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「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

日本海海戦記念日  ~筥崎宮での神事編~

2016年06月12日 | 海上自衛隊



今年も行って参りました!日本海海戦記念日の洋上慰霊祭。


…と言いましても、昨年は午前中の体験航海だけでしたので、「今年も」と、言えるかどうか微妙なとこですが(笑)


そして今年は、初の、神社での奉祝式典から参加させて頂きました。


お誘いくださった方には、心から感謝ですありがとうございます






さて、筥崎宮に向かいますと、今年もやはり…



参道はこうでした


いや~、これだけの自衛艦旗…いや、ここは日本海海戦記念日なので、やはり軍艦旗と書きべきか…は、


そうそう見られませんよね本当に圧巻です


そして、境内に入ると、



そうです…神社の門に、Z旗と軍艦旗真ん中に国旗これだけで、じ~~~~~ん…とします。


ほんとに、神社で国旗はともかく、軍艦旗とZ旗が掲げられていることはかなり珍しいのではないでしょうか…。


東郷神社とかなら、やっぱり掲げられているのかな?


あ、もちろん、いつもなのではなくて、日本海海戦記念日の時だけです、はい。


その門の中に入ると、生け花が展示してありました。



真ん中のお花は、いつもお世話になっている「学ぶカフェ」の主催者山本さんの作品です。


数か月前に亡くなられた、元戦艦「霧島」の乗員だった帆足さんを想って、艦をイメージして生けられたのだそうです。


こういう忍び方って、すてきだなぁと思います。






席についてしばらくすると、巫女さんが二人入ってこられました。



初々しさが、なんとも巫女さんらしいお二人でした。


神様にお供え物をされる儀式が行われ、祝詞が奏上されます。


…で、その祝詞の中で


「東郷元帥」とか「帝国海軍」とか「ロシア海軍」とかそういうフレーズが入っているのに、軽く驚きました。


なんというか、あまり祝詞っぽくない言葉なので(笑)


でも、その慰霊の神事なので、当然と言えば当然なのですけどね…ちょっと不思議な感じがしました。


神事の中でちょっと感動したのが、雅楽が生演奏だったことです。


これも、なかなかないと思うんですよね…だいたいは録音したものですから…。


そして、先ほどの巫女さんが舞台に上がられ、舞を奉納されます。(この時はさすがに録音したもの)


「悠久の舞」


という名前の舞でした。


余談ですが、私、10代の頃に巫女さんだったことがあり、一つだけ「浦安の舞」というのを習っておりまして、


それは、かの太安万侶の子孫の女性が作られた舞で、お祝い事の時に舞うもので、その唯一知る舞と、どう違うかを、楽しみに拝見しました。





「浦安の舞」は、始めは、手に檜扇を持ち、後半は鈴に持ち替えたのですが、この「悠久の舞」は手に桜を、一貫して持っていました。


舞自体は、おそらく決まった型があって、その組み合わせを変えたものだとお見受けしました…ので、何種類か舞を覚える場合、


これ、ごっちゃになりそうだなと思いながら見ていました(笑)


ついでに、またまた余談ですが、この巫女さんが身にまとっている白い衣装は「ちはや(千早)」と言います。


…ん?ちはや?…ええ、そうです。


海上自衛隊にもありますね、潜水艦救難艦「ちはや」。


とはいえ、潜水艦救難母艦「ちよだ」は千代田城に、潜水艦救難艦「ちはや」は千早城に由来するので、別に関係はないんですけどもね…。









さて、舞も終わり、一通りの神事が終わりますと、次に(たしか)詩吟の愛好家(?)の方々が出てこられました。


詩吟の出だしの


「三笠ぁぁぁぁ~~~~~」「興国のぉぉ~興廃ぃぃぃ~…」とか「Z旗ぃぃぃ~~~~」という部分だけは、分かりました…インパクトあって。


日露戦争に関するフレーズが、これでもか!というくらい盛り込まれていましたね(笑)


そして、その詩吟が終わりますと、(たしか)佐世保総監によるご挨拶がありました。


お話の内容は、やはりと言いますか当然と言いますか


「帝国海軍の伝統」


というフレーズはありましたよね、もちろん。


ちなみに、この帝国海軍の伝統の継承については、特に海幕長が強く奨めていらっしゃるのだと聞いています。


もう一度見直そう、というようなことを奨励されているのだとか…。


帝国海軍ファンにとっては、喜ばしいことなのかもしれませんが、現実は、知れば知る程、海上自衛隊と帝国海軍は違うので、


まぁ、現場の人たちは、ちょっと大変だろうなぁと思ったりもします。


あと、総監の前だったか後だったか忘れたのですが、一昨年の日本海海戦記念日の式典で読み上げられていたのは


「連合艦隊解散の辞」だったのですが、今年は、違っていました。


うろ覚えで申し訳ないのですが、連合艦隊司令長官東郷平八郎中将が、確か、明治天皇に対して、バルチック艦隊を殲滅させることを誓われた、


その覚悟を述べられているものだったように記憶しています。


いづれにせよ、あの有名な「連合艦隊解散の辞」ではなかったことに、ちょっと驚きました。


一昨年の神事についての記事で、その「連合艦隊解散の辞」が読まれた背景について書いていますので、よろしければ、コチラをご覧下さいませ。


ところで、この日本海海戦記念日ですが、今年は111回目だったのですが、


そのことを、海自さんたちが「111Z(ゼット)」と言ってらしたことに気づきました。


この翌日、私は呉にいたのですが、その時に、久しぶりにお会いした護衛艦「いせ」の高田艦長と、このことについてお話しした時も、


「今年は110…Zくらいですか?」


と仰ったので、海上自衛隊では、こういう言い方が一般的なんでしょうね。


なので私も


「…111Zです」


と答えてみた(笑)


