出てると思います


あ、艦自体のイメージと和歌の内容は合致しません。


むしろ、名前のイメージとか場所とかに合わせて詠んでいます。


DDHシリーズは、元々が神社シリーズなので、まぁ、そういう感じの和歌でまとめてみました。


「かが」だけちょっとちがうので、やっぱりちょっと違う感じになりましたが…でも神社とは関連付けています


「いずも」は、読む人が読むと思わず笑っちゃうというか、ニヤッとしちゃうかんじ?です(笑)


あ、でも、DDHって言っても、「くらま」だけは、神様じゃなく、仏さま関連になっています…これも仕方ないです(笑)


…って、一体どんなの作ったんだよ?と気になりますよね?(…ん?ならない?)


気になる方だけで結構ですので、よかったら覗いてみてください


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※各艦ごとにUPしていますので、下にスクロールして頂くと、他の艦の和歌が読めます。



各艦の画像と、歌のイメージの図柄や場所などの画像も貼っていますので、


和歌と艦艇の雅やかな雰囲気をお楽しみいただけるとうれしいです


参考までに、一首だけ載せておきますね~。


【自衛艦隊和歌集】

四番:DDH182 護衛艦いせ


あまてらす神のおはしむ御柱の光清けき初春の伊勢


天照大御神様がいらっしゃるであろう神殿の柱が輝いていて、美しい元旦の伊勢神宮





…こんな感じです。


あと、私的には、「ひゅうが」の歌は、ちょっとよくできたかな~と思っています(*'ω'*)




次は、DDの「ゆき型」シリーズと、「あめ型」シリーズかなぁ…「つき型」も読みやすそうだけどね~。


基本、はるゆき以外は、退役した艦は詠まないつもりです…大変なので(笑)


しかし、本当に自衛艦で和歌詠めちゃうことに感激です。


これから、ちょこちょこfacebookにUPしていきますので、思い出したら時々覗いていただけたらうれしいです




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今回は、潜水艦乗りさんたちについて書いています♪

もはや「平時」とは言えない日本

2016年02月06日 | 国を憂う

(写真は、一昨年のリムパックの出港時のものです)

