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南英世の 「くろねこ日記」

徒然なるままに、思いついたことを投稿します。

モチベーション

2019年01月31日 | 日常の風景
インフルエンザで休んでから、どういうわけかすべてのモチベーションが下がってしまった。
困った困った。

カラオケボックスはインフルエンザの温床のような気がしていく気がしない。
小説を読んで、囲碁の本を読んでかろうじて生きている(笑)。

無為自然
そのうちまた元気が出てくるだろう。
授業を生徒が楽しんでくれていることが唯一の救いか。

インフルエンザ

2019年01月19日 | 日常の風景
ついにかかってしまった。
最近20年ほどはかかったことがなかったのに。
今回のインフルエンザ(A型)は、あまり熱が出ないらしい。私も最高7度4分までだった。
職場でも何人かの教員がインフルエンザで休んでいるという。
イナビルという吸引型の特効薬と、抗生物質などを処方してもらい、2日間じっと寝ていた。

授業に穴をあけてしまったが、その分は同僚がカバーしてくれた。
もうほとんど全快に近いが、出勤は来週からだ。
うまい具合に土・日が来てくれた。

今日・明日はセンター試験。
みんな頑張れ。

成人式

2019年01月14日 | 日常の風景

成人年齢が18歳になったら、成人式をいつにするかが話題になっている。今のところ20歳を支持する人が多いが、私はやはり18歳にすべきだと思う。1月が難しければ、大学入試が終わった3月末にやればよい。やはり、大人になることへの「けじめ」と「自覚」を持たせるセレモニーは、その時にやるのがふさわしい。

ついでに、酒もたばこも18歳にしてはどうか。大学に入ったら「コンパ」で酒を飲むのは昔から当たり前だった。高校を卒業して社会人になって、酒席をウーロン茶で済ますことなど考えられない。

授業

2019年01月12日 | 日常の風景
 授業内容が毎年進化するのは当然のことであるが、今年は特に生徒の反応がいい。
理由は、非常勤なのでほかの公務に煩わされることなく授業に専念できること、建前の裏にある政治の本音を語るようにしていること、などによるのかもしれない。

スキー合宿に行って生徒との距離が縮まり、年明けから授業のノリがさらによくなった。授業ノートも一部書き換え、さらにパワーアップした。去年の4月、「日本一の授業をしてあげる」と大ぼらを吹いたが、少しでも近づけるように残りも頑張ろう。

今日は、先日娘が教えてくれたジョークを交えて授業をしたところ、バカ受けし大いに盛り上がった。教室では笑いも大切だ。
授業はいよいよ大詰め。「日本の政党政治」という一番生臭い話に差し掛かる。政治はきれいごとだけではないことも生徒に伝えたい。日本を少しでも良くするために。


強烈な広告

2019年01月07日 | 日常の風景

けさ朝日新聞を見て眼に飛び込んできたのが上の広告である。
新聞の見開き2ページを使った大胆な構図。
掲載した写真と文章のマッチング。
時代をとらえたタイムリーな内容。
思わずうなってしまった。
何の宣伝だろうと思ったら、右下に小さく「宝島社」とあった。
なかなかやりますね。

蛇足ながら付け加えておくと、写真の水鳥が油まみれになったのは、1991年の湾岸戦争の際にサダム・フセイン(イラク大統領)がわざと油田の油を海に放出したことが原因であるとされ、世界中にそのことをが繰り返し報道された。そのため、多くの人々はフセインは環境破壊者だと思った。しかし、その後の検証で、原油が海に流れ出た本当の原因は米軍の爆撃によるものではないかと言われている。

ちなみに読売新聞、日刊ゲンダイに掲載された広告は次のようなものだった。これもセンスがいい。

政界再編か

2019年01月07日 | 日常の風景
2019年1月4日、立憲民主党の枝野代表、福山幹事長、蓮舫氏らお歴々がこぞって伊勢神宮に参拝したというニュースが一部の報道機関から小さい記事として流れた。
https://special.sankei.com/f/politics/article/20190105/0004.html?fbclid=IwAR2Xhf0k32kAKBcYABnNJrwLqyngjv5hdSrmreqmarnhY2OXBu1T4C5XOcw

2017年の選挙で立憲民主党に投票した人たちにとって、この報道はショックだったに違いない。中にはこれを裏切りととらえ、「もう立憲民主党は支持しない」と思った人も少なくないのではないか。いや、もっと言えば、立憲民主党は「死んだ」、枝野は「終わった」とすら思った人もいるかもしれない。
前回、共産党とも選挙協力をした立憲民主党が、よもやかつて天皇の先祖とされた天照大神を祭った伊勢神宮に参拝するなどということは想像を絶することだったと思われる。これをどう解釈するか。以下に書くことはすべて私の妄想だと思ってお読みいただきたい。