まぁ、日露戦争と言えば「Z旗」なので、なのかな?おもしろい言い方だなぁと思いましたね。







そして、神事・式典が終わったあと、「直会(なおらい)」が行われるため、会場に移動。



そんなに広い部屋ではないので、人がかなり多く感じました。


この日、私は風邪をこじらせており、あまり食欲がなかったのと、薬を飲まねばならなかったので、お酒は遠慮したのですが…そのお酒が…



これ(笑)


この瓶、争奪戦になっていました(笑)


だろうね。


私は、席をはずしていた時に、今回私を連れてきてくださった方が、これを奪取してくださっておりました


何から何まで、本当にありがとうございました…


で、この方が、日本酒を確保してくださっている間、私は何をしていたかと言いますと、ずっと遠めからでもいい男っぷりが目立っていた、


佐世保総監の副官の元に押しかけていっておりました(笑)


この方、参加者のマダムたちに取り囲まれていらっしゃいましたね、えぇ…(笑)


背が高くて、誰が見たっていい男でしたからね~


ご本人の許可を得まして、お写真を公開いたしますよ



ねっ


っていうか、ご本人は実物の方が、何倍もカッコよかったです。


そして、毎度毎度書くけどもさ…本当に、副官って顔査定が絶対あるよねないとは言わせないわよ


と、言いたくなりますよ、本当に。


で、驚いたことに独身だそうで、思わず…


「えっ珍しいですね


と、失礼な驚き方をしてしまいました…すみません…。


だってさ、こんなにいい男なのになんで??????って思うよ????


そしたら


「…いやぁ、私、女性に対して気が利かなくて…」


と苦笑いされてました(笑)


そうかぁ…じゃあ、ここはやっぱり、私が一肌脱いであげるしかないわね…最近は、婚活イベントやってないけど…


副官さんのためなら、誰か紹介しますよ


と言う、話だけはしたものの


「……まぁ、でも、土日がありませんからね(笑)」


とのこと。


「文字通り、月月火水木金金ですね(笑)」


というと、笑って返してくれたその笑顔の素敵なこと…もったいないなぁ…


「今日も、この後、佐世保の海軍墓地に移動して、まだ慰霊祭があるんです」


…ですよね…本当にお疲れ様です。


そんな話をしていると、次々に、一緒に写真撮ってくださ~~~いという言うご婦人方が殺到し、撮影に笑顔で応じられていました。


その時、特別に、ご婦人からのリクエストにお答えする形で、室内にも関わらず撮影用に帽子を被ってくださったのが、先ほどの写真です。


そんな優しくステキな副官さんに、ステキなパートナーが現れますように…


そう筥崎宮の神様にお祈りしながら、後にしました。


さて、では、バスで岸壁に移動して、乗艦します。


続く。







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練習艦隊遠洋航海お見送り ~横須賀基地にて~

2016年06月04日 | 海上自衛隊

長らく、更新お休みしてしまい、申し訳ございません…。


え~…実は先月18日に、練習艦隊の遠洋航海への出港をお見送りに行ってまいりました。


たまたま、別件で上京する予定だった日に、うまい具合に偶然、練習艦隊出港が入り込んできた(?)ため、お見送りに行かせて頂いた次第です。


一昨年の海上自衛隊カレンダーの3月の、かしま艦上に居並ぶ、真っ白い詰襟を来た実習幹部生たちを見て、


「いつか、この出港のお見送りに行ってみたい!!」


と思っていたのですが、ようやく叶いました。


実は、昨年もチャンスはあったのですが、連日の遠征により、体調とお財布両方の調子を崩し、断念する羽目になってしまったわけです。


そして、満を持しての今年


しかも、出港は横須賀から


こんなこともあろうかと、念のため、無駄に始発の飛行機を取っておいて本当によかった…(ノД`)・゜・。


…とはいえ、1000出港ってことでしたので、ギリギリの到着…。


最悪、出港していった「かしま」の後姿を見送る羽目になることを覚悟していたのですが、1000時10分前には基地正門に到着し、かつ、


並みいるご来賓の皆さまのご祝辞のおかげで、出港時間は大幅に遅れたため、無事にお見送りすることができました(笑)


いつもながら、自衛隊にかんしてだけは、持ってる私…。






息を切らしながら、なんとか岸壁にたどり着き「かしま」の前に向かいました。



…実は、珍しくひと月ぶりに目にするグレーのおふね…。


鉄分と塩分切れに犯されていた私は、久々に鉄分&塩分を補給することが叶ったのです


あぁ…幸せ…( *´艸`)



