ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

神話の大切さ

2019年05月19日 22時59分00秒 | 生活
先日書いた「魂にメスはいらない」では
死生観についても述べられていて
それがとっても考えさせられたので
今日はそれをご紹介します。
ユングは、生と死について
こんなことを言っていたのだとか。



「われわれの現世をより豊かに
完結した形にしようとするならば
死後の生命についての
物語であれ、神話であれ、
持たないことにはあり得ない。」
生物的な死が全てととらえるなら
生も死も、あまりに即物的で
深みのないものになってしまう、と。

父の死というものを体験したからか
これは心に深く響くものがありました。
わたしにも勝手な「神話」があって
それに支えられ、そのおかげで
ありふれた日々がよりいっそう愛おしく、
かけがえのないものになっているから。
それが例え「神話」にすぎなくても。
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