確かに、前回の選挙で立憲民主党は多くのリベラル派の支持を得て、54議席を獲得し野党第一党に躍り出た。しかし、その後の政党支持率は低迷し、NHKの最新の世論調査では7.6%にすぎない(2018年12月)。このままではかつての日本社会党と同じように、たとえ一部のコアな支持者がいたとしても永久に政権はとれない。枝野氏がそう考えたとしても不思議ではない。

安倍一強を止めるには、どうしても野党の結集が必要である。では誰と組むか?2018年11月8日の新聞に、小沢一郎、前原誠司、橋下徹の各氏が会合を持ったという記事が載っていた。そこで私はブログで、水面下で新しい動きが始まっているのではないかと書いた(2018年11月10日「安倍一強の秘密を探る」)。



1994年に衆議院に小選挙区制を導入した張本人は小沢一郎氏だといわれている。彼は日本には保守2党による2大政党制が必要だとして、自民党を二つに割って2大政党制を確立しようとしていたとされる。しかし、実際にはなかなかうまくいかなかった。2009年に民主党が一度政権を獲得したが、右から左までの寄せ集め集団であったことから、結局国民の信頼を失い瓦解してしまった。その後民主党はじり貧となり、立憲民主党、国民民主党などに分解してしまった。

一方、2012年に成立した第2次安倍内閣は、アベノミクスによる景気回復に加え、野党の分裂が下支えしたこともあって、長期政権を維持し、憲法改正にまい進することとなった。安倍政権は、もうすでに6年続いている。高い政党支持率もあって、やりたい放題の政治をしているといってよい。

野党が結集するためには、立憲民主党からリベラル色を一掃する必要がある。そうすれば保守系の野党と連携することにも道が開かれる。では、リベラル色を一掃する最も効果的な手段は何か。そう考えると、今回、立憲民主党のお歴々が伊勢神宮を参拝したこともうなづける。ついでに靖国神社にも参拝すればもっとわかりやすくなる。そうしてリベラル色を抜いたうえで、保守政党と連携または新党を立ち上げる。枝野氏はそんな構想を描いているのではないか。

では連携相手は???
ずばり、維新の会と予想する。維新の会の橋下徹氏を党首に仕立て、そこに枝野、小沢、前原、玉木各氏が合流する。そうして自民党に対抗する勢力を作る。橋本氏は『政権奪取論』(朝日選書)のなかで、政治には「政策より政党の組織が大事だ」ということを繰り返し書いている。今回の立憲民主党の伊勢神宮参拝は、政界再編のための地ならしというのが私の見立てであるがどうだろうか。





円はなぜ安全資産とされるのか?

2019年01月06日 | 日常の風景
(東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/223198?page=3


前々から不思議に思っていたことがある。世界経済が混乱すると必ず「相対的に安全資産とされる円」が買われ、円高になるという現象である。その根拠となるのは、日本は世界最大の対外純資産保有国であり、いざとなればその膨大な海外資産が日本に回帰し円が買われるという筋書きである。

確かにデーターで見る限り、日本の海外純資産残高は328兆円(財務省発表 2017年末)と世界最大の債権国である。2位のドイツが急速に拡大させているが、ドイツはユーロを使用しておりリスクヘッジの対象とはなりにくい。また、中国の元も政治的な理由からリスクヘッジの対象には向いていない。結局、結局27年間世界一の債権大国を維持してきた円が「安全資産」として買われることになるのだという。

しかし、世界経済がリスクにさらされたとき、本当に日本の海外純資産が日本に回帰するのだろうか? 日本の保有する海外純資産とは、具体的には「証券投資」と「直接投資」である。証券投資はすぐに売却して日本に回帰する可能性はある。しかし、いまや海外純資産の半分以上は工場建設などの直接投資であり、簡単に売却して日本に回帰するとは考えにくい。ましてや、1000兆円以上の国債残高を抱えている国の通貨が、本当に「安全な資産」なのか、やはり疑問は尽きない。

まあ、「安全資産としての円買い」というシナリオが広まり、世界中のみんながそうした行動をとれば、たとえそれが真実ではなくとも円高は起きる。いま起きている現象はそうしたフィクションをみんなが信じているだけではないかという気がする。

長時間労働を考える

2019年01月05日 | 日常の風景
(データの出所:労働政策研究・研修機構)


 上のデータは1990年以降の年間労働時間を国際比較したものである。これを見ると日本の年間総労働時間は過去26年間に300時間以上も短くなっている。しかし、このデータを見て納得できる人はほとんどいないのではないか。実際には長時間労働はむしろ悪化していると感じる人のほうが多いのではないか。かつて、労働生産性が高まれば「余暇が増え人々の生活は豊かになる」と大学で教えられた。なぜ、そうならないのか。

