mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

『記録メディアの寿命』と『グーグル&ヤフーの検索提携』に思う。

2010-07-30 00:00:00 | 経済・産業・mono


 先日(亡くなった)つかこうへいさんの、
 『熱海殺人事件・モンテカルロイルージョン』の追悼・再放送を見ました。
 熱海定番『白鳥の湖』の前に阿部寛さんが目覚める?シーンで流れたのが、
 マーラーの交響曲第2番『復活』より第1楽章。
 で思い出したかのように手持ちのLD(レーザー・ディスク)を取り出し、
 レナード・バーンスタイン指揮の『復活』(1979年ロンドン響)を視聴。
 手持ちのレーザーディスクの発売が1988年。
 現在私の部屋では何の問題もなく再生されています。
 大きな音を出したいのですが“例の如く”部屋のクーラーをつけずに、
 網戸越しに窓を開放しているので聴こえる程度の小さな音量で再生。
 22年前のディスクはアナログ4:3のステレオ録音。
 さすがに近年のデジタル映像16:9にはほど遠い画像・音質ながら、
 LDは当時(約10年程前まで)の最良の画質ソフトでした。

 『日経PC21』(2010年7月号)の表紙に驚いた人も多いでしょう。
 ・USBメモリーの保存期間(寿命)は3年。
 ・HDDの保存期間は5年。
 ・DVDの保存期間は20年。
 
 以前にDVDメディアの保存期間がーRで7年と読んだことがあります。
 RW、RAMと寿命は延びていくらしいのですが。
 CD-Rも同様に10年くらいが寿命と友人が2000年当時に語っていましたが、
 当時に販売された
粗悪ディスクは正常に録音できないモノも多くありました。
 現在発売されているディスクでも粗悪品は1年も保存がきかず、
 CD-Rは市販の音楽CDソフトと比較し記録層が浅いためキズにも弱く、
 記録速度や記録方式でも寿命に差が出ると感じます。 
 ~基本的に国産メーカーのディスクを使用してください。

 HDDの寿命が5年との発表は衝撃的な数字。
 元々デジタル保存は半永久的とか言ってませんでしたっけ?
 でも手持ちの25年前のCDも22年前のLDも充分に再生可能。
 因みに33年前に録音したカセットテープも平気で再生できます。
 保存状態や利用状況によっても変わるんですよね。
 CDでは同じ箇所をエンドレスで再生していると、
 その箇所で音トビが起きると友人の体験談。
 テープは高温と湿度に敏感。
 ディスクは光と温度に敏感。
 ~風通しの良い暗所って家の中では何処?
 とにかく直射日光(ディスク)とカビ(テープ)には注意してください。
 くれぐれも高温多湿の押入れに入れっぱなしにしないこと。
 ~できれば日光の当たらない壁際にレンタル・ショップ状態で保管。
 因みに私の家のディスクで不具合が出たものは今の所なし。
 しかし、
 ビデオテープは数十本をカビでダメにしましたし、
 カセットテープは伸びてしまったものが何本かあります。
 音楽ソフトや映像ソフトは再び手に入る可能性がありますが、
 特に貴重な“子供の成長の記録”や“旅の思い出”の画像や映像。
 様々な条件下により記録メディアが消滅することを前提に、
 大切な記録は複数記録(家族のパソコンで共有)するよう心がけ、
 1年に一度は保存状態を小まめにチェックしてください。
 
~あまりチェックしすぎると劣化のおそれも加味してください。

 デジタル情報で大きな話題が、
 ヤフー・ジャパン(Yahoo!JAPAN)とグーグル(Google)の検索エンジンの提携。
 詳しく文字にすると長くなりますので前略。
 ~以下専門用語を調べる時間がないので私の感覚で文字にします。

 日本の検索シェアはヤフー&グーグルが9割で対比が6:4とか?
 ~マイクロソフト(MSN)やグー(goo/NTT)他を合わせても1割未満?
 因みにmimifukuはヤフー会員ですが検索は圧倒的にグーグルを使用。
 
