minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

ひとみの場合 第2章

2005年03月10日 | 官能小説「ひとみの場合」
「ディープキスしよう。」
ひとみは目を閉じている。則彦は彼女の頭をかき抱いて、口唇を合わせた。ほとんどむしゃぶりつくような勢いだった。則彦のあまりの激しさに、彼女はたじろいだようだったが、則彦が舌を入れると嫌がりもせず、反対に舌をからめてきた。彼女も興奮してきたのか、乳首が固く勃ってきた。則彦の方はどうかと言えば勃起したペニスが、バスローブの前を割ってひとみの下腹部に直接触れている。則彦は思い切って彼女にそれを握らせることにした。背中に回させた片方の腕をとると、そのまま則彦の下半身に誘導した。則彦の意図を知って、ひとみは一瞬躊躇したようだったが、素直に則彦のペニスを握り締めた。彼女の指が則彦のものの大きさや硬さを確かめるように力を入れたり抜いたりしている。
 「こんなに興奮してしまった。」
 則彦はひとみの耳元で囁いた。
 「すごく大きい。」
 ひとみはうっすらと目を開け、かすれ声で言った。 
則彦は我慢できなくなり、彼女の両脚の間に片足を割り込ませ脚を広げさせると、股間に指を這わせた。
「あうっ。」
彼女はうめき声をあげた。彼女の女唇はびっくりするほど濡れていた。彼女は則彦の指の動きに合わせ、いくらでも愛液を溢れさせた。
「会ったばかりの男に素っ裸にされて、好きなようにおまんこをいじられながら、抱かれるのって、どんな感じだい。」
彼女は、恥ずかしさにものも言えないようだった。しかも、少しマゾの気があるのか、則彦のその言葉に反応し、一段と股間の濡れが激しくなった。彼女の股間に差し入れた則彦の右手は、彼女が漏らした愛液でびっしょりとなり、中指と人差し指は既に彼女の中に根元まで没していた。
 「あああっ・・・。」
 彼女は則彦にしがみつくと、一瞬、腰を前後に振るような仕草をした。
 「こんなことって・・・。わたし、どうしたのかしら。」
 「すごい濡れようだよ。」
 「・・・。言わないで。わたしにも、なにがなんだか、判らないの。」
「さあ、もう一度、キスをしよう。」
再び、則彦はひとみの口唇を奪った。舌でひとみの口唇をこじ開け侵入し、彼女の舌を絡め取り強く吸った。そして、吸い出した彼女の舌を則彦の口の中で存分に蹂躙した。則彦はひとみの中に侵入させている2本の指を出し入れしながら、耳元で囁いた。
「ねえ、君だって、こんなに濡れてるんだ。セックスさせてほしいな。」
「ああン。セックスだけはだめです。」
 彼女は弱々しくかぶりをふりながら、それでも、きっぱりと言った。
 「そんなぁ。黙っていたら、店の人にだって判らないよ。」
 「そうじゃなくて、わたし、それだけはしないって決めているのです。」
 「じゃあ、どうしてこんなに濡れているんだい。君だって、する気になっているのではないかい。」
 「・・・。わたし、きっと自分で考えているよりHなのだと思います。でも、セックスをするのは許してください。お口でさせてもらいますから。」
口でするというひとみの言葉に、則彦は彼女がどんな顔をして彼のペニスを咥えるのか、見てみたくなった。
 「じゃあ、仕方ないね。口で咥えてもらう前に、よく洗ってもらおうか。」
「はい。」
 ひとみは、潤んだ瞳で則彦を見上げた。
 ひとみはバスルームに入ると、シャワーの栓を開け、則彦にシャワーの温度がちょうど良いか尋ねてきた。
「うん。これくらいで良いよ。」
 「それでは、洗いますね。」
彼女は、ボディシャンプーをペニスと睾丸に塗し丁寧に泡立てた。アナルに全く手を触れなかったのは、慣れていない証拠だと思った則彦は、自分が手本を示してやろうと考えた。
