ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

私が仏語に苦しむわけ

2008年03月27日 17時07分19秒 | フランス語
4月からフランス語の学校を変わることにしました。
先日、集中講義を受けに行っていたところに移り、
更に気合を入れてがんばってみようかと。

そもそもフランス語と格闘する羽目になったのは
仕事上の必要に迫られてでした。
人道支援関係の仕事をしているため
アフリカ等、フランス語圏の文書がどうしても多くて。

学生時代の第二外国語はドイツ語だったので
まったくゼロからのスタートでしたが
そんなことでもないと
きっと、今更新しい語学を始めようとは思わないから
殊勝にも(?)とてもいいチャンスと思って始めたのでした。

数年もやれば何とかなる、と楽観的に始めたものの、
これが悲しいくらいに、ままならない。
この年になると、覚えが悪くもなってるし、
英語と違って、活用や性・数の変化が
奇怪なまでに複雑で・・・
もどかしいの、なんのって。

そして社会人に共通する、「時間がない」問題。
なんで時間がたっぷりあって、
定額で授業取り放題だった学生時代に
もっとやっておかなかったのかしら。
時間もチャンスも貴重になった今となっては
何てもったいないことをしたのかと悔やまれる。

でも、そんな状況でも、
亀のような進歩しか出来なくても
やってよかったと思うことが、
やはりたくさんあります。

言語を学ぶと、おのずとその国や文化に興味が広がるし、
その言語文化ならではの考え方や、物の見方なんていうのも
英語文化とは随分違うことも多くて、面白い。
日本人の当たり前は、必ずしもフランス人の当たり前ではないし、
アメリカ人の当たり前もまた、
必ずしもフランス人の当たり前ではなかったりする。
それって、当たり前に聞こえるかもしれないけれど
いざ出くわすと、小さな驚きや発見や面白いことがてんこ盛り。

そして、そういうことのひとつひとつを通じて
自分の中でも、新たな視点が加わるというか、
考え方や物の見方が、少しずつ柔軟になっていく気がする。
やがてそれが、わたしの大切な財産になっていくといいのだけれど。

自分の境界を押し広げるにも
考え方、心のあり方を柔らかにするのにも、
苦痛と同じくらい、喜びを伴うということかしら。

まだまだ遠い道のりですが、
そう思って、一歩一歩進んでみよう。

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1 コメント

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Unknown (ふるひろ)
2008-03-31 11:15:40
ご無沙汰しております。K社以来ずっとお世話になりっぱなしの、例のがさつな後輩です。ブログ開設おめでとうございます!さすがは花うさぎさん、写真がふんだんで、文化の香り漂う、素敵なブログですね。

他の言語を、大人になってから学ぶのって、本当にしんどいことですね。あまりにも高くて頂上が見えない山と対峙しているかのようです。誰かが後ろからせっついてくれるか、もしくは歩きながら何か素敵な風景が見えているか、そんな理由でもないと進み続けることは難しいですね。教えている身だと、ついそんなことも忘れてしまいそうになります。私も今年は、ちゃんと別の言語に挑戦してみたほうがいいかも・・と思っています。またご報告しますね~。
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