mimi-fuku通信

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【桜宮高校問題:橋下徹大阪市長×朝日・産経・毎日・読売・日経新聞】を読む。

2013-01-24 22:45:55 | 伝言・メモ帳・その他

2013年1月23日、24日と橋下大阪市長が公人の立場からツイート。
大阪市の桜宮高校の体育科入試問題に言及しメディアへの反論を主張。
橋下氏のツイートだけでは一方通行なので各新聞の社説を転載し同時記入。
産経新聞と毎日新聞は橋下氏のツイートの対象記事とはちがうようだが…?
また橋下氏の主張と個人への怒りは別々にして下記に独自編集を記入。
ブログをプライベート・クラウドに見立て個人的なメモを保存(笑)。
敢えて中立な立場から何が正しいとは言わない。

※※※※※

▽橋下徹 ‏@t_ishin
情報伝達性・速報性ではネットがどんどん力を付けている。新聞メディアはどのようにして生き残るか。それは調査力・論評力だろう。これはネットと言う媒体の力ではななく、まさに新聞人と言う「人」の力によるからである。言い換えれば、新聞人の「人」の力が弱まれば、新聞はネットに代われる。

▽橋下徹 ‏@t_ishin
メディアが持っていない情報も、全て僕のところに上がってきている。生徒の前に出向いたのは、僕の考えを直接話すため。もし生徒の話を聞けと言うなら、全員の話を聞かなければならないだろう。直接聞かなくても、生徒の思いは、文書で僕のところに上がってきている。

▽橋下徹 ‏@t_ishin
新聞社は批判だけするが、じゃあどうすべきと言う代替案を一切出さない。残り1週間しかない状況で、そして朝日や毎日が今報道している事実を把握していたとして、どのような判断・行動をすべきなのか。完璧な案はないだろうが、現実の政治行政では判断しなければならない。
*みみふく通信がリツイート

※※※※※

▽橋下徹 ‏@t_ishin
24日朝日新聞社説。「入試の折衷案が分かりにくい」結局この批判か。朝日は他社のようなバカな意見を出さなかったからどんな意見が出るか期待していたが、結局これ。批判をする原則は従前との相対比較。今回の案が完璧な案だとは思わない。しかし、入試中止をやらなかったらどうなるのかと比較すべき。

*****

【朝日新聞社説(1月24日付)】
体罰が明らかになった大阪市立桜宮高校の入試について市教委は橋下徹市長の求めに応じ体育科とスポーツ健康科学科の入試をとりやめる。ただし普通科として入試をする。体育系2科と同じ試験科目で受験できる。市教委が市長の顔を立て同時に入試方式を変えないで受験生に配慮した折衷案での決着だ。桜宮高校はスポーツを中心にした教育で全国に知られる。体育系2科を志願してきた中学3年生にとっては入試中止の事態は避けられた。とはいえ、わかりづらい点も少なくない。市教委はスポーツに特色のあるカリキュラムにする方針だ。「勝利至上主義ではなく他者を慈しむ心を育てる」というが、具体的に何を教えるのか。体育系2科と比べて履修教科に変更はないのか。出願まで1カ月を切っており、早急に示す必要がある。来年度、市教委は改革の進み具合をみて学科のあり方を再検討するともいう。体育系2科が復活するのか、普通科で入学した生徒は編入できるのか。不安を抱えたままの受験となる。体罰容認の実態が改まっていない現状では新入生を迎えられない。今回の中止は、橋下氏がそう発言したのがきっかけだ。高校受験は人生の大事な節目である。本来、受験生にしわ寄せがいくのは好ましくない。学校教育は生身の人間が主役であり改革も現場主導があるべき姿だ。だが今回、橋下氏が前面に乗り出した。もとのまま入試が実施された場合の予算執行停止にまで言及して市教委を追い詰めたことには強い違和感が残る。入試の中止に加え、教員の全員入れ替えなどのかけ声が先行し、学校やクラブ活動をどう良くするかという本質論が先延ばしになったのは残念だ。入試の中止が決まった日、桜宮高校3年の運動部元キャプテン8人が市役所で記者会見し、「勝利至上主義ではなかった」「市長には生徒の声をもっと聞いてほしい」と訴えた。市長が直接、方針を示す「荒療治」を是とする意見もある。社会には、教育現場への不信感があるのも事実である。だが橋下氏は生徒の声にもっと耳を傾けるべきだったし一方的な発言で対立を深めるのでは、根本的な問題解決の糸口はつかみにくい。体罰をめぐる意識改革などを、教育現場の自発的な発案、責任ある行動で進めていく。その過程があってこそ、学校は変わっていける。


