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デマ番組で「居直り」 ― 質問に答えず 不誠実極まる

2017-01-18 | 報道・ジャーナリズム

東京MX 「基地反対派に日当」などとデマ

 沖縄県東村高江でオスプレイパッド建設に反対している人は「金で雇われている」などのデマを番組で流して批判が殺到している東京の地上波テレビ局・MXテレビが16日、初の「見解」を放送しました。「公平・公正」などと、デマに完全に居直る宣言になっています。

 問題の番組は2日放送された「ニュース女子」で、「沖縄・高江のヘリパッド問題はどうなった?過激な反対派の実情を井上和彦が現地取材」と題したリポート。

 反対派の住民を「連中」「テロリストみたい」と頭から敵視し、高江に市民特派員を送る運動のチラシや出所不明の茶封筒を持ち出して「反対派に日当が出ている」と決めつけたうえ、反対運動側に「韓国人、中国人がいる」と民族差別的な攻撃もしていました。

 「見解」は16日放映の同番組終了直後に、画面の文字とともに読み上げられました。問題のリポートは「様々なメディアの沖縄基地問題をめぐる議論の一環として放送」したとしたうえ「今後とも、様々な立場の方のご意見を公平・公正にとりあげてまいります」と、デマ番組は「公平・公正」なものだったと開き直っています。

 赤旗紙は東京MXにたいして質問状を出し、
番組内容の確認・考査はしたのか
▽放送法やMXテレビ放送番組基準に照らして訂正措置をとらないのか
―とただしていました。同局側は16日までは「状況確認及びご回答の可否も含めて、結論が出ておりません」とのみ答えていました。

 質問には何も答えず、居直りの見解を放送で表明するだけという同局の態度は、不誠実極まるものです。

 

(コメント) 事実確認もせず、事実の重大性に対する想像力もないくせに、でっち上げや嘘は平気でつく、こんなものは報道とは言わない。 邪道という呼び方も上品すぎる。


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