カリフォルニアの青い空

UC Davis校で行われたシンポジウムに出席のため先週はサンフランシスコからＤａｖｉｓに行きました。ベイエリアからは2時間ほどのところにあり、ワインで有名なＮａｐａ Valleyが近くにあります。町は大学を中心に発展してきたようで、大学の周りに閑静な住宅街がある住み心地のよさそうなところです。それにしても、自転車の数には驚きました。どこへ行ってもマウンテンバイクだらけです。

同大学のＡ教授に自宅にお世話になり、よい週末を過ごすことができました。土曜の朝に出かけたファーマーズマーケットには、たくさんの人が来ていました。人力のメリーゴーランドが大活躍しており、何だかタイムマシンに乗ったような感じがしました。

昨日（日曜）、DavisからＳＦ、サンタクルーズ経由でＡｓｉｌｏｍａｒに来ました。ここで学会があります。この地は私にとっては懐かしい場所です。ちょうど２０年前、アメリカに来た翌年だったと思いますが、同じ学会に出席するため、家族でAsilomarに滞在しました。太平洋が目前に迫る大変美しい景観の場所です。近くにMontereyやCarmelといった有名な町もあります。

それにしても、カリフォルニアの空は何でこんなに青いのでしょうか？！

WBC イチローはスゴイ！

私はあまりスポーツのことは知りませんが、ＷＢＣの対韓国・決勝戦で見せてくれたイチローの勝ち越しセンター前ヒットは見事でした。粘って粘って、すごいプレッシャーの中でああいうことをやれる人はめったにいません。イチローは手放しでスゴイ！の一言につきます。日本優勝に乾杯！

NIH Stimulus Package

オバマ政権が次々に新しい政策を打ち出しています。昨日はテレビを通してイランの政権とイラン国民に、対話への道を呼びかけたとか。。。

科学技術へもオバマ政権は大変関心を持っているようです。特に医学関係では、幹細胞研究支援再開を打ち出し、さらに、NIHに10兆円近いStimulus Packageを与えるという話です。これまで前政権下で極度に冷え切っていたNIHの予算に関して、はっきりと方向転換を形で示したことは極めて意義深いもので、科学者としては大いに歓迎すべき政策です。もちろん、経済刺激、消費刺激を狙っているわけではあります。

ただ、この予算の大部分をきわめて短期間（約二年以内）に急いで使わなければならないという制約があり、手放しでは喜べない部分もあります。これは、いうまでもなく経済効果を狙っているためです。サイエンスは長い時間のスパンの中で科学者の努力の結晶として、新しいものが生まれてくるわけで、二年以内でいいものを早く出せ、というような発想では、予算の有効利用を考えたとき、大変無理があるように思います。

何はともあれ、これまでR01のグラントの平均競争率が10％前後だったのが、これで是正されるはずです。どうか、今後のアメリカの投資が短期的なものでなく、長期的な計画を持って、サイエンスの発展に貢献していくことを願ってやみません。もちろん、日本の科学技術投資の健全な成長も心から願っています。

春の空

今日は素晴らしい快晴に恵まれました。もう春分ですね。でも気温は摂氏ゼロ度ぐらいで、ちょっと春の陽気とまではいきませんでした。でも、空気が澄み切っていて、気持ちのいい朝でしたので散歩も大変快適でした。ちょっと運動不足気味で、これはいかんと思っています。この週末で、すこし挽回せねばなりません。

いつもの散歩コースのゴルフコースもまだオープンしていません。芝生もまだ緑色のなるまでは一ヶ月ほどかかることでしょう。でも、雪景色が一転して早春の香りの漂う景色にかわりました。気持ちのいい一日でした。

ナナの由来

ナナ（Nana)という名前は息子がつけました。これは日本では大変ポピュラーな犬の名前ですね。こちらでは、あまり聞いたことがありませんでした。

でも実は、ピーターパンの愛犬の名前がNanaだったので、ディズニーの映画を観たことのある人たちや、ピーターパンの物語を本で読んだことがある人たちにはなじみのある名前です。ですから、欧米でも犬の名前として使われることはあるようです（あまりポピュラーではありませんが）。