北朝鮮の弾道ミサイル発射準備が着々と行われている中、DDGきりしまとみょうこうがミサイル対処に向かいました。


続いて、航空自衛隊のPAC3を搭載した輸送艦おおすみも、呉を出港しました。


定例記者会見で、統幕長から「破壊措置命令が出された」という言葉が出たので、間違いないということです。


…このような状況下でも、平時だと思っている人、そもそも無関心な人の方がまだまだ多いのでしょうね。


私は、そのことの方が憂慮すべき事態だと思っているのですが…。







しかし、それ以上に私が眉を顰めたくなる人たちが、こうした事態を「歓迎」し「喜んでいる」人たちで、


こういう人たちが現れてきている意味でも、「平時」とは言い難いのではないかと感じています。


昨年、ネットでの調査で、国内における自衛隊の好感度が98%と出ていました。


史上最高の歓迎ぶりといえるのですが、逆に言うと「自衛隊が好き」という中には色々な思考&思想の人がいるということも示しています。


自衛隊に好意的でさえあれば、なんでもいい、というわけでもないのではないかと思うのは、私の傲慢だと思われるかもしれませんが、


先ほど上げた、自衛隊の破壊措置命令の発動を、歓迎し喜び、「ワクワクする」と言っている人たちを、


私はどうにも理解し難いのです。








こういう人たちの出現で感じたことは、「自衛隊に好意的」な人は大雑把に言って2種類に分かれているということです。


自衛隊の活動を理解し、敬意を払い、彼らが実際に戦地に向かうことは現実にならないでほしい、と願うタイプ(Aタイプ)と、


自衛隊は単なる興味の対象で、好戦的で、自衛隊の行動を単なるイベントとして捉えているタイプ(Bタイプ)の二種類かな、と。


こちらの記事でも上げたような、


ハードウェアにしか興味を持たないような人も後者のBタイプに含まれると考えます。


AタイプとBタイプの違いを端的に表現するなら、自衛官を一人の人間と理解しているのか、「自衛官」としてしか見ていないのか、


ということではないでしょうか。


残念ながら、自衛官は普通の人で、誰かの子であり、誰かの親であり、誰かの夫や妻であり、恋人であり、友人であるという当たり前のことを、


認識されていない人は、思った以上に多いのだなと感じることがあります。


もっとその違いについて言及するなら、身近に自衛官の知り合いがいるかいないか、ということも理由の一つであるような気もします。


1月に、「国防問題が、ぐっと身近になった2年半」という記事でも書きましたが、


自衛官と身近に接したことがあるかどうかが、こういう意識に深く関わってくるのではないか思うのです。


少なくとも、彼らに家族がいることが理解できていると、破壊措置命令で出動していく彼らを見て、


イベント感覚ではしゃぐことは、とてもではないですが、できません。






保守派であること、愛国心があることと、主戦論・好戦的であることは、イコールではないでしょう。


軍事行動を喜び、楽しむ姿は、戦前のマスメディアに煽られ踊らせていた人たちと同じように見えてしまいます。


そして、こういう人たちが、メディアが左翼化した瞬間、また流されて左傾化したのです。


ここで、一つ言っておきますと、マスメディアは戦後突然左傾化したのではない、ということです。


メディアは戦前からサヨクであり、日本を戦争に引きずり込むために右翼の仮面を被って国民を扇動していた、という見方がありますが、


私はその通りではないかと考えます。


そう考えた方が自然なので。


そして、現在保守と名乗っている人の中にいる、扇動されたように戦いを喜び、軍事行動を楽しむ人たちが、


戦前の扇動された人達と同類のように思えてしまうのです。


なぜなら、軍事行動を喜ぶことに苦言を呈すると、サヨクとみなして攻撃してくるからです。


短絡的すぎるし、話にならないので相手にしませんでしたが、こういう人たちが増えてきていることが現実なのであるなら、


日本はもはや「平時」とは言い難い状況にあると思わざるを得ません。


平時であれば、まず、現れない人たちだからです。


私も、韓国・北朝鮮や中国は大嫌いですが、韓国はともかく、中国を甘く見すぎているが故に、現実を見なくて簡単に勝てると思っていて、


いたずらに戦いを先導する輩は、もっと嫌いです。


はっきりしているのは、戦場に絶対行くことがない、安全な場所にいる人間が最も好戦的である、ということです。


中国の海軍力が飛躍的に向上していることや、北朝鮮のミサイルの精度も向上していることを、彼らは知っているのでしょうか?


都合のいい情報しか信じずに、戦争を楽しみにしているように見えてしまいます。


何より、戦場に行く必要が一切ない、命の危険が1ミリもない民間人が、軍事行動を喜び、気楽に「叩き潰してしまえ」というのは、


嫌悪感しか感じません。


イージス艦の出動に「ワクワク」する?


…実戦なのですけどね…。


日本が平和ボケしていたことで、戦争があまりに非現実的になってしまったことで、そういう気持ちになってしまうのでしょう。


彼らは、日本で最も戦争が起こらないことを願っているのが自衛隊であるということを、想像すらできないのでしょうね。


いざとなったら国を守るために命を捨てる覚悟をしている、ということと、戦争を望んでいることは、全く違うことであるということも。


そして、出港して行ったイージス艦とPAC3を搭載した輸送艦ばかりに注目が集まっていますが、


その陰では、人里離れたレーダーサイトで、空を睨んでいる航空自衛官もたくさんいるということも、知ってほしいと思います。


そして、出港して行ったイージス艦も、甲板に出ることもほとんどままならない状況でひっそりと任務に当たっているのだということも。


決して、決して、喜ぶような状況でも、楽しいイベントでもありません…。


現在、日本がどこかの国と交戦状態でなくとも、破壊措置命令は実戦です。


日本が危険にさらされている、とうことだけでなく、出港した洋上では、大変厳しい状況で任務を遂行されているのだということを。


1日も早く任務が無事に終わり、ミサイル対処に当たられている皆さんが、ご無事で帰還されることをお祈りしています…。





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今年初の体験航海は、訓練支援艦くろべ♪  ~最終回~

2016年02月01日 | 海上自衛隊


今回、久しぶりの長編になりましたが、今回で最終回です。


では、参ります。







…興奮の来島海峡を通過すると、もう、楽しかった体験航海も終盤です。


といっても、あと2時間はありますけどね~(笑)








