大学院やロースクールを卒業したものの、希望した職業につけない人々が少なくない。中には家に引きこもったり犯罪に走ったりする者もいる。高学歴というプライドや男としてのプライドに加えて、現状を人に知られたくないという理由から、彼らは孤立化している。
コミュニケーションが苦手、事務処理能力が低い、相手にミスがあれば過剰に攻める。こうした特徴を持つ彼らの受け皿となるところは少ない。社会に背を向けるのではなく、SNS やYou Tube、自ら研究所を立ち上げるなど、積極的に自分をアピールし行動を起こす必要があると著者は主張する。