2010年FIFAワールドカップが終わった。
10時からNHKで放送された恒例の『総集編』を観て、
終わったんだなと改めて感じる。
優勝はスペイン。
予言ダコのパウル(パオル)君の予想は8試合連続で的中。
確立は2×2×2×2×2×2×2×2の256分の1はお見事。
最優秀選手はウルグアイのディエゴ・フォルラン選手。
男っぽいカッコイイ選手だった。
でもベスト8の試合でガーナのギャン(ジャン)選手が“あの時”に決めていれば!
アフリカの希望の星と総集編で表現していたが神の悪戯を感じる一戦だった。
ワールドカップ関連で今日悲しいニュースが飛び込んできた。
治安が心配された南アフリカ大会は無事終了したが、
決勝戦当日にウガンダの首都カンパラで爆弾テロ事件が発生し、
W杯決勝戦を観ていた市民64人が死亡し70人以上が負傷した。
爆弾が仕掛けられた場所はレストランとラグビー競技場で、
同競技場では大型スクリーンで中継され多くの観衆で賑わった。
世界中がスポーツの感動を味わっている最中に次元の違う思想を持って、
自分達の要求を暴力で持って訴えようとしても受け入れられることはない。
仮に彼等がどんなに抑圧された社会に生きていようが、
テロ組織の正義を正当化することはできないし、
殺人が殺人を呼ぶ前近代的な行動は慎むべきだ。
今日は決勝戦スペインvsオランダ戦を見ようと3時30分に目覚ましをかけた。
しかし私を起こしたのは目覚まし時計ではなく雷の音と激しい雨音。
梅雨前線の活動が活発になり私の住む町も3時間で50~70㍉の降雨。
最大1時間降雨は25㍉程度。
サッカーを見ながら興味があった新しいレーダ・システムMP-Xを確認。
MP-Xとはエックスバンド・マルチ・パラメータ・レーダーの略で、
国土交通省の新システムで使ってみたら予想以上の優れもの。
自宅で確認する雨音と雨雲の位置が一致するレーダーには驚きを覚える。
現在は関東圏、中部圏、近畿圏、北陸の4地点でのみ運用。
当ブログ欄外カテゴリー:東日本&西日本の雨雲レーダーの中に、
リンク先を追加したので興味があれば…。
~そう言えば台風2号が発生している。
つかこうへいさんが亡くなった。
映画『蒲田行進曲』が話題になるが、
ボクにとってのつかさんは舞台『熱海殺人事件』。
・由見あかりさんの『熱海殺人事件:売春捜査官』
・阿部寛さんの『熱海殺人事件:モンテカルロイリュージョン』
・石原良純さんの『熱海殺人事件:サイコパス』
などがBS2で過去に放送され、
特に“売春捜査官”に衝撃を受けた。
阿部寛さんは、
「現在のボクがあるのは“つかこうへいさんのおかげ”」と公言。
一度石川県白山市鶴来に内田有紀さん主演の芝居が来た時に、
友人に誘われたのだけど行けなかった思い出もある。
つかさんの芝居の特徴は大声と汗の量?
全力投球絶叫型の芝居演出に多くの役者さんが新しい自分を見つける。
そんなイメージが彼にある。
選挙が終わった。
予想外と言うほどでもなく石川県ではこんなものかな?