※※※※※

▽橋下徹 ‏@t_ishin
産経はこれまで散々日教組たたきをしてきた。日教組問題の元凶は今の教育委員会制度。政治の力を教育現場からシャットアウトしたことで教育現場が治外法権化した。政治が何でも介入していいわけではないが、しかし一定の関与は必要だ。産経は自分の主張が絶対的に正しいことを前提としている。

▽橋下徹 ‏@t_ishin
産経は入試を継続することが絶対的に正しいという認識で、だから普段は教育委員会が政治の力をシャットアウトしていることを問題視しながら、今回は橋下の主張をシャットアウトしろと。完全に論理矛盾。入試の継続の是非については様々な見解がある。そのときに誰が判断すべきかの問題。

▽橋下徹 ‏@t_ishin
入試を止めるべきという考えの人もたくさんいる。産経の主張が絶対的に正しいわけではない。文科省の幹部も首長をの横暴を止めるのが教育委員会なのにと批判していた。ちょっと待ってくれ。教育委員会が入試継続を判断することが横暴と感じている人もたくさんいる。どちらが横暴と感じるかは人による。

▽橋下徹 ‏@t_ishin
入試を止めて体罰がなくなるわけではないのは当たり前。しかし今回の問題を本質的に解決するためには生徒・保護者に考えてもらうこと。入試を止めて、継続性を絶って、そして考えてもらうことがどうしても必要だ。産経「教育委員会の存在意義に疑問」あきれるぜ。

*****

【産経新聞社説(1月20日付)】
橋下徹大阪市長は体罰問題が起きた市立桜宮高校体育系2科の入試を中止させる方針を打ち出したが本末転倒の措置と言わざるをえない。橋下氏はまた市教委が中止を拒否すれば入試関連の「予算執行権を行使する」とも述べたが威圧的で乱暴すぎはしないか。入試まであと1カ月しかない。受験生はじめ、在校生や保護者からも反対の声が強い。早急に撤回すべきだ。桜宮高ではバスケットボール部の顧問から体罰を受けた主将だった男子生徒が自殺した。体罰は常態化しており、他の部でも行われていた。市教委と学校も、1年以上も前に情報が寄せられながら生徒から聞き取りもしないおざなりな調査で「体罰はなかった」と結論付けていた。身内に甘い黙認・隠蔽(いんぺい)体質が悲劇を招いたといえる。橋下氏が「体罰を止められなかった学校の伝統を断ち切る」として改革に大ナタを振るうのは当然だ。ただし、この時期になっての入試中止にはやはり無理がある。正当化するためか「(受験生は)生きているだけで丸もうけ。またチャンスはある」としたのも、配慮に欠ける発言だ。桜宮高には体育系として体育科とスポーツ健康科学科(定員計120人)があり、2月20、21両日に入試が行われる予定だ。入試も普通科とは異なり運動能力検査などの実技試験が加わる。高校受験は人生の岐路ともなる。受験生は将来のスポーツ指導者など、それぞれの目標に向かって準備をしてきたはずだ。志望校を急には変更できまい。大阪市立、府立で他に3校ある体育系学科が、桜宮高分を引き受けて定員を増やすことも難しい。改革すべきは、閉鎖的、独善的な教育界の体質だ。政治的中立を盾に外部からのチェックを拒んできた教育委員会や服務規律に従わない一部教師の存在、同一校での長期勤務を許す硬直した人事など問題はいくつもある。それが体罰の温床になったともいえる。橋下氏が大阪府と大阪市で教職員に国歌斉唱時の起立を義務づける条例を制定したのは大いに評価できる。「開かれた教育行政」をめざし、自治体の首長がリーダーシップを発揮する教育基本条例も全国的に注目されている。橋下氏には教育界の根底にこそメスを入れてほしい。