 グーグルの検索エンジンは市場原理に基いた検索数順位による上位確定。
 初期:マイクロソフトは社員などが閲覧に基いて良否を判定し上位を確定。
 ヤフー・ジャパンは近年“市場原理自動検索”に近くなっていると感じるものの、
 基本的には自社関連の記事(広告)が上位にくるような設定に感じます。

 この度、
 ヤフージャパンがグーグルと提携を決めたことには驚きました。
 ヤフージャパンの考えとして、
 基本的な検索エンジンはグーグルを使用するものの、
 検索上位にはヤフーの利益関連の記事がヒットするはずです。
 と言うのもヤフーは独自記事が多くさらに広告収入は手放せません。
 例えば著作物や記録メディアの“商品検索”をすると、
 グーグルではアマゾン(Amazon)が検索トップにきます。
 ヤフーではスポンサー記事(自社販売や楽天等)が当然トップにきます。
 またヤフーでは、
 自社のショッピングやオークションや動画やニュースやブログなど、
 幅広い収入源があり検索上位は自社関連が占めるのは必然。
 ヤフーで動画検索して上位がyou tubeはありえないでしょう。

 しかしグーグルのコンピューター検索技術は他社を圧倒。
 シェア優先を企業命題に掲げていると感じる
ソフトバンクの孫正義社長。
 先日TV:『カンブリア宮殿』で拝見しましたが優れた企業との提携に敏感で、
 何が今後のシェア(市場占有率)を先行していくのかを見極める力は抜群。
 アップルとの独占契約と成功は記憶に新しいと思います。
 
 ヤフー・ジャパンがグーグルに求めるものは何か?
 予想ですが孫正義社長の戦略は、
 “1分でも長くヤフ-空間に閲覧者が滞在してもらうこと”
 何かを調べる様式(検索方法)は様変わりしています。
 “一瞬で世界の情報を手に入れる”
 グーグルの複数キーワード検索の正確さにはいつも感心します。
 Web2.0の言葉が頻繁に使用されだした2004年頃。
 検索技術はサイトの思惑に左右されない大衆心理に即した時代に入りました。
 大衆が本当に欲しい情報が上位にくる検索技術は時には鮮烈。
 特にグーグル・イメージ検索でのサーチを無効にした場合の答えは成人指定。
 検閲のない市場原理に基いた検索順位は時に恐ろしい答えをも齎します。

 グーグルの日々の進化も他の追随を許しません。
 グーグル・ツールバーを手に入れたら手放すことはできません。
 以前はドラッグ&ドロップであった検索がドラックオンリーで可能。
 検索上位の最大問題点であった上位の固定(古くからの検索数の蓄積)は、
 期間指定が可能になり特にブログ検索は1時間~1ヶ月の間で5段階。
 検索の期日指定も可能となり以前には検索テクニックが必要だった、
 最新(当日)のコンサート・レポートが即時に読めるようになりました。
 さらにログインすると、
 ツールバーのダウンロードの日からの総べての検索履歴をカレンダー記録。
 至れり尽くせりのパーツを語る時間はいくら合っても足りません。

 しかし同時に情報を共有(個人と企業)する事実(=Web2.0)は、
 情報の独占と情報の管理に於いて得体の知れない恐怖も感じます。
 日本ではアメリカとは違ったルートで発展させてきた、
 検索の王者:ヤフージャパンがグーグルに求めるものは何か?
 両者の提携が今後何を社会に齎すのか?
 また、
 2001年にはコンピューター社会を独占すると目された、
 マイクロソフトの次の手は何か?
 さらに、
 グーグルを超える新しい波は誕生するのか?
 私達は本当にデジタル社会を信じても良いのか?
 そんな話も追々していきたいと考えています。

 専門用語を知らない私の感覚が理解できました?
 詳しい情報(知識)をお持ちの方はコメント頂きたく思います。
 でもコメントを入れてくださった方は、
 質問責めを覚悟してくださいね(笑)。

 

コメント
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