 「じゃあ、お礼に君の身体は僕が洗ってあげよう。」
そう言って、則彦はボディシャンプーをたっぷり手にとった。まず、乳房にボディシャンプーを擦りつけた。乳房は彼女の発情具合に比例して硬く張り詰め、乳首がすっかり勃起している。
 「僕のも興奮してこんなに大きくなっているけれど、君のここもすごいね。」
ひとみは、恥ずかしそうに俯いたままだ。彼女の目線の先には則彦のペニスがあり、最初に顔を合わせた時の清純な顔つきとは明らかに異なっていた。
「次は、あそこも洗ってあげるから、足を開いて。」
おずおずと開いた彼女の股間に手を差し込んだ則彦は、一段と濡れを増しているクレバスに驚いた。
 「どうしたんだい。また、濡れ方がひどくなっているよ。」
「判っています。もう、頭の中が変になってるんです。」
則彦は彼女のアンダーヘアを泡でいっぱいにしてから、その泡を股間へ塗りこめていった。
 「あっ。」
彼女は、小さな悲鳴をあげて腰を引いた。彼がアナルにまで指先を伸ばしたからである。
 「後ろは触らないで。」
 「何を言ってるんだい。お互いシックスナインの格好で舐めあうのに、ここをちゃんと洗っておかないとダメじゃないか。」
 「・・・。」
 彼女が黙ってしまったのをよいことに、彼は、前から溢れた愛液でぬるぬるになった人差し指をずぶりとアナルに挿入した。
「ああ・・・。こんなことまで・・・。」
 なすがままになっているひとみが可愛くて、彼は再び彼女の口唇を奪った。ひとみは、今度は最初から舌を絡めてきた。彼は、アナルに挿入した人差し指はそのままにして、親指を前の女唇に挿入した。中指と人差し指の2本の指の侵入を許していた彼女の膣肛は、濡れが増していることもあって、楽々と親指の侵入を許した。則彦は彼女の中で前と後ろの穴を隔てた薄い肉壁を指で摘むようにした。
「思ったよりも、薄いものだね。」
 とたんに、きゅうと前後の穴が同時に締まった。
「あああっ・・・。」
 ひとみは、とうとうよがり声をあげた。彼の手は手首まで彼女から溢れた生暖かい愛液でびしょびしょになった。
 「あまり、ひどいこと、しないで・・・。」
ひとみは無意識のうちに、ゆっくりと円を描くように下半身を動かし始めた。二人の肉体が触れ合って、扇情的なボディラインがいやでも彼の劣情を高ぶらせる。ひとみのアンダーヘアに泡立ったボディシャンプーが則彦の下半身に擦り付けられる。硬くしこった彼女の乳首が彼の胸板や腹部を心地よく刺激する。則彦のペニスは、ずっとひとみが手から離さず、愛撫を続けているから、もう爆発寸前であった。ひとみの中に入れたかった。則彦は切実にそう思った。
 「もう、ベッドに行こう。」
彼女も辛抱できなくなっていたのか、即座に頷いた。シャワーをお互いにかけあい、体中についたシャンプーの泡を洗い流した。
 彼は身体を拭くのも早々に、ベッドの中に潜り込んだ。冷房が良く効いていて、寒いくらいだったからである。でも、このくらいのほうが、二人でベッドに入る時は丁度良いのだ。
 「あのう。パンストを穿くのですか。」
 ひとみがバスタオルを身体に巻いて、ベッド脇に来て言った。
 「ああ、パンスト破りをしたいからね。」
「このまま、直接、穿くのですか。」
 「そうだよ。パンツを穿いた上からだと、普通じゃないか。それじゃあ、破ってもパンツがあるし、つまんないよ。直接、直にパンストを穿くんだよ。」
 「はい・・・。」
 ようやく、彼女もそのいやらしい企みに気がついたようだ。彼女はパンストを穿くところを見られたくないのか、寝室から出て行こうとする。
「こっちに来て。ここで穿くんだよ。」
 「えっ。だって、恥ずかしい。」
 「だめだよ。僕のすぐそばで穿くんだ。」