かしまの前で整列する実習幹部生たち。


ちなみに、この日は風が強く肌寒かったです。


その中、微動だにせずに、ご来賓の方々や海幕長のお話を聞く実習幹部たち。


ひと月の国内巡行を終えて、これから世界一周に旅経つのですが、皆さんの胸中はどのような想いなのでしょう…。


そう思いながら眺めていると、音楽隊の演奏が始まりました


「宇宙戦艦ヤマト」です


これ、いきなりすぎて、撮影間に合わなかったんですよね…。


で、そのあと…いよいよ実習幹部生たちが各艦に乗艦する時が来ました


たしか、練習艦隊司令官岩崎海将補が、海幕長に、


「只今より練習艦隊出港します!」


と告げられてから、だったと思います。


それから、軍艦行進曲の演奏が始まりました


陣取った場所がよすぎて(?)「あさぎり」乗艦の実習幹部生たちが目の前を通ってくれたのは良いのですが、ちょっと近すぎました(笑)

実習幹部生乗艦



…しかし、毎度思いますが、この様子をお見送りされる親御さんや奥様、彼女さんたちのご心中はいかばかりでしょう。


私だったら、息子・娘のこんな晴れ姿見ちゃったら、涙で前が見えなくなりそうです(笑)


そして、乗艦した実習幹部生たちがこちら…



まさにまさにこれですよ一昨年のカレンダー


やっと実際に見ることができました(ノД`)・゜・。








左奥には「あさぎり」



そして、私がいた場所の目の前には「かしま」。



「せとゆき」は、残念ながら、「かしま」の奥にいるため、まったく見えません…。


そして、このまっすぐに伸びるレッドカーペットに注目。



…分かります???


手前の黒いゴム部分に、白いタグがあってあるのが。


これ、ここに立たれる「エライ方々」の役職名が貼ってあったんです。


なので、皆さんがお揃いなるとこんな感じ…。





ね?(笑)


ところで、夏服は、幹部は白い靴になるのですが、これ、実習幹部生の時に初めて白い靴を履く時、ちょっと感慨深くなるそうですね。


「あぁ…ついに…」


みたいな。


そうだよなぁ…。








ところで、お見送りに来た人たちに、自衛艦旗が手渡されていたので、せっかくなのでこんなショットを…。



無理やり入れてみた(笑)


さて、そうこうしていると、「せとゆき」の出港ラッパが鳴り、「あさぎり」の出港ラッパが鳴って…って、


ちょっと記憶があいまいで申し訳ないのですが、確かほぼ同じ時間に出港したと思います…違ってたらごめんなさい…。



「あさぎり」に帽振れする「袖の金色の幅が広い方々」。




当然ながら、この方たちも、○十年前は、同様に出港していかれた訳なので、どのような想いで見送られているのかな?


と思っていたのですが、特に気になったのが、昨年の練習艦隊司令官でいらした仲畑海将補です。


昨年は、司令官としてお見送りされる側にいらしたわけなので、どのような胸中でお見送りされたのか、気になるところでした。


目の前にいらしたのですけどね、さすがにちょっと聞けなかったなぁ(笑)








さて、そんな中、息せき切って、ちょうど私の隣に駆け寄って来られた、年配のご婦人。


「おおっ?!」


と思ったのですが、そのご婦人、目の前の「かしま」艦上に並ぶ実習幹部生を見上げて


「ああっいたやっと見つけた…はぁ…間に合ったよかった…」


と、息も切れ切れに仰ったので、


「…ひょっとして、お孫さんがいらっしゃるんですか?」


と尋ねると、


「ええ…そうなんです…」


と。


「どちらにいらっしゃるんですか?」


「あの…一番先頭に


「え~~~~っ…そうなんですね…。よかったですね…間に合って」


「はい…よかったです…」


お孫さんの晴れ姿…これから、半年間の遠洋航海に旅経つお孫さんをお見送りするために、息せき切って走ってこられたその老婦人を見て、


違う、ということは分かってはいても、…昔の出征を見送りに来られているような錯覚を覚えました。


目的が違うだけで、出港の風景やお見送りするご家族のご心中に、言葉に出来ない共通点を感じたのです…感覚的なものなのですが…。


もちろん、死地に赴くのと全く違うことはよく理解していますが、以前、知人のご両親が、江田島の卒業式でご子息の出港を見送る時に、


同様の気持ちになられたことから、遠くに長期間出港する艦を見送る気持ちは、死地に赴くか否かに関わらず、


何かしら同様の、寂しい気持ちを抱かせるものなのではないかと思うのです。


このご婦人の息せき切ってお孫さんをお見送りに走ってこられた様子は、古から海外に遠征する船を見送ってきたご家族と、きっと同じお気持ちで、


同じ様子で、ずっと昔から繰り返されてきた光景なのだろうな…と感じながら「かしま」の船首付近に立っていらっしゃるお孫さんを見上げました。



おばあさまは、お孫さんの凛々しいお姿を見上げて、一生懸命手を振っていらっしゃいました。







やがて、「かしま」がゆっくりと動き出しました。



ちなみに、タグボートにも、お見送り艦艇にももれなく「UW」が掲げられています。


写真にあまり映っていなくて残念ですが、こういうのがたまらなく大好きですね~( *´艸`)


