カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

夏休み

2012年07月31日 | カナダ
今週は一週間夏休みです。とは言っても、家にいてどこにも行きませんし、家でやっていることは、日頃からたまっていた書類の整理や原稿書きです。普段家でしていることと大差ありません。

それでも、直接的なストレスは少なく気持ちが楽ですし、通勤時間がない分、時間に余裕がありますので、ゆったりとした時間が持てます。こういう時間がないと、いい考えやアイデアが浮かびづらいのです。貴重な時間です。

それから、この時間を利用して、普段なかなかゆっくりと話せない方々と食事をする機会を持ちたいと思っています。

実は今日はトロント大学の大先輩である増井禎夫先生ご夫妻と一緒に昼食の機会を得ました。家人も一緒です。増井先生は以前にも紹介しましたが、細胞周期をコントロールする因子MPFの発見で大変有名な科学者です。大学を退官されてしばらくになりますが、科学のこと、日本のこと、奥様との日常など様々なお話をお聞きすることができました。奥様とは初めてお目にかかったのですが、増井先生のご自宅でのお話など興味深くお聞きしました。京都時代から長年連れ添われて、おしどり夫婦という言葉がぴったりの増井先生ご夫妻にあてられどうしでした。行きつけの上海スタイルレストランで点心のテーブルを囲み楽しいひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました。

それで、驚いたのですが、増井先生も私のブログに目を通してくださっているとのことでした。先日もどこかのミーテョングでしばらくぶりにお目にかかった知人に、ブログみているよと言われ、驚きました。言い訳になるかもしれませんが、最近このブログの更新の頻度が少なくなった一つの理由に、あまりにも広範囲の方々に見ていただいていることを知り、書く内容にためらいが出てきたことがあります。聴衆のターゲットがしぼれないと、何を書いていいのかわからなくなります。

ブログの初心に返って、自分の日記のつもりで書けばいいのでしょうが、講演や講義をするときと同じように、どうしてもどういう方々が聞いてくださっているのかが気になって仕方がありません。職業病ですね。

ともかく、今日は大変楽しい一日でした。明日はお隣のカップルと食事会があります。それから、歯医者にも行かないとなりません。

2012 Summer BBQ Party

2012年07月08日 | カナダ
今年もこの季節がやってきました。カナダデー(7月1日)、そしてアメリカの独立記念日(7月4日)の後の初めての金曜日(6日)に、恒例となったラボのバベキューパティーを行いました。

今年も現在のラボのメンバーだけでなく、いわゆるOBたちが駆けつけてくれました。ピッツバーグのRさん、カリフォルニアからいつも来てくれるJさん、カンザスからはCさんとそのご主人とペットのレオ君(キャバリア・キングチャールズ・スパニエル)も来てくれました。この3組は常連ですが、今年はイギリスのバーミンガム大で教授になっているMさんも来てくれました。私のラボにいたのは、かれこれ17、18年前のことです。懐かしく歓談しました。

今年の目玉は、何と言ってもカンザスからやってきた写真の代物です。何だかわかりますか?

これはBBQ Smokerと言って、この中で肉をスモークするのです。Cさんのご主人Sさんが調理を担当してくれました。前日から、3羽のニワトリを丸ごと様々なスパイスでマヨネードしておいたものを、リンゴの木のチップでいぶし焼きにします。写真のスモークが見えますね。この赤いドラム缶のような容器の中に、3羽のニワトリが直立しておかれています。5時間ほど調理した後に完成。あっという間になくなりました。

来てくれた皆さん、ありがとう。そして、遠路はるばる来てくれたOBの皆さんの手伝いに、本当に感謝です。

ことしも、パーティーが無事終わりました。

「夏が来て パーティー終わって 皆昼寝」