「椿姫」の夜

楽しみにしていた、毎年恒例の
夏の佐渡オペラを観て来ました。
今年はヴェルディの「椿姫」。
しかも今日が、千秋楽。

可動式のスクリーンを用いた
舞台装置は現代的で幻想的。
これまでテレビで観た「椿姫」は
結核というより成人病が心配な
かっぷくのよいヴィオレッタだったけど
今日の舞台のヴィオレッタは
華奢で、はかなげで椿姫そのもの。
最後の息絶える場面では思わず涙が。

（舞台の余韻とともに味わったディナー）

千秋楽だったからアンコールでは、
出演者だけでなく舞台スタッフも揃い
ものすごい量の金色の紙ふぶき。
スクリーンには花火まで上がって
客席は総立ちで、感動的でした。
千秋楽ならではの雰囲気に酔いしれて
幸福な気分で帰って来ました。