オリンピックも、すでに5日目。
日本も男子スピードスケート500mでメダルを獲得し、
男子フィギュアースケートもSPで好位置につけ、
ますます目が離せないところ。
でもわたしの胸をうったのは、むしろオリンピックの影の部分。
世界記録保持者で、ワールドカップで7度の優勝経験を持つ、
カナダのウォザースプーンが、不本意な9位に終わり、
試合後目に涙を浮かべ、いつまでも一人たたずむ印象的な姿。
過去2回のオリンピックでも大本命と目されながら
金メダルを手にすることが出来ずに臨んだ、最後のオリンピック。
彼の胸に去来したのは、どんな思いだったことか。
そして、男子フィギュアースケートのSPでは、
3年間の引退のブランクの後、復帰していきなり優勝し、
「3年間頑張ってきた選手たちに勝てて嬉しい」などと
挑発的なコメントをしたプルシェンコが、あっさりと首位。
そのコメントに触発され、更なる努力を重ねてきたジュベールが
あり得ないミスで18位に沈んだ演技の後の、つらく悲しい表情。
NHKの「ミラクルボディー」という番組で
彼がどれほどの努力をしてきたかを観ただけに、
非情な結果に、わたしまで胸が締め付けられる思いがして。
オリンピックに出てくる選手たちは、
たぶん私のような凡人の、1万倍くらいの努力をし、
1万倍くらいの挫折と、苦悩と、プレッシャーを乗り越え、
ここ、バンクーバーに来ているのでしょう。
だから1万倍の喜びの笑顔と、一万倍の非情な涙が交錯する。
それを思うと、国がどうの、メダルがどうの、と
そんなことは、もうどうでもいい気になってきて。
語りつくせぬものを乗り越えて、この場に立っている、
ただそのことに、心からの拍手を贈りたくて。
そして今回、挫折に泣いた選手もいつか
あの日の挫折があって良かったと、思える日が来ますように。
日本も男子スピードスケート500mでメダルを獲得し、
男子フィギュアースケートもSPで好位置につけ、
ますます目が離せないところ。
でもわたしの胸をうったのは、むしろオリンピックの影の部分。
世界記録保持者で、ワールドカップで7度の優勝経験を持つ、
カナダのウォザースプーンが、不本意な9位に終わり、
試合後目に涙を浮かべ、いつまでも一人たたずむ印象的な姿。
過去2回のオリンピックでも大本命と目されながら
金メダルを手にすることが出来ずに臨んだ、最後のオリンピック。
彼の胸に去来したのは、どんな思いだったことか。
(Photo: John Mahoney, Canwest News Service, Vancouver Sun)
そして、男子フィギュアースケートのSPでは、
3年間の引退のブランクの後、復帰していきなり優勝し、
「3年間頑張ってきた選手たちに勝てて嬉しい」などと
挑発的なコメントをしたプルシェンコが、あっさりと首位。
そのコメントに触発され、更なる努力を重ねてきたジュベールが
あり得ないミスで18位に沈んだ演技の後の、つらく悲しい表情。
NHKの「ミラクルボディー」という番組で
彼がどれほどの努力をしてきたかを観ただけに、
非情な結果に、わたしまで胸が締め付けられる思いがして。
オリンピックに出てくる選手たちは、
たぶん私のような凡人の、1万倍くらいの努力をし、
1万倍くらいの挫折と、苦悩と、プレッシャーを乗り越え、
ここ、バンクーバーに来ているのでしょう。
だから1万倍の喜びの笑顔と、一万倍の非情な涙が交錯する。
それを思うと、国がどうの、メダルがどうの、と
そんなことは、もうどうでもいい気になってきて。
語りつくせぬものを乗り越えて、この場に立っている、
ただそのことに、心からの拍手を贈りたくて。
そして今回、挫折に泣いた選手もいつか
あの日の挫折があって良かったと、思える日が来ますように。