息子は日本的な名前にしたかったらしく、この名前が浮かんだとのことです。そして、インターネットで調べて、この名前が日本で使われている典型的な犬の名前だったことを知り、これがいいと思ったそうです。家人もそれに賛同して、私がつべこべ言うまもなく、決定されました。

我が家での第一日、機嫌よく遊んでいた時のナナちゃんの写真を一枚アップします。

ゴールデンレトリーバーのナナちゃん登場

ついにやってきました。待ちに待った日が。ゴールデンレトリーバーの赤ちゃんが家にやってきました。名前はナナです。2009年１月１８日カナダオンタリオ州生まれのBritish Golden Retriverです。今朝10時に引き取りにいってきました。帰りの車の中で撮った写真が上の写真です。ちょっと心細そうな表情です。やはり、兄弟姉妹、それにお母さんと離れるのが寂しいのだと思います。

でも、家に着くと元気にバックヤードを駆け回り、食事も無事食べてくれて、一日中元気に遊んでいました。大学の寮からこの日を待ちかねて息子も帰ってきましたので、にぎやかな一日になりました。家の中でも、ナナちゃんは興味深深で駆け回っていました。隣の夫婦からもらったおもちゃがとても気に入ったようで、しばらくそれと遊んでいました。

8時すぎには疲れてしまって、ぐっすりと寝てしまいました。その寝顔がまたかわいくて、写真に収めました。我が家にまた家族が一匹増えました。

MANPUKUの肉うどん

久しぶりにランチを食べに、Art Gallery of Ontarioの東隣のフードコートの中にあるMANPUKUに行って来ました。私のお気に入りは、肉うどんです。大きなどんぶりに、讃岐うどん風の太うどん、その上に山盛りの牛肉の時雨煮がのって来ます。出汁もとても美味しくて、ゆずの香りがします。これで5ドル99セントは大変お値打ちです。ランチにはもってこいです。

今日は店内が満員に近くとても忙しそうでした。でも、注文から５分ぐらいでうどんが運ばれてきました。とても迅速で気持ちがいいです。店で働いている方もほとんどが日本人女性で、丁寧な受け答えや気遣いが感じられて、好感が持てます。

メニューは他にもどんぶりものやたこ焼きなどもあり、日本の食べ物を気軽に楽しむことができます。暖かいうどんを食べて、心も身体も温まりました。

雪解け

３月に入ってから、少しづつ暖かくなってきて、ここ数日でかなり雪がとけました。今日は土曜日。久しぶりに家人とゴルフコースへ朝の散歩に出かけました。雪解けが進み、水分をたっぷり含んだ芝生の上を歩いていると、早春の風が頬を軽くなでて通り過ぎていきました。春の喜びを少しだけ味会うことができました。

春を待ちこがれるカップルや犬を連れた人たちが、私たちと同じように春の兆しを楽しんでいました。そこで、写真を一枚。

久しぶりのボストン

Biophysical Societyの年会のシンポジウムに招待されて、久しぶりにボストンに来ました。トロントからは一時間半のフライトですので、ちょうど東京から札幌に飛ぶ感じです。空港からハーバーにあるコンベンションセンターの会場までは１５分足らずでした。タクシーの運転手さんが、空港からダウンタウンへ伸びているトンネルを自慢していました。よく覚えていませんが、ずいぶん昔にDCから運んできた廃材で作ったのだとかと言っていました。

会場のコンベンションセンターに着いて、その広さに圧倒されました。私の発表のある会場も500人以上は座れるでしょうか。。。いったい何人の参加者がいるのだろうか？私の推測では全体で3000人ぐらいの規模ではないでしょうか？

無事講演も終わってホテルに着きました。一晩泊まって、明日トロントに戻ります。明日がグラントの締め切りです。とにかくこのところ忙しすぎます。

外は雪です。明日飛行機が飛ぶことだけを祈って寝ることにします。