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南英世の 「くろねこ日記」

徒然なるままに、思いついたことを投稿します。

現代中国史

2012年09月24日 | 日常の風景
現在の中国は、経済発展を最優先課題にしている。
その成果はある程度達成され、世界経済における中国のプレゼンスは確実に高まっている。
アヘン戦争でイギリスに敗れた後、中国は近代化に努めた。そして共産主義という回り道をしたものの、170年かかってようやく国家建設の第一段階である経済発展に成功したといえる。

しかし、その結果として表れているのが貧富の差の拡大といった国民の不満である。
経済成長を遂げた中国が次に目指すべき第二段階の政策は貧富の差の是正などの社会政策であろう。
中国の民主化は、そのあとの第三段階の課題といってよい。

中国の政治の在り方は、これまでの「人の支配」から「法治主義」(「法の支配」ではない)へと確実に変わりつつある。
中国での権力者の力を示す言葉として、重要案件の何割を一人で裁断していたかで「○割皇帝」とよぶ呼び方がある。

 第1世代 毛沢東・・・・9割皇帝
 第2世代 小平・・・・7割皇帝
 第3世代 江沢民・・・・5割皇帝
 第4世代 胡錦濤・・・・3割皇帝
 第5世代 習近平・・・・1割皇帝?

今日本では次の総理の座を目指して激しい攻防が繰り広げられている。
しかし、中国の権力闘争のすさまじさは、その比ではない。
現在、中国には大きな派閥が二つある。

 太子党・・・・中国の革命第1・2世代の子弟、
           中国共産党の高級幹部でいわば中国のサラブレッド集団、江沢民、習近平らが中心

         vs

 団派・・・・たたき上げグループ、胡錦濤が属する


第5世代の総書記を決めるに当たっては、水面下でものすごい権力闘争があったらしい。
(このあたりの事情に興味のある人は、以下のサイトを参照)
     (中国インサイドストーリ 暗闘)

最終的に勝ち残ったのは習近平、
彼を支持した江沢民は、かつて強烈な反日教育をした人でもある。
170年間眠っていた獅子が、ようやく目覚めた。
これからの中国の動向が注目される。

反日デモの裏側にあるもの

2012年09月16日 | 日常の風景

                      
尖閣諸島の国有化をきっかけに、中国の反日デモが広がっている。
新聞報道によれば、イオン黄島店では、デモ隊がエレベータやエスカレータを破壊し、24億円あった在庫の大半が略奪または破壊されたという。また、北京では武装警察官が動員されたものの、地方では日系企業などへの破壊行為が黙認されたとも報じられている。

彼らが尖閣諸島の歴史にどれほどの知識を持っているかはわからない。
ただ、彼ら暴徒の背後にあるものは、おおよその察しが付く。
今、中国では貧富の格差が「危険水準」まで拡大している。
民衆が不満のはけ口を求めていたところへ、ちょうど尖閣諸島問題が持ち上がった。
まあ、そういうところなんだろう。

中国当局は、民衆のエネルギーが政府に向けられるのを一番恐れている。
なにしろ、民衆の「乱」は、歴代王朝を倒すほどのエネルギーをもっている。
不満のはけ口が、日本に向かっている間は、中国当局も安心だ。

それにしても中国政府の強気なこと強気なこと。
下記の報道を読むと、国際社会は「力の世界」であり「やくざの世界」であることを改めて感じる。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0914&f=politics_0914_009.shtml

次の日本の総理に石原氏がなるのか、それとも石破氏がなるのか。
いずれにしろ、日本の外交・防衛姿勢が、大きく変わる可能性が高い。
       
             (写真はたまたまインターネット上で見つけたものを掲載)