出港ラッパが鳴り響き、しばらくして「帽振れ」の号令がかかりました。



一斉に帽振れ。




せっかくなので、自衛艦旗バージョン。



自衛艦旗を振ってお見送りするご家族の皆さま。


半年後、成長されて帰国される日を待ち遠しく思われていることでしょう。


皆様が、無事に帰国され、晴れて初任幹部として赴任されるであろういづれかの艦艇で、お目にかかれる日を、私もとても楽しみにしています。


練習艦隊のご安航をお祈りしております。








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初のお題「ヘリコプターで行ってみたいところは?」

2016年04月15日 | 海上自衛隊

…参加せずにはいられないお題が、やっとキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!ってかんじです(笑)


ヘリで行ってみたいところですか…そうですねぇ…


できたら、


ひゅうが



から発艦して


いせ



に着艦したいです…(笑)


…アホですみません…(;´∀`)

練習艦隊佐世保入港! ~出港編~

2016年04月08日 | 海上自衛隊

長らくお待たせいたしました(;´∀`)


練習艦隊出港編をお届けいたします






もちろん、朝は、0800の自衛艦旗掲揚に間に合うように向かった…のですが、足が痛くて、ギリギリの到着…(ノД`)・゜・。


ヒールは履き慣れていたはずなのですが、ちょっと久しぶりに履くと、以前とどうも感覚が違う…


…どうも、太ると足にかかる負担が大きくなるのではないかと思い、


私事ながら、ダイエットを決意しつつ、倉島岸壁に足の痛みに耐えながら向かいました


まぁ、いずれにせよ、太ると何もいいことはないですね…"(-""-)"


さて、ギリギリで岸壁に到着して、受付で名前を言うと、


「あれ?みね姉さんって、観桜会にも来られませんか????」


と、受付の海曹さんからいきなり言われてびっくり(笑)


「え?…いや、ご招待は頂いたのですが、残念ながらあの日は参加はできないので…」


というと、


「あ!そうなんですね!…私が、招待状発送したんですよ!(笑)」


え~まじか…それにしても、大量に送るだろうに、よく名前覚えてらしたなぁ…そんなに珍しい名前でもないのに…。


びっくりしていると、もう、間もなく0800。


急いでかしまに近づき、動画撮影準備するも、ちょっと、出だしに間に合いませんでした(ノД`)・゜・。


かしま 自衛艦旗掲揚



いつ見ても、いいですよね…(ノД`)


自衛艦旗掲揚を終え、私もようやく一息ついて、ふと、後ろの庁舎の方を見上げると…



この日は、そんなに多くはないのですが、協力会の方々がお見送りにお越しでした。


それぞれの会の旗を、思い思いに掲げてお見送りされるご様子。


民間人のお見送りの方たちよりも、総監部の方たちの方がお見送りされる人数が多かったように感じました。



かしまを見つめていますと、



音楽隊がご到着( *´艸`)


おおおおさすが


しばらくすると、突然…



演奏が始まりましたしかも宇宙戦艦ヤマト


海外に旅立つ僚艦を見送る時に必ず演奏されるのが、この宇宙戦艦ヤマトです


この時点では、練習艦隊はまだ国内巡行の途中で、次の寄港地は沖縄ですが(このブログアップの時点では、もう沖縄も出港してるはず…)


国内巡行が終わると、世界の大海原へと出ていく練習艦隊を見送る気持ちが込められているのではないかと思います。


朝から、このシチュエーションでも佐世保音楽隊の宇宙戦艦ヤマトは、非常にテンションが上がりました( *´艸`)


いきなり始まったので、途中からになりますが、それでもやっぱり、皆さんにお届けしたいと思い、動画撮影しましたので、どうぞ

佐世保音楽隊 宇宙戦艦ヤマト


…ちょうど、終わった直後に、サイドパイプが鳴り響き、


第2護衛隊群司令泉海将補と、どなたかは存じませんが…おそらく、相浦の陸上自衛隊官と思しき方が乗艦されましたね。


あ、途中で横切られた方は、佐世保総監部随一のナイスガイと言っても過言ではない、管理部長さんです( *´艸`)










その後しばらくして、佐世保総監が到着され、乗艦されました。

サイドパイプ


出港前の、お別れの語らいのひと時…どんなご歓談をされているのか、気になります(笑)