※※※※※

橋下徹 ‏@t_ishin
今回の市立高校入試継続の是非問題について、新聞力がなくなったな~とつくづく感じた。まず毎日新聞。「市長はどれだけ生徒と話をしたのか。1時間くらいの話で何が分かるのか。」情報収集、事実の収集は個人が全てやるものではない。僕は組織をフル稼働させて情報収集、事実の収集に努めた。

橋下徹 ‏@t_ishin
毎日新聞は僕に生徒の話を全部聞けと言うのか。それでは組織は誰が指揮するのか。その理屈だと毎日新聞は発行する度に、社長が全部取材に行かなければならなくなる。記者とデスク、編集長、経営者は違うはず。僕は組織から上がってくるありとあらゆる情報を基に判断をする。必要な場合には現場に出向く

*****

【毎日新聞社説(1月20日付)】 
大阪市立桜宮高校の体育科の生徒が教諭から体罰を受けた後に自殺した問題で橋下徹市長は来月実施の体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止するよう市教委に求めた。体罰容認の風潮を残したままで新たに生徒を受け入れられないというのが橋下市長の考えだ。体育系2科の希望者をいったん普通科で受け入れ、入学後に編入を検討するよう提案し、市教委が中止しなければ、市長権限で入試に関連する予算を支出しない意向を示している。しかし体育系2科と普通科では入試科目や配点が異なり編入もスムーズにいくか分からない。受験生だけでなく、在校生への影響も大きい。受験生や生徒たちに負担を与えてはならない。入試中止は筋違いであり再考すべきだ。今最も重要なのは、長年にわたって体罰が行われてきた実態を解明し、責任の所在を明らかにすることだ。大阪市は弁護士による外部監察チームをつくり、市教委も連携して3月末までに再発防止策を定める。ところが橋下市長は「廃校もありうる」とまで言及している。真相が明らかにされないうちに、市長が学校そのものが悪いという姿勢を示せば、その意向に沿った調査になりかねない。強い反省に立って真摯(しんし)に原因究明しなければ意味はない。橋下市長は、同校の全教員を異動させるよう市教委に求め、運動部の全顧問を入れ替えないと人件費を執行しないとも明言した。予算権を盾にして従わせようとすれば教育行政の公正を脅かしかねない。その一方、今回の問題の背景に学校と市教委の閉鎖的体質があるのは事実だ。体罰をした教諭は19年間勤務しバスケットボール部を強豪チームにした。校長らは指導に口出しせず、市教委も匿名通報がありながら部員から聞き取らず体罰はないとの結論を出していた。体質を改めない限り、信頼は取り戻せない。文部科学省も全都道府県教委に体罰の実態調査を求め、再発防止策を考える。根絶には行政、学校、保護者ら社会全体で取り組む必要がある。桜宮高校だけの問題ではない。大阪市教委は、体罰が発覚したバスケット部とバレーボール部の無期限活動停止を決めた。生徒を自殺に追い込んだ事態を重く受け止めたものとはいえ、生徒全体に責任を負わせるようなやり方は疑問だ。これまでの指導内容を見直すことは急務だが、在校生の意欲を低下させないため、今後、再開時期を慎重に見極めていく必要がある。入試の実施か中止かを大阪市教委は21日に決める。子供の将来を熟慮したうえで結論を出して橋下市長との合意形成を望みたい。

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▽橋下徹 ‏@t_ishin
読売新聞「改革の具体像が見えない。本質的な議論の先送り」その通りだ。だから新入生は迎え入れることはできないと判断した。入試を継続しても、改革の具体像も、本質的な議論も何もなされていないことに変わりない。そんな状況で新入生を迎え入れろと言うのは無責任極まりない。

