カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

北緯44度

2010年03月22日 | カナダ
トロントは北緯44度にあります。同じ北緯の日本の都市はどこだかわかりますか?

札幌は北緯43度ですので、トロントより少しだけ南にあります。雪は札幌の方が多いのですが、トロントに比べると冬の平均気温は少し高いようです。それから晴天の日が札幌のほうが多いと思います。トロントの冬はグレーの日が多いのです。

北緯44度の日本の都市はというと、網走がそうです。オホーツクの町、網走は知床にも近く、網走湖、能取湖に囲まれていて、素晴らしい景観の場所です。冬の厳しさはトロントとほぼ同じでしょうか?オホーツク海がもたらす流氷は実に素晴らしい自然の贈り物です。

北緯44度では、もうそろそろ花が咲きはじめます。その緯度に住む住人として、春が待ち遠しい気持ちでいます。

長い冬があるから、春の素晴らしさをよりいっそう楽しむことができます。

北海道大学F教授退任祝賀会

2010年03月20日 | サイエンス
今週は札幌に来ています。昨日はA先生とK先生と一緒に、サイエンスに関する様々なデュスカッションを交換し、夕食もご一緒しました。大変楽しいひと時を過ごすことができました。

今日は、たくさんの知り合いとともに北海道大学F教授の最終講義に参加しました。F教授が三十年以上に渡って積み上げてこられた研究成果の集大成のお話を興味深く拝聴しました。

祝賀会も大変盛況で多くの参加者とともに旧交を温め、F教授の暖かい人柄がよくわかるいい会でした。

北大の定年は63歳です。大学によって若干の差はありますが、現在日本の国立大学の定年年齢は63-65歳です。

F教授のように現在もアクティブに研究されている方には63歳はちょっと早すぎる定年です。幸いグラントを確保されているF教授は今後も特任教授として同大学で研究を続けられるそうです。一昔前には考えられなかった処置で歓迎すべきです。

カナダの場合、大学の定年制はつい最近まで存在しましたが、多くの大学でその義務制を取り払う制度が発効し、トロント大学でも今は教授の定年制はありません。

しかしながら、これはグラントのサポートがあり、研究活動が顕著である場合にのみ可能なのであって、単なる定年制排除ということではありません。当然のことだと思います。

F教授のご研究の益々の発展を願っています。

Reunion

2010年03月14日 | カナダ
高校時代の同級生3人の旧友が、このブログを見てくれています。そして、その3人が久しぶりに会合を持ったと、コメントしてくれました。

3人とも高校時代の私の大事な親友でした。喫茶店へ行ったり、音楽の議論を戦わせました。ビートルズのアルバムのあそこがいいとか悪いとか、いうものでした。いい思い出が昨日のことのように思い出されます。

それにしても、もう卒業してから、35年以上経っているので、いまこの3人に再会しても、お互いにわかるかどうか?

OG君は背が高くほっそりしていたし、OT君は小柄でビートルズ風に長髪だった。IZ君はちょっとふっくらとしていて、やはりビートルズ風の髪型をしていた。今はどうなっているのだろう?彼らも私のことがわかるかどうか、自信がありません。

私も「reunion」に参加したかった!

P.S. OT君、IZ君、ぜひメールをください。OT君に私の自宅用のメールアドレスを聞いてください。会いたいものです。

東京は雪、トロントは春?

2010年03月10日 | カナダ
東京はみぞれが降り、雪が舞い、冬に舞い戻った天気ですが、トロントはなんと11度の暖かさです。どうなっているのでしょうか?

今東京のホテルの一室の窓から寒々とした空を眺めています。梅が咲き、桜のつぼみが見られるかなと期待して来たら、なんとトロントよりも寒くて、びっくりしました。

飛行機であまり寝られなかったので、時差ぼけがこたえます。歳を重ねるごとに、時差ぼけは「しんどい」です。私の時差ぼけ解消法は、できるだけ太陽にあたり、運動をすること。ジョギングでも行こうかと思いますが、この天気では足がすくみます。

あっという間の5年

2010年03月05日 | ブログ
早いものです。このブログを立ち上げてからもう5年の歳月が流れました。3月6日(日本時間)、こちらの3月5日が5周年記念日です。

カテゴリーを見ていただくとわかるとおり、「カナダ」での生活に関する記事が332、「サイエンス」が115、「旅の徒然」に関するものが50、「日本」に関するものが46、「食いしん坊」34、「将棋」23、「ペット」19、と続きます。

おおむね私の興味のあることを反映している数です。

5年前に書き始めたころのブログを読み返すと、意気込みが感じられる文章というか、肩に力の入った文章が多く見かけられます。

それに較べると、最近のはちょっと肩の力が抜けすぎでしょうか?初心に帰って、もっと色々なことを掘り下げて書くべきなのかもしれません。

それにしても、この五年間飽きずにこのブログに立ち寄ってくださってる皆様に、ほんとうに感謝します。最近のベストでは、Gooのブログランキングで2000番台にまで進出したこともあります(通常は5000番台です)。上位にランクされることが私の目的とするところではありませんが、訪問者の数が増えるとやはりうれしいものです。

ほんとうに読者の皆さんありがとうございます。これからも、よろしく。

グラント、そしてまたグラント

2010年03月03日 | サイエンス
このところ、ちょっとブログをさぼっていました。オリンピック観戦で忙しかった、と言いたいところですが、グラントの締め切りが次から次へとあって、四苦八苦しています。まだ、二つ残っています。今週中に仕上げなければなりません。

バンクーバーオリンピックですが、カナダではご存知の通り大変盛り上がっていました。最終日にアイスホッケーで金メダルを取った時が、絶頂だったとおもいます。そして閉会式。これも盛り上がったようです。

私は男子カーリングのケビン・マーチンの最終ゲームを観戦したぐらいです。見事な勝利でした。安心感がありました。

あっとそれから、女子のフィギュアスケートは見ました。ユナちゃんと真央ちゃん、この二人は抜きん出ていました。素晴らしい演技でした。

さあ、グラントを仕上げないとなりません。ブログで一息つけることが、私の何よりの息抜きです。さあ、がんばるぞ!