そうしていると、後ろに停泊している「あきづき」から、出港準備のお手伝いの皆さんが来られました


この時、海曹さんたちを引き連れて現れた、若い二等海尉さんは初任幹部さんで、こちらに気づいてくれて、笑顔で会釈してくれました。


なんと昨年の神戸での「くらま艦上パーティ」でお会いした当時の実習幹部生で、久しぶりの再会だったのです~「


あきづきに配属されていたことは、連絡を頂いて知っていたのですが、まさか、こんな形で再会できるとは、と感動でいっぱいでした。


そして、改めて、1年たったんだなぁ…と、しみじみ思います。


待機している初任幹部さんと、少しお話しできました。


私「…どう?ちょうど1年前でしょう?…やっぱり、感慨深い?」


自「そうですね。やっぱり、感慨深いですよ(笑)いやぁ、本当に…」


と、答える彼の姿に、なんでしょうね…何とも言えない感動がじわ~っとこみ上げてきました。


まもなく、後部のラッタルで動きを感じた彼は、


「あっ…すみません、失礼します


と、軽く会釈をして部下たちの元へ駆け寄り、彼らを引き連れてラッタルの元へ向かって行きました。



ラッタルの手すりが畳まれました。



…この状態のラッタルを登るのって、ものすごく怖いと思うんですよね…


「ゆっくりでいいぞ!」


と、艦上から声がかかりました。



ラッタルが収納されます…が、自動で上がっていくんですね~かしまのラッタルって



キレイに収納されました


初任幹部さんが、戻ってきて、またしばし雑談。

自「…あ、(実習幹部生が)出てきた。…今から並んでからが長いんだよなぁ…」


と、目を細めて笑みを零しながら、後輩たちを眺めている様子は、1年の歳月以上のものを感じさせます。





ここから、出港していくまで、ず~っと、このまま…大変…。


しばらくして、VIPの皆さまが上陸され始めました。





こちらも、ラッタルが収納されます。





初任幹部さんのお仕事の様子を、ついつい、母親のような気持ちで見てしまいます(笑)


…いや、だってね…、やっぱりなんかうれしいし、感動するんですよ(ノД`)・゜・。


実習幹部生の頃を知っている自衛官が、初任幹部としてまだまだ慣れない仕事も多い中、一所懸命仕事に誠心誠意打ち込んでいる様子というのは。


そんな様子を、実際に間近で見る機会があったことに、感謝せずにはいられません。


話しはやや逸れますが、先日、2年前「はるゆき」の初任幹部だった若手幹部さんと、2年ぶりに再会してお話する機会がありました。


彼の成長を目の当たりにして、頼もしく、うれしい気持ちになったものです。


当時、彼を指導していた上官さんに、今の彼を見せてあげたいなぁ…そんな風に思いながら、彼の二年間の仕事の話や、考えを聞いていました。


若者の成長を間近で感じるということは、なんとも気持ちの良いものです。


また、自衛隊の応援者としては、まだまだ新参者のつもりでしたが、それでも、確実に年月を経てきているのだな、ということを、


しみじみ思いました。







様々な思いを胸に、一人で感無量になっている中、ラッタル収納がはじまりました。


せっかくなので、動画撮影してみました(笑)

ラッタル収納


こんな感じ。


その間も、ず~っと立ちっぱなしの、実習幹部生たち…お疲れ様です…。



ちなみに、一番奥に「せとゆき」が停泊していて、先に出港していったのですが、なんせ一番奥なので、全然見えなくて、


出港ラッパが鳴り響いたのを聞いただけ…。


それからしばらくして、あさぎりが出港していきました。




すっごく、船足が早かったです


びっくりするくらい早かったです(笑)


さ~~~~~~って感じ(笑)


ま、まぁ、かしまがいますからね・・・。


あそこ、狭いし、すぐ民間のフェリー来るしで、さっさと行ってしまったのでしょうね…



見えませんが、旗が上がっていたのを写したかったんですよ…たぶん…なんだけども、逆光(ノД`)・゜・。


そして、



これまた見えませんが、ウイングに練習艦隊司令官岩崎海将補がいらしてて、岸壁で見送る人たちにお礼を述べられました。


そして、佐世保総監に、


「…それでは、練習艦隊、只今より出港いたします


と、力強く述べられると、出港ラッパが鳴りました。


実は、このラッパ手は、今年1月に体験航海させて頂いた「くろべ」のウェーブさんなのです。


先日、くろべ艦長さんと久しぶりにお話しする機会があった時に、


「彼女は、かしまに異動したんだよ」


と嬉しそうに仰ったのが印象的でした。


以前から、


「ウチのラッパは本当に巧い


と仰っていたので、


日本を代表して世界を周る練習艦隊の旗艦たる「かしま」のラッパ手に、自艦の乗員が選ばれたということを、


とても誇らしく思っていらっしゃる様子でした。


実際、日本を背負って世界を周る練習艦隊旗艦のラッパがイマイチだと、それはやっぱり、海上自衛隊の沽券にかかわるのではないだろうか?


