minaの官能世界

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蒼い星の伝説 第7章

2005年03月21日 | 官能小説「蒼い星の伝説」
 彼女は、足元まで覆う白いローブを羽織っていた。イシス星の女性が身体を隠すのは珍しいことだ。歩を進める度にローブの前が割れて、一瞬、股下まで白い脚が覗く。思わず奮いつきたくなるような脚は、むっとするような色気を発散していた。膝より上は見えそうで見えない。いつも見えているものが見えないとなると、どうしても見たくなるのは、当然の心理である。梢は、そんなケンの心のうちを見透かしたか焦らす様に、殊更、ゆっくりと歩いた。
梢はケンのディスクの前で立ち止り、ゆっくりとローブを脱ぎ捨てた。一瞬、ケンは、梢が全裸なのだと思った。それほど、彼女が身に着けているボディスーツは素肌と一体と化し、透明に近かった。彼女の身体は、ぬめるような光沢を放ち、彼女の息遣いにあわせて、淫らに蠢いているように見えた。形のよいお椀を伏せたような瑞々しい乳房は、ケンの目を釘付けにした。桃をイメージさせる充分に張り出た白い尻は、やや幼さの残る顔立ちにはそぐわないほどの成熟した女のフェロモンを発しており、股間の黒い陰毛と鮮烈なコントラストとなっていた。梢は、最初からそれを狙っていたに違いなかった。ケンの股間のものは天を衝き、びくびくと脈打っていた。ケンは、濡れ光っている彼女の股間から目を離せないでいた。
 「そんなに見詰められると、恥ずかしいですわ。」
梢は、太股を擦り合せて言った。そのとたん、じゅっと愛液が割れ目から溢れ出たような錯覚にとらわれた。
「ご存知かとは思いますが、私は、1か月間の特命を受けて、ケン局長の専任セックス秘書として着任しました。」
「専任セックス秘書だって・・・」
「そうです。セックス技術、性エネルギー能力、妊娠能力などの厳しいセックス選抜テストに合格し、本人の意欲や適正を加味して、最初のセックス秘書に選ばれました。」
「一体、何の目的でそんなことを・・・」
「もちろん、イシス星、唯一人のSSクラスの血を絶やさないためです。私が妊娠できなくても、その名簿にリストアップされているとおり、途切れることなく、セックス秘書が送り込まれてきますわ。」
「そんな・・・」
「全員、イシス星の最高学府であるイシスアカデミーを卒業した才色兼備の才媛ばかりですよ。そして、全員、例外なく、ケン局長の好みの顔立ちとスタイルだと思います」
「どうしてそんなことが言えるのだ。」
「簡単なことです。そういうように選ばれたからです。局長の好みは、局長の奥様方を拝見すれば判りますわ。私も気に入っていただけると思うのですけれど・・・。」
 「すごい自信だな。」
いつの間にか梢は、ケンの真横に来ていた。その位置からだと、ケンの股間のものがどうなっているかを隠しようがなかった。
「ふふっ。」
梢は、いきり立っているケンのものを手で包んだ。そして、もう一方の手でケンの手を彼女の股間へ導いた。
「だって、局長もこんなになってる・・・。私もこんなにびしょびしょだけど・・・。」
「ううっ。」
柔らかな黒い陰毛がひどく卑猥だった。その下部には、たっぷりと愛液を含んだサーモンピンクの陰唇が、べったりと薄いパンストの股間部に張り付いていた。熱く淫猥な液体を滴らせ、ケンのものが打ち込まれるのを今か今かと待ち受けているようだった。ケンの指先は洪水のような梢の秘裂の状態を捉えていた。
 「ああんっ。いや。」
 ケンが、ピンと張った股間部の生地を爪で引っ掻くと、梢は、発情してすっかり大きくなっているクリトリスの先端を『こりこりっ』と刺激されることになって、思わず身悶えた。
 「ケン局長だけですよ。こんなにセックス秘書の応募が多いのは。前の局長は、全く応募者がいなくて、担当官が困っていましたから。私は、ケン局長のご就任が決まると同時にセックス秘書に応募しました。念願かなって、第一号の秘書になれて、こんなに嬉しいことはありません。」
梢は、ケンの膝の上に向かい合わせに跨ると、首に腕を回した。
「覚悟はよくて?」
梢は少しおどけた様に言うと、腰を合わせてきた。梢の全身を覆っているセックススーツは、イシス星の最新技術を駆使した薄い生地素材でできていて、脱いだり、破ったりしなくても、結合部が貫通するのだ。もちろん、結合を解けば、もとどおり復元して、肌を覆う。勃起したケンのものは、十分に濡れそぼったヴァギナにずぶずぶと沈んでいった。彼女が局長専用のラグジュアリーチェアの肘掛部分に仕組まれたボタンを手馴れた様子で操作すると、梢の背中を支えるように、座席の下部から背もたれがせり出してきた。同時に跳ね上げた彼女の両足をのせるフットレストまで肘掛の後部に出現した。まるで、ケンの身体は、梢の身体でラグジュアリーチェアに繋ぎとめられたようだった。梢は、身体を背もたれに預け、両脚をケンの背中のフットレストに突っ張った。そうすることで、梢の腰は自由自在に動いた。
「私が動きますから、局長は何もしなくていいです。このまま、私の中に入れていてください。何度、射精しても、大丈夫です。そのたびに、私が動いて硬くしてあげますわ。」
ケンは、梢のペースにすっかり嵌まっていた。挿入したと同時に、梢のセックスはケンのものにまとわりつき、根元から先端へと絞り出すように締め付けてくる。潤沢な熱い愛液は、柔襞の伸縮とともに梢の狭小なヴァギナから溢れ出て、ケンの下半身をしとどに濡らした。