さて、来島海峡までは、比較的いいお天気だったのですが、目的地に近づくにつれて、


だんだんと雲行きが怪しくなりはじめ、それに伴い、風も冷たくなって外にいるのがツラい寒さになってきました。


なので、また、士官室にしばらく引きこもっていたのですが…


私「…もしかして、そろそろ内火艇降ろしますか


広報係「そうですね。準備を始めると思います」


聞くや否や、カメラを手にし始める男性二人(笑)


私「…内火艇降ろすところって、見ててもいいですか?」


広報係「聞いてみます」


と、一旦、士官室を出られた広報官さん。


しばらくして戻って来られて


「こちら側(確か左舷だったと思います…たしか)なら、大丈夫だそうです」


と、いうことで、私と、男性二人はすごい勢いで立ち上がり、その様子を見た海自初心者の方々は、


「一体、何がみられるんですか?」


という感じで、よくわからないけど、とにかく行ってみよう、という感じで後に続かれ、


おそらく、エスコート役の広報係士官さんは、


(え?内火艇だよ???そんなに見たい???)


と、内心、相当不思議に思われていたと思う…っていうか、確か、不思議そうに尋ねられたような気がする(笑)


「内火艇おろすところって、そんなに面白いですか????」


って。


「おもしろいですよめったに見られませんし


「…そ、そんなものなんでしょうか…(笑)」


ヲタ、マニア、熱狂的ファン…呼び名はどれでもよろしいが、こう呼称される者たちの、萌えポイントと、


現役自衛官が「たぶん、こういうのがおもしろいのではないか?」というポイントには、


おそらく、著しいズレがあると思われますね(笑)


たぶんに、自衛官は何かすごいものを見せないといけないのではないか


と、思われると思いますが…いやいやいや…どちらかと言えば、自衛官にとっては、なんでもない、ごくごく日常的なものや、


地味な(だと思っている)作業、くすっと笑える張り紙…そういうものですね、喜ぶのは(笑)


特に女性は、変なとこに反応しますね。


あ、そうそう、女性に説明する時、どうしても、武器の用途とか性能を説明しがちになると思いますが、私も含め、大抵の女性は、


「へ~~・・・・・・」


で、終わります(笑)


例えば、76mmの説明だと


「これは、76mm速射砲で、弾の重さはうんたら…射程距離が…」


とか言われても、「ふぅん…」となります。


男性なら、「おお~」なんですけどね(笑)


つまり、男性は性能自体に興味を持つのですが、女性はそんなものには興味がないです。


なので、女性のウケを狙いたくば、自衛官の皆さん…メモのご用意はいいですか?


1.何のために使うものなのか、その用途のみ説明する…専門的な話は一切NGかつ手短に


2.ここから、演習等で実際にあった話せる範囲での面白話を披露する


これだけで、OKです


男性は、いかにすごいか、に興味の対象が向きますが、女性はそもそもの用途が分からないと興味が持てないし、


用途だけわかっても、話がつまらなければ興味を持ちません…。


なので、女性のエスコート役は、詳しい人よりは、


面白い話を披露してくれる人、しょうもない話をしてくれる人などの方が望ましいと考えます。


私は、そこのツボが分かっているのと、自衛隊用語を民間用語に変換して説明することができるので、見学に連れて行った女性は、


だいたい、私に質問してくるんですよね(笑)


