ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

たとえテロがあっても

2015年11月16日 22時23分00秒 | 社会
パリで起こった同時多発テロには
わたしもかなりショック。
Charlie Hebdoの一件以来
不穏なものは感じていたけれど。

私は"Charlie(シャーリー)"ではないし
いくら表現の自由とはいえ
人が大切にしているものを嘲笑するのは、
正直やりすぎだと思っていた。
でもだからといって、テロや
人を殺していい理由には絶対ならない。



まだ事件の全貌もつかめぬ土曜の朝、
フランス人の先生とこの話をしたら
さすがに衝撃を受けてはいたものの
「日本に地震があるように
フランスにはテロがあるのだから
この事件があったからと言って
パリに帰るのをやめようとは思わない」って。

最初は、なんて逞しい、と感心したけど
確かに、こんなテロの前では
運命にゆだねるしかないのかも。
わたしたち日本人が
いつか必ず来る大地震の前に
運命をゆだめて生きているように。

でもね、地震とは分かり合えないけれど
イスラム過激派とは分かり合えるかも。
そこがやっぱり、地震とは違う気がする。
価値観や背景が違う人と分かり合うのは
決して簡単なことではないけれど
それを憎しみにすりかえることだけは
しないでほしいと切に願うのでした。
コメント
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