*****

【読売新聞社説(1月22日付)】
大阪市教育委員会は体罰を受けて男子生徒が自殺した市立桜宮高校で体育系学科の今年の入試を中止することを決めた。橋下徹市長の要請を受け入れた。入試を中止せざるを得ないほどに桜宮高の体罰問題が深刻だという判断だろう。橋下市長は「体罰を容認する風潮が残っている状況で新入生を迎え入れることはできない」と主張した。入試を実施する場合には、市長の予算執行権を行使し、入試関連予算の支出を凍結する可能性にも言及していた。5人の教育委員のうち、教育委員長を除く4人が「入試を継続すれば、学校改革につながらない」などと市長に同意した。勝利至上主義の下、体罰を常態化させた学校の体質を根本から変えることを重視した結論と言えよう。入試の中止に対しては、「受験に向けて準備をしてきた中学生に重大な影響を与える」と懸念の声も少なくなかった。市教委は中止による混乱を最小限に抑える措置を講じることが大切だ。市教委は今回体育系学科を志望する中学生を普通科に振り替えて受け入れる方針だ。普通科の定員に体育系学科計120人を上乗せする。普通科の受験科目は通常5科目だが、体育系学科の志望者には、3科目と実技での受験を認めるという。下村文部科学相が「受験生に影響がないような配慮であれば、よしとしたい」と理解を示したように、受験生の進路を確保する上で現実的な対応と言える。ただ、新入生は将来的に体育系学科に移れるのだろうか。橋下市長が入試中止を求めた背景には、桜宮高や市教委への不信感がある。体罰を加えた男性教師は男子バスケットボール部を強豪に育てた実績から在籍10年以上で転任させるという市教委の要綱に反し19年も在籍している。周囲も批判しにくい状況になっていた。学校が体罰情報を得ながら、おざなりな調査で体罰はなかったと結論付けたことも問題だ。今後、何より重要なのは、体罰の実態解明と再発の防止だ。橋下市長は市教委に桜宮高の運動部顧問の教師を入れ替えることも求めている。少なくとも体罰を行った教師については、厳しい処分と異動が必要だ。適切な人事配置で体罰の根絶を図らねばならない。


※※※※※

▽橋下徹 ‏@t_ishin
日経「入試中止で体罰はなくならない。」当たり前だ。しかし入試を中止し、一呼吸おいて、教員、在校生、保護者で徹底的に議論することが必要だ。入試を継続してこれまでの体育科やクラブ活動を前提とする新入生を迎え入れてどうする。いったん普通科にして新入生にも新しい学校づくりに参加してもらう

*****

【日本経済新聞(1月22日付)】
大阪市立桜宮高校の男子生徒がバスケットボール部顧問の教諭から体罰を繰り返し受けた末に自殺した事件をめぐり、市教委が同校体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止することを決めた。「体罰を生む体質を残したままで新たに生徒を受け入れるべきではない」として橋下徹市長が入試中止を強く求めていた。これに沿った決定だが体罰問題を新規の生徒募集停止に結びつけるのは筋が違う。しかも入試は来月に迫っていたから混乱も避けられまい。あくまで市教委の多数決で決まったとはいえ、橋下氏の強引さを物語る展開である。市教委は2つの科の入試を中止する一方で志願者を普通科に振り替えたうえ、試験科目はもとの2つの科と同じにするという。いわば折衷案だが不自然な選抜方法であり、そもそも今回の判断に無理があることを示している。桜宮高では、かつてバレーボール部の顧問も体罰をふるったとして懲戒処分を受けていた。にもかかわらず深刻な反省もなく生徒への暴力は繰り返され、ほとんど常態化していたようだ。またスポーツ強豪校として知られるだけに勝利至上主義の弊害も指摘される。バスケ部顧問の教諭は長期間転勤がなく、誰も異を唱えられなくなっていた。こうした問題の背景には、外部の目が届きにくく、都合の悪い事実を隠蔽しがちな教育界の閉鎖性がある。いじめ問題にきちんと対応できない学校や教育委員会の失態と同根だ。桜宮高だけをやり玉にあげて済む話ではなく、地道で構造的な改革が欠かせない。橋下氏も本来は同様の認識を持っているはずだが、唐突に「入試中止」を唱えはじめ、市教委が拒否すれば予算を止めるとまで発言をエスカレートさせてしまった。受験生はチャンスを失ったとしても「生きているだけで丸もうけ」などと口走ってもいる。不用意な言動で、体罰問題の議論を矮小(わいしょう)化させた非も大きいと言わざるを得ない。


※※※※※

<橋下徹市長の考え>

橋下徹 ‏@t_ishin
最悪なのは、何も考えずに、混乱回避のためだけにとりあえず入試をやっておきましょうという判断・態度。入試中止をするだけで解決しないのは分かっている。しかし入試を継続すればもっと解決しない。解決策は、教員、外部識者、生徒、保護者による学校の見つめ直ししかない。その環境を作る。

