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南英世の 「くろねこ日記」

徒然なるままに、思いついたことを投稿します。

筋力トレーニング

2024年07月30日 | 日常の風景

何事も基礎練習は大切である。しかし、基礎練習は退屈でもある。囲碁の場合も同じである。先日関西棋院の関山利道九段からいいお話を聞かせていただいた。アマチュアの方に教える場合は、詰碁のような筋力トレーニングは面倒くさくて退屈なので、どうしても序盤の考え方が中心になってしまうという。

しかし、囲碁の試合ではなんだかんだ言っても最後は死活が絡む。この石は生きているのか死んでいるのか。手を抜けるのか手を抜けないのか。その判断次第で一手違ってくる。これまで詰碁は面倒くさいのであまり熱心にやってこなかった。一人黙々と腕立て伏せや腹筋を繰り返すようなものである。しかし、地道なこういう筋力トレーニングをしておかないと本当の高段者にはなれない。

反省して、依田塾で習った基礎の基礎からやり直すことにした。連日7~8時間、これまでやってきた復習をしている。こんなすごい手があるのかと感心するものの、すぐ忘れてしまう。困ったチャンである。それでも何百題も詰碁や布石の練習問題をやっていると、次第にパターン(法則性)らしきものが見えてくる。オリンピックで巴投げを得意とする柔道選手がいたが、囲碁でも大技で相手の大石をしとめることができたらさぞかし気持ちがいいだろうなあ。
 
考えて出てくるようでは実戦では役に立たぬ。反射的に出てくるまで繰り返さねば。あー面倒くさ(笑)

アーカイブ

2024年07月24日 | 日常の風景

20年以上前に教育センターの指導主事に、授業をビデオに撮ってアーカイブを作りませんかと提案したことがある。しかし、提案した時代が早すぎたのか、それとも指導主事が自分の出世以外に関心がなかったのか、ともかく具体的な動きはなく実現しなかった。

そんな話を職員室でしたところ、「では今日からでも早速撮りましょうか」と話がトントン拍子で進み、「戦後日本経済のあゆみ」の2時間分の授業をビデオ収録していただいた。思ってもみない展開だったが、うれしかった。たとえ1年分の授業全部ではなくても、こうし記録をアーカイブとして残しておけば、いずれ何らかの役に立つ。

教員生活も今年で最後と決めている。まあ、今回で最後と言いながらこれまで何回か現役復帰して「今回詐欺」みたいなことをしているが、今回こそ本当に最後である。その意味ではいい置き土産になったのかもしれない。いや、ひょっとすると恥かき仕事を残したのかも・・・

忙しい中ビデオ撮りしていただいたN先生に心から感謝したい。

 


暴飲暴食

2024年07月21日 | 日常の風景

暴飲暴食と言っても食事の話ではない。囲碁の話である。もっと強くなりたいという思いから、これまでにたくさんの棋書を読んできた。また、気に入った棋譜は「定石」「詰碁」「手筋」などと分類してファイルにしてきた。おかげで七段の免状を手にすることができた。

 
しかし、いくら勉強しても県代表クラスには全く歯が立たない。プロに3子置いてもなかなか勝てない。どうしてか。
一つ思い当たる節がある。それが
 
「暴飲暴食」である。
 
本はたくさん読めばいいというものではない。きちんと消化したものだけが自分の力となる。そのことを初めて理解したのは18歳のときだった。高校生のときはあれもこれもやたらと参考書を買い集めて勉強した。いや正確に言えば勉強した「つもり」になっていた。しかし、あれもこれも手を出しすぎて全部「下痢」をして全く身についていなかった。
 
浪人をして基礎からやり直した。難しすぎると思った問題は潔くあきらめ、少しやさしめの一冊のテキストを繰り返し繰り返しやった。覚えたことを真っ白の紙に書き出して頭に完全に定着するまで繰り返した。おかげで3か月で偏差値が60台へと一気に20ほど伸びた。
 
下痢をして体調が悪い時は「滋養のあるものをちょっとだけ食べる」。それが力を伸ばすコツである。その一番大切なことを忘れていた。次から次へと囲碁の本を買いまくり、授業料をいっぱい払ってプロの先生の指導碁も受けた。棋譜も取った。しかし、身についていない。教材が多すぎて復習に手が回らなくなっていた。
 
やっても忘れてしまえばやらなかったと同じ。実力は復習によって身につく。わかることとできることは違う。生徒にはいつも言っているのだが、こと囲碁に関しては全く実行できていなかった。この際「暴飲暴食」をやめ、思いっきりファイルを精選して滋養の高い棋譜だけを残し、徹底して復習をやろうと思う。
 
過去につくったファイルを眺めているとその一つ一つが宝の山である。でも、みんな忘れているから「宝の持ち腐れ」。改めて復習の大切さを思う。
 
 
先日「麗しきムードピアノの世界」というCDを購入した。これをBGMとして聞きながら、過去につくった囲碁ファイルの再整理をする。優雅なひと時をすごす。
 
 
 