と思うので、やっぱり、かしまのラッパ手は、選りすぐりの名手が選ばれるのだろうなぁ…と思った次第です。


では、出港ラッパからの、行進曲軍艦、そして蛍の光の中、出港していくかしまをご覧ください。

かしま出港


…この時、船首付近にいた、あきづきの初任幹部さんは、何を思って後輩たちを見送っていたのでしょうか…。



つい1年前まで送られる側だった彼の、岸壁で帽振れをする姿を見て、そう思わずにはいられません。


なんであれ、応援する気持ちでいっぱいであろうことは、疑いないと思います。


私も、彼ら彼女らとはいづれ、何処かの艦艇で再会することがあるでしょう。


どうか無事に遠洋航海を終えて、1人でも多くの実習幹部生が、めでたく初任幹部とならんことを願っています。


以後の航海のご無事を、心から祈念しております。








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練習艦隊佐世保入港! ~かしま艦上パーティ編~

2016年04月01日 | 海上自衛隊


毎年、関西での練習艦隊入港にお邪魔させて頂いておりましたが、今年は初めて、佐世保の方に参加させて頂きました。


と言いますのは…



こちらを頂いちゃったからでございます( *´艸`)


さすがに、もう二度とこんな機会はないと思いますので、これは永久保存(笑)







そして、楽しみにして迎えた当日


開催時間の30分前には開場でしたので、その時間には倉島岸壁に到着しました。



桜も満開


桜の奥には、本日の会場、練習艦かしまが見えます。


そして、その後ろには、



あきづき~~~~


そして、その後ろには、見えませんが、掃海艇やくしまがいます。


うきうきしながら、受付に向かい、名札を受け取り、かしま特有のVIP専用木製ラッタルに向かいます。



すると、ラッタルの手前で、その脇に待機している実習幹部生の一人が一歩前に出てくれて、すかさずエスコートしてくださいました( *´艸`)


感激です


「こちらへどうぞ。段差がありますので、お足元お気を付けください」


と、声をかけてくださいます。


…昨年まで、このエスコートがつくのは最初に乗艦は許される本当のVIPのみだったのですが、今年は変わって、可能な限りエスコートして頂けるようでした早く行ってよかった~


実習幹部生も緊張されてるようで、ありがたい反面、心の中でエールを送りたくなりますね


いやまぁ…しかし、制服姿の若い笑顔の素敵な実習幹部生にこうやってエスコートして頂けるとは、なんとも幸せです


まだぎこちないんですけど、こうやって少しづつ国内でエスコートすることに慣れてから、


世界の社交界にデビューするわけですから…がんばれ若者よ










さて、久しぶりのかしま乗艦


いろんな思いでウキウキしながら通路を歩くと、ある部屋に案内されました。


ここは、実習幹部生たちの座学を行う教室(?)みたいな、けっこう広い部屋です。


入るとまず、クロークが用意されてあり、実習幹部生たちが、ここでもホテルマンよろしく、うやうやしくコートを預かってくれます。


…まだ、国内巡行寄港地二箇所目なのに、なかなか慣れた感じでした。


この季節の艦上パーティだと、非常に服装が迷いどころなのですが、意外と、コートを脱いだだけでも、まだちょっと暑い感じで、


ワンピースの上に着ていたジャケットを脱ごうかどうしようか、さんざん迷った挙句、脱いで預けることにしたのですが、


「もし、寒くなったら、すぐにこちらに取りに来てくださればよろしいので…」


と、実習幹部生に笑顔で言われまして、こちらも思わず笑顔で


「はい、そうします。ありがとうございます


と答えました…君ら、本当に、そのまま一流ホテルで働けると思うよ…としみじみ思いましたね…。


上着を預けた私に、すかさず、エスコート君が、


「では、こちらにどうぞ」


と案内してくれたのは…



同じ部屋の奥でした。


ここは、たくさんの人でごった返していたのですが、壁には江田島での思い出や、3年前くらいからの練習艦隊のアルバムなどがあり、


実習幹部生が各々、エスコートしている相手に対して説明してくれていました。


これも、例年(といっても、過去2回)はなかった、初めて見る光景です。


私も、エスコート君から、アルバムや写真を見ながらお話を聞きました。


そして、さらに奥に促されると



江田島での1年間のVTRが流されていました。


ちょうど、カッター訓練の様子でしたね~。


そしてこの部屋、ふと見上げると



「脚下照顧」の文字が。


「他でなく、自分の足元…自分自身を見つめよ」という禅の言葉ですが、「負けじ魂、これぞ船乗り」も他人ではなく、自分自身に負けない、


という意味であることから、常に自分との闘いであるということですよね…これは、自衛官に限らずだと思いますが。


そして、しばらくして、会場である格納庫および飛行甲板に向かいます。


部屋を出ると…



オランダ坂にレッドカーペットが


しかも、けっこう急なオランダ坂は、歩きやすいように階段状にしてありました…なんというお心遣い…(ノД`)・゜・。


そして、2年ぶりのかしまでの艦上パーティ



相変わらず、ホテルのブッフェかと思うような、豪華なお食事



船盛ももちろんあります


「かしま」の文字と



の文字も。


今回、せとゆき、あさぎり、かしまの3艦から、それぞれお料理は、各調理員長がプライドをかけて作られたものです


やっぱり、こういう時「僚艦には負けたくない」という気持ちになるそうですね(笑)…さすが


しかしながら、やっぱり、最初にお刺身4切れと、メロン2切れ程しか口にできませんでした…


せっかくの心づくしのお料理だから、頂きたかったんだけども、お話ししていると、やっぱりそうそう食べる時間はありませんよね…。


もちろん、恒例の天ぷら屋台もでてましたし、後ろにはドリンクバーがあり、日本酒、焼酎、水割りに、赤ワイン、白ワインもあります。


しかし、白ワインもほとんど飲んでないですね…(笑)


