まえがきが面白かったので、上野愛咲美新人王の詰碁の本を買った。
(まえがき)
詰碁は私の碁のバロメーターなんです。私のような攻める棋風は、読みが衰えるとすぐ弱くなります。そのため、1日最低300問は解くようにしています。だいたい1問5~10秒くらいで解きます。大事な対局の前には、1日1000問解く日を何日か設けます。そうすると1~2週間後くらいにはさえた感じで対局に臨むことができます。どんな詰碁をやったかというより、いろいろなものをたくさん、量をこなすことが大事なのです。詰碁にはいろいろなパターンの筋がありますので、できるだけ多くの筋に当たって体に染みこませておくのが大切です。そうすることで、いい手や筋が見えてきます。
1日300問以上くらいを解くことをキープしていれば、私はまあまあの強さが保てる感じです。詰碁を解く時間、問題数が少ないと調子が悪くなるのです。以前、解く問題数を少なめにしたらめちゃくちゃ弱くなってしまって……。詰碁はひとりでもできるし、仲間とも楽しめるもの。印象に残った問題を碁敵に見せてみるのもいいかもしれません。みなさんも楽しい詰碁ライフを送ってください!