 
 
 

output があるからinput がある

2024年07月14日 | 日常の風景
囲碁教室で教えるようになって、どうすれば基礎から体系的に理解してもらえるだろうと考えるようになった。おかげでずいぶん勉強させてもらった。
 
だいぶ教材が形になってきた。授業料を払わなくてはいけないのは私の方かもしれない。今まで自分の得意戦法なんて考えたこともなかったけど、そんなものがあったら打つのが楽しくなるんじゃないかと思って整理し始めた。
 
 
 
 

教材作り

2024年07月12日 | 日常の風景

毎週木曜日、囲碁を覚えたい人のための囲碁教室を担当している。先週、まだ囲碁を始めて3か月だという60代の男性が教室にこられた。

囲碁は奥が深い。死活、構想、定石など様々な要素が絡み合う。初心者の方にどういうふうに教えれば囲碁に興味を持ってもらえるか。どういうふうに教えれば効果的に強くなってもらえるか。大切なことは「もっと勉強したい」と思わせることである。教えすぎはいけない。

昨日は1時半から4時半までマンツーマンでみっちりレッスンさせていただいた。規定の3時半を越えて、ついつい熱が入ってしまった。

来週はどんなことを教えようか?

再来週は?

教材作りがどんどん進む。

今まで自分が強くなることばかりを考えていたが、人に教えてみて改めて自分の勉強にもなることに気が付いた。今日も教材をいっぱい作った。アウトプットという機会ががあるからインプットができることを実感する。有難いことである

「私に9子で勝てたら3級、6子で勝てたら初段です。初段を目指して頑張りましょう」と声を掛けたら、「目標ができました」とうれしそうに帰って行かれた。自分が強くなることには限界を感じるが、いい囲碁教師ならなれそうな気がする。


大阪碁キャンプ2024開催

2024年07月08日 | 日常の風景

海外から多くの囲碁ファンが集う「大阪碁キャンプ」が7月1日から17日間にわたって大阪で開催された。この催しは2013年から始まり、コロナ禍で一時中断されたものの、今回で9回目を数える。

大阪碁キャンプの最大の特徴は、アメリカなど欧米の参加者が非常に多いという点にある。今年は中国、台湾、香港、アメリカ、カナダ、イギリス、ベルギー、セルビア、オーストラリア、オーストリア、ロシアなどから約60名(プレーヤーは33名)が参加した。そのうちアメリカからの参加者は13名であった。

(会場となった南千里クリスタルホテル)


日本では囲碁人口がかつての1千万人から、現在では150万人程度に減ってしまったといわれている。しかし、このキャンプに参加してみて、世界の囲碁人口はむしろ増えているのではないかという印象を強く持った。一説によると囲碁人口は80カ国4000万人だという。とくに、今回小さな子どもたちの参加があったことは囲碁の将来に明るいものを感じさせてくれた。

(アメリカから参加したMiyaちゃん(左11歳)とKaiyaちゃん(右8歳)姉妹

オーストリアから参加したHu Cherryちゃん(手前)とその奥に小さく写るHu Lillyちゃんの双子姉妹。

モスクワから参加したDiana Sadykavaさん(左)。モスクワでの棋力は4級というが、日本基準でいうと初段レベルの実力か。段級位の国際比較はなかなか難しい。写真右は内田勝仁君(雲雀丘高校2年生)。学校では囲碁部に属し7段で打つ。中学生のときに「第25回ボンド杯全国大会」で準優勝を果たした実力者。ディアナさんに6子局で胸を貸す。

アメリカ(ヒューストン)から参加したGary Smithさん。もとNASAに勤務されていた。

オーストラリアから参加したTerrill Luiさん(写真左)。3年前に香港から移住した。オーストラリアではインストラクターとして子どもたちに囲碁を教えている。今大会の登録は3段であるが、日本の基準でいえば7段クラス。

立派なひげを蓄えたAndrew Hallさん。アメリカ(ボストン)からの参加。登録は2段だが、日本の基準でいえば6段クラス。私も負かされてしまった。

 

囲碁は国境を越えた言葉であり最強のコミュニケーション・ツールである。そんなことを感じさせてくれた1日だった。一行はこのあともリーグ戦や日本人との交流戦をおこない、7月18日に帰国する。

大阪碁キャンプの詳細は月間「碁楽室」8月号に掲載予定です。


囲碁教室

2024年07月05日 | 日常の風景
毎週木曜日は囲碁インストラクターを務める。昨日初めてお会いする60代の方が来られた。囲碁を始めて3か月だという。本を読んで独学されているようだが、まだ死活の基本もよくわからない様子。死活の基礎を丁寧に説明させていただいた。
 
楽しかったのか来週も来るという。それに合わせて教材を準備してみた。まだ30級くらいだというが、熱心だからすぐにも一桁級になるに違いない。