橋下徹 ‏@t_ishin
これまでの桜宮高校から変わりますよ、あなたが変えてもらわないといけないのですよ、と受験生やその保護者に伝えないと、これまでと同じ意識で入学してしまったらそれこそ受験生の不幸だ。そしてその作業をやるのに1週間しか時間がない。

橋下徹 ‏@t_ishin
これまでの体育科と同じなのか、クラブ活動も同じなのか、改革はどうするのか、何も分からないまま入試が行われることになる。それよりも、今回の折衷案の方がまだましだ。クラブ顧問の総入れ替えのメッセージを早急に出すことも重要だ。受験生は桜宮のクラブ活動に憧れている者が多い。

橋下徹 ‏@t_ishin
今、朝日、毎日がやっと事件の経緯、学校の実態を報じ始めた。在校生や保護者は、自分たちの学校の問題点をまだ認識していない。受験生も。これから朝日社説のように議論してもらう。こんな状況で、体育科の入試を継続したら、それこそ何が何だかさっぱり分からない。

橋下徹 ‏@t_ishin
これまでの継続性を絶ち、生徒、保護者、外部識者が交じり、徹底的に話し合って欲しい。桜宮高校は絶対に再生する。絶対に再生させる。

橋下徹 ‏@t_ishin
在校生も保護者もこれまではある程度認めてきたが、今回は一線を越えた暴力事案。先生にもその意識が乏しい。学校現場で暴力事案が常態化し、それが原因で生徒が自殺した。どうして、そのまま受験生を迎え入れることができるのか。まずは教員、生徒、保護者がその認識を持つことからスタート。

橋下徹 ‏@t_ishin
桜宮高校の実態を踏まえれば、まずは受験生を守るためにストップをかけるべき。体育科の継続性の中で迎えるのではなく、いったん普通科で迎え入れ、そして新しい学校を作ってもらう。これまでの体育科やクラブ活動を前提として受験されては困るのだ。

橋下徹 ‏@t_ishin
今回は桜宮高校が治外法権状態になっていたことが事件の原因。独立運営が全て良いわけじゃない。ルールを守る独立運営でなければならない。その視点で新しい教育行政の枠組みを目指したのが、大阪の教育基本条例、学校活性化条例。一定のルールはきちんと守ってもらう代わりに学校の独立運営を目指す。

橋下徹 ‏@t_ishin
何が問題で、何が間違っていたのか、これからどうするのか、徹底的に話し合うことだ。これまでやってきた延長ではなく、間違いをまず認めること。そして新しい方向性を見つけること。再生はこれしかない。継続性の中での議論ではなく、いったん一呼吸を置いての議論。桜宮高校の再生に期待する。

橋下徹 ‏@t_ishin
これから徐々に桜宮高校の実態や問題点が出てくる。在校生や保護者はそれを問題だと気付かず、受験生もそれを十分に知らないであろう。桜宮高校が今やらなければならないのは、在校生や保護者、そして普通科として入ってきた新入生と外部の人を交えて徹底的に話し合うこと。

橋下徹 ‏@t_ishin
教育委員会の決定が横暴だった場合、今の制度では、それを有権者が正すことはできない。僕の決定だと、有権者は選挙で正すことができる。ギリギリの判断、正解が分からない判断は、政治家が決定すべきである。

橋下徹 ‏@t_ishin
入試を止めたことが横暴なのか、それとも対策等が何も決まっていない中でそのまま入試を継続することが横暴なのか、ここは論が分かれるところ。そうであればこそ、最後は有権者が判定を下すことができるようにしておくべき。それは教育委員会の決定ではなく、選挙で選ばれる者の決定に委ねるべき。

橋下徹 ‏@t_ishin
体育科の入試を止めて、これまでの体育科の継続はいったん止める。体育科志望だった受験生を普通科に迎え入れ、そして新しい学校づくりに参加してもらう。これが抜本的改革だ。

