【ベルリン=伊藤寿庸】スペインのバルセロナでは18日、市民らがテロ事件の現場を次々訪れ、花束を手向け犠牲者を追悼しました。
18日までの捜査で、ワゴン車を突っ込ませた今回の事件は組織的な連続テロ計画の一環であり、犯行グループはさらに大規模な攻撃を準備していた可能性が明らかとなりました。
カタルーニャ州警察は18日の記者会見で、事件直前の16日深夜に、バルセロナから南西に200キロのアルカナルで爆発のあった家が、一連のテロの司令部となっていたと発表。現場から多数のガスボンベが発見されたことから、ガスボンベを使った大規模テロの計画があったとの見方を示しました。
また逮捕された4人のうち3人がモロッコ人、1人がスペイン人で、いずれもテロ活動の前歴はなかったと述べました。