時間が1時間半しかないので、そんなに悠長に飲食している暇はありませんから。










最初のエスコート君が、誰かに何かを尋ねられ、そちらの案内に行かれたので、その間に、お招きくださった、


練習艦隊司令官岩崎海将補にお礼とご挨拶に行き、新しい副官さんともご挨拶させていただきました。


前年の副官さんとは、タイプが違う、現代的な感じのイケメンさんでしたね( *´艸`)←副官イケメン説定着。


すごくフランクで話しやすい方でした


そのあと、目の前にかしまの艦長さんがいらしてて、話しかけようかどうしようか迷っていた時に、


「…大丈夫ですか…?どうかされましたか?」


と、気遣う女性の声が。


若い幹部WAVEさんでした。


「…あ、はい、大丈夫です」


たぶん、迷ってた表情が、不安げな表情に見えたんでしょうね(笑)


それから、飲み物を取ってきてくださって、お話しすると、せとゆきの砲術士さんとのことで、しかも、その前は…


「えっくろべの通信士だったんですか


とのことで、すっごくびっくり


「私、1月に、修理地回航でくろべに乗せていただいたんですよ


「えっそうだったんですか


と、思わぬくろべつながりで、驚きましたよ~


「それにしても、通信士から砲術士って、全然違うと思うんですけど…大変じゃないですか


「…そうですね…通信士の時でも、はじめは全然海図も読めなくて、みんなから教えてもらって、どうにかできるようになって…

 今も、全然違いますけど、でも、いろんなことが日々勉強ですごく面白いです


と、穏やかな口調で話してくれました。


彼女が実習幹部だったのは2年前だったそうで、


「その時、私、天保山の入港と艦上パーティ行きましたよ


と、またまた盛り上がりました( *´艸`)


そして、お話ししている途中で、日没を迎え、皆で自衛艦旗納め…で、し~んとして、終わるとまたザワザワ…。


なんでしょうね、時間を止められたみたいな、そんな感じでした(笑)


ところで、彼女は「せとゆき」の乗員さんとのことで、とても気になったことを聞いてみました。


それは


「あの~、せとゆきの艦長さんって、いろんな徽章を着けていらっしゃいますよね?あれがすごく気になっていたんですけど…」


です。


「あ!はい。あの特別警備隊徽章着けていらっしゃいます」


「艦長さんで、特別警備隊徽章つけていらっしゃる方って、かなり珍しいですよね?…もしよかったら、お会いしたいのですが」


と、いうことで、案内していただきました。


意外だったのは、とても小柄な方だったことです。


とても気さくで、楽しい方でした~♪


お話ししていると、間もなく、司令官より各艦長さんに集合がかかりました。








集合がかかって向かわれた先には、岩崎司令官が立っていらっしゃってて、ゲストのアメリカ海軍の三名の大佐殿を呼ばれました。


アメリカ海軍の方がゲストでお越しになるあたり、やっぱり佐世保だな~と、改めて思いましたね。



一番右の大佐殿は女性でした~。


三人ともなんかの艦長さんだったことは分かったのですが、あまり米軍には詳しくない(というか、興味がない)上に、英語でのご紹介なので、


ぜんっぜん、わかんなかったですよね(笑)


なんとなくですが、アメリカ海軍同士は友達であること、これからも仲良く、共に護っていこう的なお話だったんじゃないかと推察します…。


しかし、やっぱり袖の金色の幅が太い方たちは、みなさん英語が堪能でいらっしゃるのですね~


特に、練習艦隊司令官ともなれば、世界各国を外交していくわけですから、司令官はもとより、


副官も当然そうじゃないと務まらないのは間違いありません…。


…というか、そもそも、どこの国の海軍士官でも英語が話せない士官なんかいない、というのは通念であろうと思うのですが、


悲しいかな、我が国のネイバル・オフィサーたちは、英語が苦手な方たちも少なくなく、ある若手幹部は、遠洋航海の時、全然英語が話せず、


「日本のネイバル・オフィサーは英語が話せないのか


と、言われてしまったんだとか(笑)(でも、↑これが分かったんなら、けっこう分かるんじゃないのか???)


で、いったいどうしたのかというと、


「ジェスチャーで(笑)」



との回答…それで通じて、楽しく会話できたなら、いたってOKなんだと思います(;´∀`)