橋下徹 ‏@t_ishin
体育科の入試を中止にすると言うことは、これまでの体育科は間違いで、新しいものを作っていうこと。最初の認識をしっかりと示すことが政治の使命だ。これまでの体育科は間違っていたのか、問題がなかったのか。入試を継続すると言うことはこれまでの体育科の継続を認めることになる。それはダメだ。

橋下徹 ‏@t_ishin
今回の問題の根っこは、教育委員会や教員はもちろんのこと、在校生、保護者の意識まで深堀りしなければならない。皆で考えることが必要なのだ。その本質的な議論を踏まえて改革の具体像が見えてくる。改革の具体像が見えない中で新入生を迎えることは間違っている。だから入試を中止したのだ。

橋下徹 ‏@t_ishin
世間は色々な批判があるかもしれませんが、僕は市長として短時間にできる限りの調査をし、そこから上がってくる事実だけでも、今回は新入生を迎えるわけにはいかないと判断しました。そして教育委員会も同じ判断だったわけです。ここでそのまま入学を認めることこそ、受験生のためにはなりません。

橋下徹 ‏@t_ishin
受験生も同じです。スポーツ指導の現場で、指導者が手を挙げることは多くの学校であるのかもしれない。しかし今回の桜宮高校においては一線を明らかに超えていた。そしてそれを誰も止めることができないまま、生徒が自殺をした。これは通常の対応では不可です。

橋下徹 ‏@t_ishin
だからこそ危険なのです。今、上がってきている事実だけでも、第三者的に冷静に分析すれば、桜宮高校のクラブ活動での指導方法は完全に間違っている。しかし多くの生徒や保護者は愛情だと感じている。そうすると、この学校で学んだ卒業生は、桜宮高校での先生の指導法の間違いに気づかない。

橋下徹 ‏@t_ishin
桜宮高校のクラブ活動の指導方法は一線を越えていました。また体罰も常態化しています。しかし在校生の多くは問題だと感じていないでしょう。桜宮高校の先生は非常に熱心です。子どもたちへ愛情として伝わっているのでしょう。子どもたちの多くも愛情だと感じているようです。

橋下徹 ‏@t_ishin
スポーツ指導の現場において、指導者と生徒・保護者はこれほどまでの関係にあるのかと驚きました。これはある意味良いことです。物凄い信頼関係です。しかし信頼関係が強いからこそ、指導者は細心の注意を払わなければなりません。生徒・保護者は指導者の指導をすべて受け入れてしまうのですから。

橋下徹 ‏@t_ishin
桜宮高校で起きた事案は、世間で言われる体罰事案ではありません。暴力事案です。そしてそれが常態化していました。一つのクラブだけではありません。教育委員会が禁止だ禁止だと言い続けても現場は全く無視。そしてこのような指導方法は、周囲の教員はもちろん、生徒も保護者も是認していました。

橋下徹 ‏@t_ishin
受験生の進路は重要です。しかし、新入生を迎え入れる状況になければ、ストップをかけなければなりません。在校生も受験生も保護者も、そしてあろうことか、中学校の進路指導の現場も、桜宮高校の問題点を十分に認識していません。それを今からしっかり考えていくことがまずやるべきことです。

橋下徹 ‏@t_ishin
またメディアや国会議員も桜宮高校の実態については把握していない。僕は自殺事件が発生した直後から外部調査チームの立ち上げを指示し、調査に取り掛かりました。僕のところに次から次へ届く情報・事実を基に判断すると、今の状況ではとてもではないが、新入生を迎え入れる状況にはないと判断しました

橋下徹 ‏@t_ishin
僕が一番重視したのは、今の桜宮高校体育科が新入生を迎え入れる状況かどうか、その一点です。在校生や受験生、そしてその保護者の声は重要です。しかし、在校生や受験生、その保護者は、今の桜宮高校体育科の状況を客観的に分析できないでしょう。特に受験生は、桜宮体育科を志望しているのですから。

1月22日 橋下徹 ‏@t_ishin
桜宮高校体育科の入試中止についての僕の見解です。今回の体育科入試中止については様々な意見があることは承知しています。特に、受験生や在校生に罪はないと言う声が一番多いでしょう。
ttp://bit.ly/1424UgX 


