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「核兵器が今も存在することおぞましい」 ― 被爆者 米の学生と対話 ハーバード大

2018-05-23 | 核兵器廃絶の世界を

 米ハーバード大学で20日、日本の被爆者を招いた討論会「私たちのいのちの対話 被爆者の声」が開かれました。企画をしたのは、ボストン在住の日本人留学生たちです。米国や他の国の学生・市民らが小倉桂子さん(平和のためのヒロシマ通訳者グループ代表)の被爆体験を聞き、意見交換しました。

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(写真)小倉さん(左端)の被爆体験を聞く学生・
市民たち=20日、マサチューセッツ州ケンブリッジ

 午前、午後の2度の討論会でそれぞれ、8歳の時に広島で被爆した実体験を約50分間にわたり話した小倉さんは、建物の倒壊や熱線で多くの市民の命が短期間で奪われたこと、放射線被ばくを理由に、就職が困難だったり婚約が解消されたりしたなど、時を経ても苦しみを負い続けた被爆者の実態を紹介。その上で、「被爆者にとって核兵器が今も存在することがおぞましいことです」「私たちは、この悪魔(のような出来事)を繰り返してはいけない」と述べ、核兵器廃絶にむけ青年たちが声をあげてほしいとよびかけました。

 学生との質疑応答で、「米国に対して憎悪を抱かないのか」との質問を受けた小倉さんは、「一般の米国人に対して憎しみは抱いていない」と答え、1945年8月6日に広島で起きたことを話したら涙を流した米国人がいた経験談を語り、多くの人に原爆投下の真実を伝えることが大事だと説きました。

 英語が堪能な小倉さんは、昨年、一昨年と訪米し、アメリカの青年らに核兵器のない世界の実現にむけ訴えています。今回も、19日から21日まで3日間にわたり、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、タフツ大学での討論会に参加し、精力的に行動しています。


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