mimi-fuku通信

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『忌野清志郎・ぼくはロックで大人になった』:NHK-BS番組情報。

2010-07-21 22:50:00 | J-POP


 ハイビジョン特集
 『ぼくはロックで大人になった』
 ~忌野清志郎が描いた500枚の絵画~

 放送局 :NHK総合/地上波・デジタル
 放送日 :2010年12月29日(水)
 放送時間 :午前0時10分~午前 2時 9分
(再放送)

 放送局:NHK-BShi(ハイビジョン)
 放送日:2010年 7月23日(金)
 放送時間:午後8時~午後10時(放送終了)

 <関連番組>

 『忌野清志郎:ゴッホを見に行く』

 放送局 :NHK総合/地上波・デジタル
 放送日 :2010年12月29日(水)
 放送時間 :午前2時9分~午前2時35分


 『スタジオパークからこんにちは』
 ~アンコール特集・忌野清志郎~

 放送局:NHK総合(地上波)
 放送日:2010年 7月25日(日金)
 放送時間:午前1時50分~2時16分
(放送終了)

 <mimifukuから一言。>

 『ボクはロックで大人になった』
 なんてとんちんかんなタイトルなのだろう?
 『みんなロックで大人になった』
 はBS1で放送され好評を博したロック・ヒストリーなのだが、
 原題は“Seven Ages of Rock”
 
NHKの表題をつける担当者は<大人になる>のが好きらしい。 
 さらにロックで大人になった清志郎さんの番組の副題(サブ・タイトル)が、
 『忌野清志郎が描いた500枚の絵画』となると話は尚更ややこしくなる。
 清志郎さんの絵は荒削りなイラスト系は出版物で見たことがあるけど、
 番組では絵画の王道=油絵も紹介されるらしい。
 さらに番組は清志郎さんの追悼番組中で過去最長の120分=2時間。
 期待するなと言うほうが無理である。
 
 今年になって清志郎さんと岡林信康さんを師と仰ぐ泉谷しげるさんの個展があり、
 東京新宿高島屋百貨店で鑑賞した
話は既に紹介した。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100303

 思い出話になるが1998年には大阪:梅田スカイビル展望台庭園で開催された、
 『北野武(ビートたけし)ギャラリー』を鑑賞。
 その時はベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した「HANABI(花火)」の、
 金獅子賞トロフィーや絵コンテ等を鑑賞した。
 何れも技術云々よりも特徴ある個性が印象的で感心したものだ。
 
~金獅子賞のトロフィーが思った以上に大雑把な造りに苦笑い。

 忌野清志郎さんにせよ泉谷しげるさんにせよ北野武さんにせよ、
 “やんちゃなオジサン達”はアートに思い入れがあるようだ。
 世代としての週間マンガではなく貸本漫画や紙芝居の影響なのだろうか?
 3人とも東京生まれの東京育ちで世代も近く、
 なんらかの共通点があるような気がする。
 
 ミュージシャンではJazzのマイルス・ディビスやRockのジョンレノンも有名で、
 忌野清志郎さんの描いた500枚の絵画に興味津々(何枚紹介するの?)。
 関連番組として今年7月の第2週に集中放送されたスタジオパークから、
 忌野清志郎さんの回を再放送(地上波)。
 ~所ジョージさん、緒形拳 さん、藤子不二雄A 、赤塚不二夫さんも放送。
 何時もは空かしながらお茶羅家モードで話す事が多い清志郎さんが、
 RCサクセション命名の由来など大真面目に話している姿は珍しい。
 
