ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

天花粉の匂い?

2010年06月06日 19時13分00秒 | 家族
この週末、高知のお土産を持って実家へ。
初夏のような陽射しの中、実家に着くと
いつものように、玄関はあけっぱなしで
「ただいまー」と言っても、返事はなし。
あれ?と思いつつ上がりこんだけれど、
居間にも台所にも、母の姿はなく。

お寿司を持参したので、広げて支度していると
家の北西の奥のトイレから母が現れて、
わたしが帰ったことは、匂いで分かったという。
天花粉(ベビーパウダー)のような匂いなんだって。
母にあげたわたしの服からも同じ匂いがするって。
帰省する時は、香水とかは殆どつけないし、
天花粉の香りのするようなものはない筈なのに。

誰からも言われたことはないのに、
締め切ったトイレにいても分かるなんて、
いくつになっても、母親というのは、
子どもを見分ける特別な嗅覚でも持っているのかな。

(6月は紫陽花の季節)

父はあまり話してくれなくなってきたけれど
今回は、わたしの聞くことに良く答えてくれて。
ただ「娘、何人いたっけ?」と聞くと、「四人」。
三人姉妹なんだけど、いつの間にか一人増えたみたい。
まあ、いいか。その方がにぎやかで。

そして病院から帰って、庭の草むしりをしていたら
まあ、ドクダミの多いこと、多いこと。
名前に反して、白い可憐な花をつけるけれど
その根は太く、深く、簡単には抜けず、
ものすごい生命力で増えて、庭仕事泣かせ。
どれだけ洗っても、指先から匂いが抜けなくて
あの午後ばかりは、さすがの母にも
私は天花粉ではなく、ドクダミの匂いだったかも。

コメント
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