minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

入院録(始まり)

2013年12月18日 | 入院録

怪我をして、救急車で病院に緊急搬送され、
意識が戻った時、最初に感じたのは、全身の筋肉の猛烈な痛みだった。
遠くで担当医の声がする。
「大丈夫ですか?
 足は動きますか?
 手は動きますか?
 私の言っていることは判りますか?」
私は身体を動かそうとしたが、ぴくりとも動かない。

「首の骨が折れて、脊椎を損傷してますね。
 ・・・・
 首から下が完全麻痺と
 ・・・
 うーむ、一生起きられないかもしれない
 ・・・
 ・・・
 ・・・」

担当医とナースとだれかが話しているのが聞こえる。
最後のほうは、何を言っているのか、聞き取れない。
私は呻き声をあげるだけだった。

そして、再び深い闇の中に沈んだ。


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