 「・・・。」
 彼女はしばらく躊躇していたが、あきらめてベッドの端に腰掛けた。        「そっちじゃなくて、ここに来て。」
 彼は、彼の隣をぱんぱんと叩いて言った。
 ひとみは立ち上がって、ベットをぐるっと半周して彼の真横に腰掛けた。
「あっ。」
 ひとみが小さな悲鳴をあげた。彼がひとみの身体を覆っていたバスタオルを剥ぎ取ったのだ。
 「本当にいい身体をしているね。とてもスタイルがいいよ。」
彼女は恨むような表情で彼を睨みながら、くるくるとパンストをたぐると、それを左足から穿き始めた。
「うわぁ。すごくえっちぃ。」
立ち上がって、ちょっとガニマタになりながら、腰までパンストを引き上げた彼女は叫んだ。ノーパン、パンストがえっちに見えるのは、誰でもというわけではない。彼に言わせると女の子次第なのだ。まず、顔が可愛いこと。これは、必須なのである。次に、スタイルがよいこと。これが難しい。つまり、がりがりの細身・・・デリヘルでは、勝手にモデルタイプとよんでいるが・・・、それではダメなのだ。適度に肉がついていないと、男をその気にさせない。特に、太腿はパンスト越しの適度の肉感がその付け根への興奮をいやがうえにも駆り立てるのだから、間違っても鉛筆のように細くてはダメなのだ。もちろん、彼女は彼のそんな欲求に見事に応えていた。彼女のほどよく脂肪ののった太腿はパンストに包まれてさらに美しさを増し、むんとするような淫靡さを発散していた。そして、パンストに張り付いた陰毛は、彼女の清純そのもののような顔立ちからは想像もつかないような卑猥さだった。彼女は両脚を摺り合わせ、もじもじしている。
「よく似合ってるよ。こっちにおいで。」
彼が言うや否や彼女は彼の横に滑り込み、シーツを頭から被った。彼は彼女からシーツを剥ぎ取った。彼女は彼に背を向け、手で顔を覆っていた。彼はそんな彼女の腕を取り、無理やり彼の方を向かせた。
 「ねえ、暗くしても構わない?」
彼女は、彼に照れたように言った。
「だめだよ。だって、暗くしたら・・・。」
彼は彼女の太腿を触りながら、
 「こんなにきれいな脚とか・・・。」
さらに、さりさりとした陰毛の感触をパンスト越しに堪能しながら、
 「こんなにえっちなアンダーヘアが見えなくなってしまうじゃないか。」
と言った。彼女は恥ずかしいのか、脚をくの字に折って股間を少しでも隠そうとしたが、そんなことをしても、オールスルータイプのパンストでは、黒々とした陰毛やその奥に隠された秘裂がすっかり透けて見えてしまうのだ。隠そうとするから、かえって彼に、
「さあ、脚を開いて。あそこがどうなっているか、確かめさせてもらうよ。」
と言われてしまった。彼女は観念したのか、おずおずと脚を開いた。
 「だめだよ。そんなんじゃあ。」
則彦はほんの十センチほど開いたひとみの両脚を持って、ほとんど水平に近いくらいにまで開かせた。そのため、パンストの股間部に当る底布は限界まで薄く引き伸ばされ、発情して女芯を覗かせた大陰唇が押し花のようにべったりと張り付いた状態になった。
 則彦がひとみの股間に手を触れると、彼女の全身がびくっと震えた。先程からの濡れは一層、その度合いを増してひとみのその部分は、失禁したかのようにびしょびしょに濡れていた。
「この濡れようはすごいよ。お漏らししたみたいだ。」
則彦はひとみの羞恥心を煽るかのように、彼女の顔を覗き込んで言った。
「判ってます。恥ずかしいくらい濡れてしまってるでしょう。」
 ひとみは彼のペニスに両手を伸ばしてきた。
「君も感じてるんだろう?」
「はい。」
「じゃあ、入れさせてくれよ。頼むよ。」