「…なんか、みね姉さんの説明の方が分かりやすくて…」


といわれるのですが、それは、詳しいからではなくて、ざっくりとポイント抑えてしか説明しないのと、


女性の求める答えのツボが分かっているからです。


いつだったか、某護衛艦の見学時に、「ジャミング」について、女性たちに説明されていた時、


「あ…っていうか、ジャミングって…分からないですよね…え~っと…何といえばいいのか…」


と、困ってらしたので、


私「あ、攪乱させる、でいいと思うのですが…」


海「あ!そうか!攪乱。そうですね(笑)」


と、いうことがありました。


日常的に当たり前に使っている言葉だと、民間人に分かりやすい言葉に翻訳するって、結構難しいと思うのです…。







話が大分それました。


さて、内火艇降ろしすらもイベントになってしまう、という感覚は、およそ自衛官には理解しがたい部分であろうと思います(笑)


まぁ、でも、そういうものの方が実は、けっこう見ている側には喜ばれるものだということは、知ってて頂けるうれしいです。


一緒に見ていた男性参加者さんが、


「やっぱりどうしても、1分隊の入出港作業が華ですけど、こういう地味な仕事こそグッときますよね」


と言われたことが、よくわかります。


自衛隊を愛する者ほど、あまり目がいかない部分や、地味な仕事、縁の下の力持ちさんに脚光を当ててくるものだと思います。


自衛隊に限らず、マニアックな人というのは、そうであるのですが(笑)


そして、この男性参加者さんが、ロープの処理の作業一つ一つを見て


「…ああ、やっぱり、プロの仕事だなぁ」


とつぶやいていらしたのが、とても印象的でした。


前記事で上げたように、いろんな自衛隊ファンがいますが、私が共感できるのはやっぱり、旗振り男さんや、こういう方です。


自衛隊を愛し、敬意を払っていることは、やっぱり、言動に表れるものだと思いますので。


ハードウェアだけでなく、自衛官の美しい仕事そのものを愛おしむ…そういう気持ちが…。






そして、内火艇を見に行きました。



さて、とは言いながら、これがなかなか、降ろすまで時間がありまして、


我々は、中に入ったり出たり、入ったり、出たり…の繰り返しでした。


何度か繰り返したころに、そろそろかという、空気に。



ほら、さっきの写真よりも、だいぶこう、そろそろな感じでしょう?


そして、寒さに耐えつつみんなで作業を見守ります。


あとは、動画でご覧くださいませ('ω')ノ

くろべ内火艇降ろし


いかがでしたか?




そして、我々は、またまた旗甲板に上がりました。



入港作業が始まります。


そして…入港ラッパがなりました…。


あ~~~~ついに、この楽しい旅が終わっちゃうよ~(ノД`)・゜・。


朝0800時出港だったのに…それでもあっという間です。


ドック内は、撮影禁止なのでここから先は画像はありません。


ちなみに、ドックには元しらねがいらっしゃいました。


…そう、元…です。


航空自衛隊の戦闘機の標的艦になるんですよね。


最後の最後のお役目を静かにじっと待つ姿は、なんとも胸に迫るものがありました。


そして、入港時は、ドックの方たちと交代されます。


これがまた見ている分には面白いんですよね~。


やっぱり、入港の仕方が海上自衛隊とは何かと違うみたいなので…。


どんなところが違うかを聞きながら見ていると、ホントに面白いです。


そして、この時には、結構雨が降ってきました。


ここからが割と長いのですが、そういいつつも、我々も上陸準備を始めました。


ほぼ、予定通りの到着で、みんな、名残惜しむかのように艦を降ります。


久保田艦長も、舷門までお見送りに来てくださいました。


0800~1500まで、みっちり、瀬戸内海の船旅を満喫させていただき、感無量です。


我々、みんな、数日間はこの余韻が冷めやらず、夢のような1日を味わうように振り返っていたと思います。


壮絶に楽しくて、


「帰りに死んでも成仏できる!」


と本気で思った1日でした(笑)


くろべの皆さま、少ない人数の我々のために、本当に様々なお心遣い、ありがとうございました。


寒い中、ドック入りは電気系統が使えなくて、寒い中でのお仕事の日々だと思います…。


くれぐれも、風邪をひかれないように、お気を付けくださいませ。


本当に、ありがとうございました!