※※※※※

【補足:中日新聞:東京新聞社説】

体罰問題が持ち上がった大阪市立桜宮高校の体育系学科の募集が中止された。橋下徹市長の要請に市教育委員会が折れた形だ。大人の一方的な理屈で落ち度のない子どもの夢が奪われるのは残念だ。体罰を受けて自殺したバスケットボール部主将の問題が子どもを苦しめる方向へと転がっている。市教委が二月に予定していた桜宮高の体育科とスポーツ健康科学科の入試を取りやめた。全教員を異動させ、体罰を容認する伝統や校風を断ち切り、生まれ変わらせる。市教委が入試の中止を拒否するなら予算を出さない。橋下氏のそんな強硬姿勢が異論を封じ込めた。入試本番を目前に進路の変更を強いられては、受験生の夢がついえてしまわないか。将来のスポーツ選手や指導者を目指して積み重ねてきた努力が水泡に帰してしまわないか。強く懸念される。自らの実力ではなく、いわば大人の論理で未来への門戸が閉ざされたのだ。教育行政への不信感が募りかねない。在校生は「人生の一部である新入生の受験の機会を奪ってほしくない」と訴えた。橋下氏も市教委も、子どもや保護者の声をもっと真摯(しんし)に受け止めるべきだった。確かに、問題の背景に浮かんだ市教委や学校の閉鎖的で事なかれ主義の体質は看過できない。バスケ部を強豪チームに導いた実績を理由に周りが顧問の体罰を黙認した。市の公益通報窓口に寄せられた体罰情報を事実上放置した。だからこそ橋下氏は弁護士らの外部監察チームをつくり、市教委と共に徹底調査に乗り出したはずだ。優先すべきは入試の中止ではなく、実態を調べて勝利至上主義の風潮を改め、責任を明確にして再発防止につなげることだ。
それがバスケを愛しながら自殺に追い込まれた男子生徒の思いに報いることになると考える。体罰の真相さえ判然としないのに、罪のない受験生や在校生に負担を与えるやり方は理解できない。桜宮高では体罰が発覚したバスケ部やバレーボール部だけではなく、文科系を含めてすべての部活動を自粛している。子どもへのしわ寄せが大きすぎる。市教委は体育系学科の定員百二十人分を普通科として募集し、試験科目は従来の体育系学科と同じにするという。入学後の子どもの意欲を低下させないよう配慮してほしい。政治的パフォーマンスが感じられる橋下氏に対し、市教委は見識を示せなかったのか。

*****

<補足:曽野綾子氏関連>

橋下徹 ‏@t_ishin
桜宮高校においても、あの現場で一人の生徒が死を選んだ。あの現場にいなければ死を選ばなかった。人が変わってしまったのだ。今回の事件におけるこの厳然たる根本事実さえも、曽野氏のひねくれ性格によると消失してしまう。曽野綾子氏よ、人を変えられると言う思い込みがない者は教育から去れ。

橋下徹 ‏@t_ishin
曽野綾子氏。「人を変えられると言う思い込み」という産経新聞での精一杯のひねくれコラム。教育の現場では、その思い込みがないとやってられない。僕は教育者でないので人を変える役割ではない。しかし教育者にはその思い込みを持ってもらわなきゃ困る。

橋下徹 ‏@t_ishin
人を変えることはできないと言う、いつものひねくれ文章をしたためた曽野氏。とっとと教育の場から去って欲しいね。

橋下徹 ‏@t_ishin
しかし曽野氏は、人は変えられると思っていないらしい。それなら教育再生会議のメンバーを辞めるべきだ。教育とは、教え育てること。人を変えることでもある。僕も教育で人を変えられた。それが良いようになったか分からないが。それでも教育とは人を変えることにもなる重大な営みだ。

橋下徹 ‏@t_ishin
ひねくれ者の曽野綾子氏。産経新聞に「人を変えられるという思い込み」と言う題でひねくれ文章を書いている。そして僕が入試中止という手法で人を変えようとしていることがバカなんだと。僕は入試中止で、生徒たちに考えてもらって学校再生を果たしてもらいたいと思っている。僕自身が変えるのではない

橋下徹 ‏@t_ishin
びっくりしたのが、この曽野氏。なんと教育再生会議のメンバーではないか!教育不再生会議になってしまう。このように実態も把握せず、ひねくれた批評をしていれば自己満足な女史が教育再生会議メンバーなんてこれもブラックジョークか。教育再生会議に希望が見えない。

