カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

三平の味噌ラーメン

2008年12月27日 | 食いしん坊
札幌は今冬の雪嵐が舞っている。到着したときは、雨模様で地面に雪はほとんどなかったが、今はあたり一面の銀世界。そして、ビュービューと北風が吹いている。

こんなときは、暖かい札幌ラーメンにかぎる。久しぶりに味の三平に行く機会をえた。この店は先代の店主が日本で始めて考案した味噌ラーメンが有名で、その味を今でも息子二人が継いでいる。昼過ぎ一時ごろ藤井セントラルビル4階にある店を訪れたが、店は満員で何十年も前と同じように待つ人で行列ができている。客の回転が速いので、待つこと15分ほどでカウンター席に案内された。

こういう活気のある店は分業がはっきりしている。注文をとり客の席を決める人、接客をする人、流しで汚れ物を洗う人、そして厨房でラーメンを作る人だ。店の店主がもちろん厨房に立っている。そして、うれしいことに店主兄弟とよく似た20台と思しき青年が接客がかりをしていた。この店は三代目を得ることができそうだ。これは悪までも私の推測。

着席するのを待っていたかのように、味噌ラーメンが運ばれてきた。タイミングが計られているようだ。太目の麺も濃厚な出汁も以前のまま。実においしかった。店の味を頑固に保ち続ける。そして、こつこつと同じことを繰り返す。なかなかできない業だ。こういう店に拍手を送りたいし、これからもがんばってほしい。

幸せな気持ちになって三平を後にした。また来ようと思う。


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1 コメント

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うわぁ (ぜのぱす)
2009-01-01 06:10:50
懐かしい!

ココのラーメンは、麺の茹で加減が絶妙で、シコシコと美味しいですね。ぁあ、食べたい・・
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