去年の夏、事故で首骨折、頚髄損傷で深刻な後遺症が残った。
全身の麻痺と痛みだ。
頚髄損傷による痛みというのは、激しいスポーツ後の筋肉痛が常時あると思っていただいたら判り易い。
激しいスポーツ後とは、私の場合、筋肉痛がとても強いからだ。
それも全身だから、かなりしんどい。
就寝時は痛みのために寝付けず、睡眠導入剤が手放せなくなってしまった。
眠っている間も、痛みにうなされているらしい。
朝は、全身の痛みで目覚める。
いつもエジプトのミイラのように、胸の上で両手を組み、お行儀よく寝ている。
実際は、痛くて動けないのだ。
このミイラの姿勢が一番痛みが少ないらしく、どういう格好で眠りについても、
目覚めると、この格好になっている。
そして、私のリハビリは、目覚めとともに始まる。
胸の上に組んだ両手を、身体に沿って伸ばすのだ。
これが痛い。
ついでに、指を曲げたり、伸ばしたり・・・。
腕を片方ずつ、上がるところまで上げてみる・・・。
このへんになると、涙目だ。
・・・うるうる・・・。
でも、こうして動かさないと、動かなくなってしまう。
トイレが一人で行けない事態になることだけは、絶対に避けたい。
だから、痛くても頑張るしかない。
週に1回は、病院で、専門の療養士さんにリハビリしてもらうのだけれど、
それ以外の日は、自分で身体を動かして、
身体が固まらないようにしないとね・・・。
リハビリ=痛み=涙
病院で一緒にリハビリしていた方を拝見していると、
どちらかと言えば、気持ち良さそうにしているだけれど、
私の場合は、涙、涙、涙、、、
ハンカチが手放せません。
私の担当の療養士さんは、若くてハンサムな方なんだけれど、
私は、彼のことを3Sと呼んでいる。
わたしがどんなに痛がっても、容赦してくれないからだ。
つまり、Super・Sadistic・Specialist
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