ひとみはそれには答えず、身体を下にずらして彼のペニスを口に咥えた。すっぽりと亀頭部を咥え、舌でその裏側を細かく舐めるように愛撫する。慣れていないのか、少しぎこちないけれど、結構、気持ち良い。前髪が落ちてひとみの可愛い顔が隠れてしまうので、彼は彼女の髪をかき上げてやった。思ったとおり、彼女のような清純なタイプの娘がペニスを咥えるとそれだけでとても興奮する。普通だったら、それだけで行ってしまうかもしれない。しかし、不幸なことに今晩は、則彦にとっては月1回訪れる特別な日だったのだ。彼の一物は入れるべき場所を求めて、天を衝いて勃起していて、それを鎮めるのは、どうしても彼女の下の唇でなければならない。彼にとって今の状態は、蛇の生殺しの状態なのである。彼は最後のお願いをすることにした。それでだめなら3万円も使ったというのに、今日は射精なしということになる。彼は上半身を起こした。眼下に彼のものを咥えている彼女が見える。
 「ひとみちゃん、とても感じるよ。でも、このままじゃあ、終われそうもないんだ。」
 ひとみが彼の顔を見上げた。ペニスの先端を舌の先でちろちろと舐めている。
 「どうしても、君の中に入れたいんだ。」
彼女はひどく悲しそうな顔をした。
 「ごめんね。それはしないって決めてるんです。」
「どうしても、ダメ?」
「どうしても、だめ・・・。」
彼はそれできっぱり、射精することは諦めた。それなら、ほかのことで彼女と楽しもうと彼は考えた。
 「判ったよ。じゃあ、こっちに来て。」
 そう言って、彼は彼女を同じ高さまで引き上げ、腕枕をした。彼女の甘い髪の香りが彼の鼻をくすぐる。
 「キスをして。」
 彼は彼女に命じた。
 「キス?」
 「ああ。恋人とするようなエッチなキスをしてくれ。それと、僕のペニスを握るんだ。」
そう言いながら、彼は彼女の下半身を割って、彼の片足を入り込ませ、太腿をぴったりと彼女の股間に押し付けた。パンストに染み込んだ彼女の愛液がジュウと搾り出されて彼の太腿を濡らした。
 「ああん。感じる。」
「感じるかい?」
「はい。わたしだけ感じてしまって、すみません。」
「いや。僕だって、終わることができないだけで感じていないわけじゃないのさ。」
彼はパンストに包まれた彼女の下半身に身体を擦りつけ、滑らかな感触を味わうとともに、張りのある乳房を鷲掴みにして揉んでいた。彼女もぎこちない動きではあるが、彼のペニスを手で包むようにして愛撫している。
彼女のキスは積極的だった。舌を絡め、そのまま彼の口の中に入れてくる。彼もお返しに、彼女の舌を吸い上げる。彼は彼女の股間にぴったりと密着させた彼の太腿に神経を集中し、押し上げたり、引いたりを繰り返して、彼女のクリトリスや大陰唇に刺激を与え続ける。彼の太腿の動きに合わせて、彼女も腰を動かし始めた。濡れそぼった彼女の股間からは、いつしか「くちゅくちゅ」という淫靡な音が聴こえるようになった。彼女は断続的に軽いアクメを迎えているようだ。その証拠に時折、「あふン、あふン。」と甘い喘ぎ声を洩らしている。しかし、遂に彼はその夜は、射精することはなかった。
 則彦にとってひとみとの最初の出会いの、そして、セックスができなかったという意味で不本意な夜は、こうして終わった。
                                          続く

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
続きがありました (ラリホー桃咲)
2005-05-18 10:26:35
ってぃぅヵ 下に小説の続きがありました(汗’)すみません!



今日ゎ、ゆっくり読んでから帰ります!



でわでわ
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