地元に馴染のある候補の大勝で従来の自民党王国の構図に戻った。
報道では民主党の大敗と言うけれど比例区では民主が自民に勝っており、
衆院選の民主主導の流れは継続しているように思う。
菅総理の消費税発言がぶれたと言うけれど消費税は自民が先行。
その自民が大勝したのだから、
消費税論議に国民がNOを示したわけではないと思うし、
選挙の為の増税論議はタブーとの意識を国民、報道機関、政治家と、
避けて通ったのでは何時までたっても前には進めない。
みんなの党の躍進の理由は国の借金体質への不安であり、
民主党が前回の衆院選挙で歴史的な大勝をしたのも、
国の借金体質の改善を願ってのこと。
国民新党が議席を獲得できなかった理由は、
大きな政府と郵政の再国営化や郵貯の増額など、
国家の借金体質を増長する政策を前面に打ち出していることが原因。
菅総理の責任追及と言うけれど、
鳩山・小沢体制で失った信頼を担いでの選挙を戦った、
菅総理に責任を押し付けるのは本末転倒。
問題は前幹事長の金権体質と塞がれた政治への不信であり、
菅総理が前幹事長や今回の選挙でNOを突きつけられた、
国民新党との連立を拒否していれば状況は変わっただろう。
民主党のバラマキには不安を覚えるものの、
選挙公約優先&連立優先を頑なに主張し民意を理解せず、
自らの意志を政権に押し付けた前幹事長の責任は現総理よりも重い。
社民党の沖縄保護・福祉優先・消費税反対の基本姿勢は貫くべきだが、
大衆の目は、
日米同盟重視・経済優先投資・国庫負担の軽減であることに変わりはなく、
疲弊した経済環境の中で再度自民党方針に傾いていたことは否めない。
公明党と共産党は、
支持基盤固めに奔走するものの情報の獲得が容易な社会の実現で、
無党派層の新しい票を取り込むことは益々難しくなってきている。
面白いのは、
一番総理になって欲しい候補がいる政党や旧自民党候補の保守政党の票が、
思うように伸びず“みんなの党”に流れたこと。
やはり候補者名簿を見る限り、
より若い候補者を擁立した政党が勝利。
現代社会の構図として、
“私達(高齢層)が生きている限り10年や20年は、
このまま行けるのだからこのまま行きましょうよ。”
的な踏襲思考の政党(特に国民新党)が嫌われたような気がする。
“子供達の未来にために30年後40年後の日本を支えられる候補者”
国民が待望しているのはそうした思考であって、
その証拠として浮き足立ったタレント候補が軒並み落選した。
当選したタレント候補者も比例名簿順の運に過ぎず、
本当に有権者の支持を集めたのかは不明。
今回の選挙でよかったことは、
選挙前にW杯や相撲問題など、
報道機関が偏った選挙報道をしなかったこと。
郵政選挙にせよ政権交代選挙にせよ風が吹いた原因に、
大衆心理動向の偏りが見られ日本人の気質として、
世論誘導されやすい性質を持つ。
自分の意見よりも大衆でありながら大衆迎合しやすい国民気質は、
何時もランキングや世論調査を気にする。
世論調査の数字を確認しながら、
自分を世論(社会)に当て嵌めたいとする日本型農耕民族気質。
世論誘導されるままに選挙を行った結果は、
政党の得票が実力以上の評価に上昇。
過去2回の衆院選挙に、
そんなカラクリを感じる人は意外に多い。
最後に自民党の谷垣総裁。
一番のポーズ:コマーシャルは予想以上に効果的だった。
CMを見てパール・ジャムの『TEN』のジャケットを思い出したり、
プロレスラー:ハルク・ホーガンのポーズを思い出したり。
特に数人が並んで一番のポーズを決める時にプロレスラーの集団に見えた(笑)。
しかし背水の陣で望み重鎮議員を封印しての選挙戦は立派だった。
選挙に勝利したことを誇りに自分の意志を前面に出したほうが良い。
言っているより言わされているの印象(イメージ)が強い総裁が、
自分の言葉で政策を論じれば庶民の意識は確実に谷垣さんに向く。
今回の選挙戦は自らが先頭に立ち意志を示し、
政治家らしい風格も垣間見えた。
時々“小さいな”と感じることがあるけれど、
大胆な振舞を身に付けていけば、
総裁としての風格が自然とついていくのだろう。
だから、
“審議拒否などといった姑息な手段で“ねじれ国会”を振り回さないでね!”
と心から願う。
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