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南英世の 「くろねこ日記」

人生残り秒読み?

70歳というのは微妙な年齢である。囲碁でいえば秒読み? テストでいえば残り約10分、というところか。今のところ大した病気もないが、この後どう生きるべきか。

まず、70歳を機に現役を完全に引退するという選択肢がある。安倍政権が続いていた間は、右へ右へと傾き戦前に回帰する政治をみていて、安穏と隠居する気にはなれなかった。しかし、新型コロナウィルス問題が出てきてからは、こうした動きも一段落した感がある。
それに、最近は3年生の受験指導ばかりしていて、本来の教育から遠ざかっている自分の姿に少し嫌気もさしている。さらに、今年の共通テスト問題を見ていて、こんなクイズまがいの問題と格闘するのはばかばかしいと思う気持ちもある。

さて4月からはどうしよう? 迷いつつ、それでも新しく読んだ本や新聞などで得た情報をノートに書きこむ作業だけは続けている。今日も、新聞の資料整理に1時間ほどかかった。



今年は「現代社会」という科目が最後になる年でもある。久しぶりに2年生を担当してみたいという気はある。今度も3年生を持ってほしいと言われたら辞退しようかなあ。




去年から完全リタイアー後に備えて、人生でやり残したことに新しく挑戦し始めた。まず日本画を習い始めた。若いころからいつかは日本画をやってみたいという気持ちはあったが、仕事で忙しいのと第1歩を踏み出す勇気がなくてずるずると来てしまった。NHKのカルチャーセンターに申し込んだのが2020年の10月。デッサンから始めて、色鉛筆、水干絵具、岩絵具と、5か月(実質8回のレッスン)でようやくここまで来た。








また、45年ぶりにエレクトーン教室にも通い始めた。和音の理論がわかるようになって、弾けるコードが一気に増えた。これまでに、タラのテーマ、シルクロードのテーマ、地上の星、サバの女王、白鳥の湖、アヴェ・マリア、エーデルワイス、美しく青きドナウ、いい日旅立ち、G線上のアリアなどがだいたい弾けるようになった。楽器の性能がいいこともあって、美しい和音に自分でもうっとりしながら楽しんでいる。





これまで趣味と言えば囲碁とスキーだった。



しかし、スキーは体力的に限界を感じ卒業することにした。残った囲碁とこれからどう付き合おうか。ちょっと悩んでいる。

囲碁は絵や音楽と違って「勝ち負け」がある。勝負事だからやはり勝ちたいし、負けると悔しい。数年前までは強くなりたい一心でプロの先生の碁会所に通って指導を受けていた。おかげでプロの先生に3子で教えていただけるまでになった。



これまで利用していたヤフーの無料囲碁サービスが去年の12月1日に配信停止になってしまった。これを機会に有料のネット囲碁サロンにでも入会しようかなあ。ボケ防止にも役立ちそうだし。
でも、これからは弱くなる一方だろうなあ。負けるのは嫌だなあ(笑)。勝ち負けにあまりこだわらずに楽しく打てたらいいんだけど・・・

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