以前私は「ドイツに学ぶ働き方改革」の中で、日本とドイツの労働時間の差が下記の3点に原因があると指摘した。
1.長時間労働に対する評価の違い
2.有給休暇と病気休暇
3.組織でカバーし合うドイツ

しかし、最近もっと根本的な違いがあるのではないかと思い始めている。結論から言えば、それは「終身雇用」という日本の雇用慣行に原因があるのではないかということだ。

日本では、大学や高校の新卒が一括採用され、その後定年までその会社で勤めあげることが一般化している。途中で退社して別の会社に入ろうとすると、「なぜ辞めたのか」「辛抱の足りないやつだ」「前の会社でどんな悪いことをしたのか」などとマイナスの評価をされてしまう。転職して前の会社より条件のいい会社に入ることはほとんど不可能に近い。だから、どんなにつらいことがあっても辛抱するしかない。

そうした終身雇用制度を後押ししているのが「年功序列型賃金」である。長く勤めれば勤めるほど賃金がエスカレーター式に上昇していく。若い時は安月給でこき使われても、年相応に給料が上がっていくこの制度は労働者にとってもありがたい面もある。子どもが大学生になって親として一番お金がいるときに、自分の年収をだいたい予想できるからだ。しかも、最後まで勤め上げれば退職金があり、うまくいけば再就職先もあっせんしてもらえる。

その結果、会社に対する忠誠心のあかしとして、朝早く出勤し、みんなと社歌を歌い、同僚と飲み、結婚式の仲人は会社の上司に依頼し、社宅に住み、会社主催の運動会や旅行は参加するのが当たり前。長時間労働は人事評価で高く評価されるため、会社に長くいることが常態化し、サービス残業もいとわない。多くの社員は雇用の安定と引き換えに無賃労働というサービス残業に耐えることになる。

下の統計は各国の年間休日数を比較したものである。日本の休日数は決して少ないわけではない。



しかし、日曜出勤は要請されれば断ることは難しい。また有給休暇は、とればほかのだれかに迷惑がかかるため罪悪感を感じてとりにくい雰囲気がある。有給休暇の取得率は、ドイツ、フランスが100%、イギリス96%、アメリカ71%、オーストラリア70%なのに対して、日本は50%に過ぎない(毎日新聞2019年1月4日)。さらに日本では有給休暇は「病気になった時のために残しておく」ことが常識とされ、たとえインフルエンザにかかっても、事務手続き上は「病休」ではなく「有給」扱いになる。そもそも日本には「病気休暇」などという概念は存在しないに等しい。

もし経営者が自社だけ残業をやめようと思っても、ライバル企業が残業を続ければ競争に負けてしまう。そのため結果的にお互いに残業を続けなければならないという「囚人のジレンマ」に陥る。そして残業することが常態化すると、毎月の残業手当が生活費の一部に組み込まれ、残業がないと生活に困る事態も生じる。

日本のサービス産業はレベルが高いことで有名だ。しかし、そのレベルの高さは長時間労働という犠牲の上に成り立っていることを自覚する人は少ない。宅配業者の時間指定を見よ。医師の長時間勤務を見よ。正月も元旦から働いている人がなんと多いことか。ドイツではスーパーやデパートの営業時間は法律で夜は20時までと決まっており、日曜日や祝日は基本的に休みである。

日本はなぜこんな社会になってしまったのだろう。いま、時代は19世紀へ逆戻りしている。2世紀をかけて勝ち取った労働者の権利が次第に失われている。労働者の7割がサービス産業に従事するようになった現在、これまで労働組合が果たしていた賃上げが、労働者一人一人の努力・成果に基づくようになり、そのことがますます長時間労働を加速させている。どこかで歯止めをかけねば…。どうしたらいいのだろう…。

新年のご挨拶

2019年01月01日 | 日常の風景

皆様 あけましておめでとうございます。


とうとう、今年は1通も年賀状を書きませんでした。
もらうのはうれしいのですが、だんだん筆不精になってしまって・・・。
このブログをもって新年のご挨拶に代えさせていただきます。

天王寺高校にお世話になり早5年。
すっかり天高のスタッフの一人になった感じの昨今です。
特に、年末には山岳スキー部の合宿に参加し、これまでのスキー人生のなかでも一番楽しいひと時を持つことができました。
声をかけていただいたK先生や一緒に滑った生徒の皆さんに感謝感謝。

頂いた年賀状にこういうのがありました。

「昔は何にもなかったが何かがあった。
 いまは何でもあるが何かがない。
 夢、希望、情熱、若さ、元気・・・・
 何かを求めて~ 」

半世紀前のフォークソングの一節だそうです。

明日の日本を背負って立つ人たちを創るため、今年も頑張ります。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。


                 2019年 元旦 南 英世