“成功する大人は何処か真面目なんだね。”
 そんなことを感じる番組になっている。

 <番組感想:2010年7月23日>

 番組が始まって最初の10分はどうなるのだろうと感じるゆったりモード。
 もしここでチャンネルシフトをした人は後悔するだろう濃い番組だった。
 良くも悪くもNHKらしい番組制作は絵画を通して清志郎さんのヒストリーを紹介。
 凝り性の清志郎さんの自転車(サイクリング)趣味は有名だけど、
 『僕の好きな先生(小林先生)』と絵画の関係は学生時代から継続の趣味。
 あまり語られる事のない絵描き人:清志郎の意外な一面が満載だったし、
 ~本人は漫画家になりたかったらしい(泉谷さんと一緒)。
 母校である東京都立日野高校・美術部OB会の参加と三浦友和さんとの交友。
 売れない時代の“荒んだ生活”を三浦さんの口から聞くとは思わなかった。
 番組後半。
 販売中止になった1988年アルバム『COVERS』の頃に
 チャボとの別れ(方向性の相違)と“育ての親”との死別。
 ~チャボ、ドクトル梅津、ホフディラン(渡辺慎)と馴染の顔が続々登場。
 さらに
 生みの母の遺品との対面&新しい家族(子供の誕生)。
 ドラマチックに次ぐドラマチックな展開は胸を打つ。
 ~アルバム『COVERS』とそれ以後の清志郎さんの変化。
 この頃(1988年頃)からの絵画は実に良い。
 有名タレントに見られがちな技術不足も補いドンドン上手くなっている。
 独創性不足(ゴッホ・タッチ)は否めないものの瞬間を捉える技術に感心。
 再び販売中止になった1999年アルバム『冬の十字架』と同タイトルの自画像。
 ジミヘンの『アメリカ国家』をスポンジに『君が代』の紹介は番組編集の白眉。
 抗癌剤治療の無毛状態~回復へのセルフポート&フォトアート。
 そして自画像制作と番組は一気に終盤に進む。
 ~スキン・ヘッドの清志郎さんの自画像が最も素晴らしいと感じる。
 さらに、
 親友:間寛平さんを描いた肖像画(現在癌と闘う寛平さんが脳裏をかすめる)。
 未視聴の方は再放送が予定されていますので是非ご覧ください。

 ~以下NHホームページから記事転載。

 『ぼくはロックで大人になった』
 キング・オブ・ロック・忌野清志郎は、生涯絵を描き続けていた。
 本格的な油絵から漫画まで。
 自筆の日記、雑誌取材テープの肉声、証言から、
 清志郎の絵に込めた想いに迫る。

 圧倒的な影響力で時代を揺さぶった“キング・オブ・ロック”忌野清志郎。
 2009年に亡くなるまで生涯にわたって絵を描き続けていた。
 本格的な油絵からイラストや漫画、人生の折々に自らを見つめた自画像まで、
 その数は500点に及ぶ。
 清志郎はそれらの絵にどんな思いを込めて描いたのか。
 自筆の日記、雑誌の取材テープの肉声など、
 数々の資料と親交が深かった人たちの証言から清志郎の知られざる姿に迫る。

 【出演】
 忌野清志郎,  仲井戸麗市,  梅津和時,  ワタナベイビー,
 三浦友和,  太田和彦,  森川欣信,  齋藤國靖,  蔦岡晃, 
 吉美佑子,  小林晴雄,  芝田勝美,  宮崎隆信


 『忌野清志郎:ゴッホを見に行く』
 
死の直前まで絵を描き続けた忌野清志郎。
 清志郎があこがれた画家・ゴッホ。
 “反骨のロッカー”と“炎の画家”の意外な関係とは? 
 全国のゴッホ作品と徹底的に向き合う1人旅。
 生涯で1枚しか絵が売れなかったゴッホは、
 清志郎が下積み時代の心のよりどころであり、
 油絵に興味を持ったきっかけだった。
 本物のゴッホの絵に向き合う濃密な時間をドキュメント。
 ゴッホの絵と人生から何を受け取ったのか。
 清志郎の素顔に迫る。


 
『スタジオパークからこんにちは』
 7月6日に放送した、
 『スタジオパークからこんにちは:アンコール特集・忌野清志郎』。
 放送後、多くの反響をいただき再放送が決定!
 清志郎が当時マイブームだった?丹下左膳のいでたちで登場した、
 1999年8月5日放送分をご紹介します。

 *スタジオパークからこんにちは
 「24日(土)深夜のアンコール特集」
 ~1時50分:忌野清志郎
 ~2時16分:所ジョージ
 ~2時42分:緒形拳
 ~3時08分:藤子不二雄A
 ~3時34分:赤塚不二夫

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