っていうか、「英語がわからない」のレベルが、民間人とは違うと思うのよね…さすがに。


さて、そのあと、岩崎司令は日本語で、ご来場の皆さまに対してこう仰いました。


「みなさんには、宿題を出したいと思います。実習幹部生と、最低5人、できれば10人と会話をして頂きたいのです」


と。


できるだけたくさんの民間人と会話をすることで、実習幹部生に、自分たちがいかに、期待され、信頼されているかを


感じてほしいということでした。


そこで気づいたことがあります。


今回、ドリンクバーにいた方はじめ、ボーイさんの役をされている方はみんな、どうみても実習幹部生ではなかったこと(例年は実習幹部生)に、


あれ?っと思ったのですが、エスコート役を増やしたことといい、ボーイ役を…おそらく海曹海士さんたちがすることになったことといい、


岩崎司令官が、できるだけ多くの実習幹部生たちに、少しでも多くの民間人とコミュニケーションを取ってほしいと


願われたからではないかということに…。


自衛官になると、広報の時以外は、民間人と話をする機会はそう多くはありませんから、今のうちに、少しでもそういう機会を増やしてあげたい、


と思われたのではないでしょうか。


…そして、司令官がそう仰ったからには、ぜひともノルマを達成したかったのですが…いかんせん、時間が足りませんでした


残念…。


ちなみにこの日は、いつもfacebookでお世話になっていたものの、一度もお会いしたことのない、


海上自衛隊OBさんと、ようやくお目にかかることができたことが、とてもうれしかったです







そのあと、この前の福岡での祝賀会でお目にかかった、佐世保総監ご夫妻にご挨拶に行きました。


その時、総監のおそばに、老紳士という雰囲気の方がいらっしゃったのですが、総監が、その方のことを、


「こちらは、海軍時代からお世話になっている老舗デパートの社長さんで…」


と、ご紹介されたことに、私、ひそかに感動しておりました…(笑)


か、海軍時代からお世話になっていて、とか、さらっと言えちゃうあたりが、なんとも言えません~( *´艸`)


その社長さんも


「あの当時はねぇ、軍艦がたくさん集まってきたのはいいけど、何もなくてねぇ…。海軍さんの奥様方からも、デパートがほしい、というご要望が

 ありましてね…」


と、仰るので、なんというか、改めて佐世保と海軍の歴史の片鱗を垣間見たような感じでした。






それから、時間が容赦なく経っている感じに焦り始めたのと、足が痛み始めたので、ちょっと、ぼ~っと突っ立っているような感じだった時に、


先ほどの、海上自衛隊OBさんが、声をかけてくださいました。


声をかけていただいたので、スーツ姿の若者二人と、実習幹部生が一人という中に入らせていただくと、そのスーツ姿の若者二名は、


なんと、新卒の背広組…つまり、内局の方たちだったのです。


でも、いろいろ話していると、彼らはすごくフレンドリーでたのしかったですびっくり


ずいぶん、今まで思っていた内局のイメージと違うなぁ…と思っていたら、そういう私の心境を察したのか、一人が、


「昔は、内局っていうと、自衛官を見下して押さえつけようとしていましたが、今、僕たちは、どうしたら自衛官が仕事しやすくなるか、を、

 一生懸命考えています」


と言ったのです


実は、それと同じことを、知人で統幕にいる海自さんから、


「最近、内局の人たちが変わってきてて、自衛官が仕事をしやすいようにサポートしよう、ってやってくれてる。

 そして、すごく優秀な人たちが多い」


という話を聞いていたので、その話の整合性が取れた瞬間でした。


思わず、


「ありがとうぅぅ(ノД`)・゜・。」



とうるうるしました…( ;∀;)


自衛官のみなさ~~~ん時代は変わってきていますよ~…あとは、早く世代交代による、組織の新陳代謝が行われればOK


そして、この場に実習幹部生もいたわけで、なんとも濃い空間で、私は彼らとお話ができて大満足でした


…が、その時、無情にも蛍の光が流れ始めました…。


早いよ~~~~~~(ノД`)・゜・


仕方なく、コートを受け取って、ラッタルに向かいました。


そして、私がラッタルに一歩を踏み出し



何段か降りた時、私のすぐ背後で、


ほひ~~~~~ほ~~~~


って、鳴った


えっと、振り返ると、そこには、どなたかは存じ上げませんが、袖の金色の幅が広い方とその令夫人が…(@_@)


げぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~やばいやばい…サイドパイプ鳴っちゃってるのに、ラッタル降りてるよ


どどどどどど…どうしよう( ;∀;)


し、仕方ない、さっさと降りてしまおう(←後ろはもう戻れませんでした)と思ってたら、ちょうど、ラッタルの真下に、黒塗りの車が…。


すみません、すみません…と、心の中で100回くらいつぶやいて、足早にラッタルを降りると、レッドカーペット挟んで、


海士クンたちが両脇にずらっと並んで、敬礼でお見送りしてくれました(←これは、来場者みんなにしてくれています)


…ってか、まぁ、民間人なんであんまり気にしなくてもいいのかもしれませんけど…気にするよね…これは…。


いや~びっくりしたわ~(笑)


去りがたい気持ちで、鹿島を見上げます。






この時、岩崎司令官からの締めのご挨拶が聞こえてきました…パーティは大成功で、来場者も満足度が高く、ご満悦のご様子


レセプションパーティって、本当に、企画も準備も後片付けもすっごく大変ですよね…。


みなさん、本当にお疲れ様でした


いつもながら、すごく楽しくて、幸せな時間を過ごさせていただきましたありがとうございます


そしてみなさん、翌朝0900に出港とのこと。


もちろん、お見送りに行きますよ~( *´艸`)


というわけで、続く…








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