橋下徹 ‏@t_ishin
僕が人を変えられるわけがない。僕は世間の常識的な流れを断ち切ってでも、当事者が考えるきっかけを作るまでが役割。だいたいこの曽野氏のひねくれた文章は、一行で書けば分かることを、原稿料稼ぎかうだうだ長文にする。僕は生徒に徹底的に考えてもらいたい。そして学校を変えてもらいたい。

橋下徹 ‏@t_ishin
僕は桜宮高校は変わらなければならないと思っているが、その制度設計は教育の専門家である教育委員会がすべきであり、変えていく当事者は教員だけでなく生徒や保護者だと思っている。だから当事者に徹底的に話し合ってもらいたい。何が間違っていて、これからどうするのか。変えられるのは当事者だけ。

橋下徹 ‏@t_ishin
曽野氏が言うところ、橋下は自分の影響で人が変えられると言う信念に基づいたバカらしい。バカとは直接に言っていないが彼女のひねくれた文章を読めば趣旨は分かる。しかしホント曽野氏は浅いね。と言うよりも桜宮高校の一連の問題を何も掴んでいない。

橋下徹 ‏@t_ishin
曽野氏は自分に謙虚のけの字もないことを承知で、僕に謙虚さがないと批判したのであろう、これは彼女特有のブラックジョークであろうと思い無視しておいた。ところが、1月23日産経新聞の透明な歳月の光と言う、これまた謙虚さの全くないコラムを見て、この人は本当に「浅い」と感心してしまった。

橋下徹 ‏@t_ishin
そしてひねくれた正義の典型例が、曽野綾子氏だろう。これまた洞察力の浅い、薄っぺらな正義。以前、曽野氏は産経新聞のコラムで、「橋下は謙虚さがない子どもだ」と論じていた。それはその通りかもしれない。ただ、曽野氏の色々な文章を読む限り、地球上で曽野氏以上に謙虚さのない人間もいないだろう。

<補足:山本浩之キャスター関連>

橋下徹 ‏@t_ishin
今の学校運営形態をもっと自主独立の運営形態に改める。これが大阪の教育関連条例の趣旨。しかしこの条例に浅い洞察力で徹底して反対していたのが、これまたスーパーニュースアンカーの山本キャスター。学校の独立運営を認めるのか認めないのか、立場が固まっていない。単にいちゃもんをつけたいだけ。

橋下徹 ‏@t_ishin
僕も教育委員会も、今の桜宮高校の体育科のままでは新入生を迎え入れるわけにはいかないと判断した。まさに受験生を守るためだ。山本キャスターは、学校の実態を調べもせず、上辺っつらの正義を振りかざす。洞察力が浅い。そして3流コメンテーターの学校は独立運営されるべき!の論に頷く。

橋下徹 ‏@t_ishin
上辺っつらの正義と、ひねくれた正義。共通するのは洞察力の浅い、薄っぺらな正義。前者の典型は、関西テレビスーパーニュースアンカーの山本キャスターだろう。桜宮高校の実態も何も分からず、受験生を守れの一点張り。進路先に相応しくないところに受験生を送ることが、どういうことになるのか。

 

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2 コメント

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Japanese mentality (noga)
2013-01-26 11:32:44
「なんで人を殴るのか」と問えば、「態度が悪いからだ」と答える。
相手が服従の態度を示さないところが、気に入らないのであろう。

日本語には、階称と言うものがある。
上と見るか、下と見るかの判断を迫る日本語を使えば、物の上下に関する判断は常について回る。

「下におれ、下におれ」の掛け声は、昔から続いた為政者の要求である。
理屈はない。ただ、指導者の要求のみがある。
「がんばって」の掛け声のようなものか。



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mimifuku (nogaさんへ)
2013-01-28 20:10:46
コメントありがとうございます。
深いですね。
日本の伝統的な支配と服従の関係。
士農工商の流れと利用された朝廷。
“庶民は黙ってお上に従えば良い”
ただ、
最後の「がっばって」の掛け声。
意味の捉え方が難しい。
「考えず働け」との意か?
みたいな感じです・
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