「一度、射精して楽になってくださいね。」
 梢は、ケンにそう囁き、再び、ラグジュアリーチェアを操作すると、ウィーンと低い電動音がして、座席部分がローリングを始めた。これはたまらなかった。ゆっくりと腰がグラインドするにつれ、ケンのものは、梢の子宮口までずぶずぶと突き進む。深く挿入され、撹拌された梢は、あられもない声をあげた。
「あぁぁっ。いいわっ。」
動きにあわせ、ぐちゅぐちゅと淫肉のこねまわされる音がする。梢は、懸命に食い絞めようとするが、ケンの大きく硬いもので無理やり押し広げられる。梢には、それがさらに深い快感をなった。梢の内部は熱く滾り、ケンが突き上げる度に、ペニスの根元、棹の部分、亀頭部と3段階に締め付けるのだ。
射精寸前となり、ケンのものが一段と膨張した。それと感知した梢は、ケンの首に回した腕で彼の身体をさらに引き寄せ、口唇にむしゃぶりついてきた。口一杯に梢の舌が進入して、ケンの口の中を嘗め回した。それが引き金となり、ケンは一気に放出を始めた。
「いいのっ。わたしも、いくわっ。」
梢のものは、まるで別の生物のように蠢き、どくどくと放出されるケンの精液を喜々として、貪欲に受け入れていく。
 ケンが、すっかり放出し終えるまで、梢はケンの口唇を離さなかった。舌を絡め、強く吸った。
 「ううむ・・・。」
 息が苦しくなって、ケンは、梢の唇を離そうとしたが、梢は一層、むしゃぶりついてきた。最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように、ぎゅうっと梢の膣肛が締まった。ぶるぶると震えがくるほどの快感だった。ようやく、ケンの唇を離した梢は、舌でケンの唇を舐めまわした。さらに、ケンの鼻の頭をぺろぺろと舐めた。
「鼻が大きい男性は、あそこも大きいってききましたわ・・・。」
「どこでそんなことを訊いた。」
「局長と同じです。」
「えっ・・・」
「地球。地球ですよ。」
「地球?」
「ふふふっ・・・」
もう、座席部分のローリングは止まっていた。梢の内部だけが、軟体動物のようにケンのものに絡みつき淫靡に蠢いていた。
 「射精して楽になったところで、局長としてのお仕事をしていただきましょう。」
 「こんな格好でかい?」
 「もちろんですわ。歴代の局長の方々もみんなこうして執務してきたのです。」
 梢は、背もたれを1段階倒し、操作パネルを二人の間に引き出した。操作パネルは、ケンと梢の両方から操作できるようになっていて、二人の結合部分は視界から隠れた。さらに、透明スクリーンが二人の前に出現した。 
「さすがですね。SSクラスともなると、一回のセックスエネルギーでも、この端末を動かすことくらいは簡単にできるのですね。」
梢はパネルを操作し、次々と画面に様々なデータを映し出した。
 「どういうことだ。」
 梢は腰を揺らして、挿入されているケンのペニスの硬度を確かめ、いたずらっぽく微笑んだ。
「今のセックスで私に蓄えられたエネルギーでこれは動いているのです。この局長専用の椅子は、最新のエネルギー吸収装置も装備していて、女性の性器に端子を挿入しなくても、パートナーのペニスが挿入されていれば、エネルギーを測定、吸収できるのです。もっとも、多少のロスはありますが・・・。」
「ううむ。」
ケンは頷くばかりだった。
 「さきほどのセックスによるエネルギー量は、1億エクスと測定されました。やはりね・・・。思ったとおりだわ。」
「おいおい。一人で合点しないでくれよ。僕にも判るように教えてくれ。」
「そうですね。何からお話しましょうか。どうして、私があなたの秘書になりたかったか。どうしてだと思います?」
「判らないな。」
梢は話しながらも、ヴァギナを締めたり、緩めたりしている。いつの間にか、ケンのものは充分な硬度を取り戻していた。
「ふふふっ。また、大きくなりましたよ。でも、射精はもう少し後にしましょうね。」
「たまらないね。こんなことを歴代の局長は本当にしていたのか。」
「もちろんですわ。セックスはイシス星人の義務ですよ。特に、SSクラスのケン局長は、人一倍どころか、2倍も3倍も頑張ってもらわないと。」
「僕は、普段ならこんな状況では、君とセックスはしなかったと思うのだ。不思議に抵抗なく、こうなってしまった。」
「私は、絶対の自信がありました。でも、確かに、私以外の女性なら、局長は拒絶していたかも知れませんね。局長が初登庁する日に、私の受胎期が、丁度、重なったことにも運命的なものを感じますわ。そうでなければ、最初の秘書は別の女性がなっていたかも知れませんから。」
「どうして、僕が君を拒まないことにそんなに自信があったんだね。」
「局長の好みは、特徴的なんです。地球的という意味で・・・。」
「地球的?」
「局長は、地球生まれの地球育ちですよね。実は、私もそうなんです。それどころか、イリヤさんも美奈さんもそうだと言ったら、驚かれますか。」
「そんなことは、今、初めて知ったよ。本当なのかい。」
梢は、ケンの知らないことを自分が知っていて、それを教えることができるということが嬉しくてたまらないようだった。

(続く)

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