カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

カナダ・オンタリオ州の風景

2009年01月25日 | カナダ
 

以前行ったケンネルから先週連絡があり、私たちが気に入った犬が無事お産を済ませたというので、早速子犬とお母さんを見に行ってきました。ゴールデン・リトリーバーなのですが、全部で9匹の子犬がお母さんのおっぱいにしがみつく様にして、競い合っていました。まだ生後一週間なので、目も見えないし、耳もふさがれていて、よく聞こえないようです。

それにしても可愛かった。どれにするかはまだちゃんとは決めてきませんでしたが、大体二匹が候補に挙がりました。もうあと数週間もすると毛も生えて子犬らしくなり、そのころから性格も出始めるそうです。それまで、待つことにしました。

今日は気温がまた下がり、昨日とは打って変わって寒い一日でしたが、晴天で気持ちのいい一日でした。帰りに写真を何枚も撮りました。南オンタリオ州によくある典型的な牧歌的風景です。トロントからは北西へ2時間近く走ったあたりです。二枚目の写真の白馬がとても素敵でした。それから、よく見ると一枚目の写真には犬がこちらを向いているのが写っています。白いラブラドールでした。

車の中でシャケとシソ入りおにぎりを食べながら、ほっかほかのお茶をすすり、カナダの雄大な風景を楽しみました。いい休日の一日でした。


帰宅

2009年01月24日 | サイエンス
アメリカの大学でのセミナーを無事終了し、本日帰宅しました。トロントのピアソン空港に到着すると、外気温は0度で、とても暖かいのです。驚きました。

ピッツバーグでは長年の知り合いであるG教授の歓待を受けました。そして、私のラボにポスドクでいたことのあるI博士がいまでは立派にこちらの大学の助教授になっていて、滞在中はドライブをしてもらったり、色々お世話になりました。「Typhoon」という名のタイ料理のレストランで皆と和気あいあいの会食をして、楽しいひとときを過ごすことができました。とても美味しい店でした。

翌日、空港に向かう前、長年の友人であるP教授がホテルまで尋ねてきてくれて、一緒に朝食を食べながら、また楽しいひとときを過ごしました。彼は10年前まではモントリオールのMcGill大学で研究をしていたカナダ人です。私と同年代の彼にはもう孫がいるというので、驚きました。そして、同年代の息子を二人とも持っているので、「君のところも直ぐさ」、と言われて、ちょっとドキッとしました。まだ、「おじいさんになる心構えができていないよ」、と答えておきました。

今回の旅は、行く前は空港の警備などのことを考えて、あまり強く気が進みませんでしたが、本当に心から行ってよかったと思っています。たくさんの研究者に会い、いろんな話を聞き勉強になりましたし、古くからの友人に久しぶりにあえて、本当に有意義でした。皆さん、ありがとう。

セミナー・ツアー

2009年01月21日 | サイエンス
今朝4時半おきで早朝の飛行機にのり、インディアナ州のWest LafayetteにあるPurdue大学に来ています。今日は、ご存知のとおり米国の大統領就任式があったので、空港の警備が厳重で大変かと思っていましたが、それほどでもありませんでした。Customsで少し並びましたが、担当官には「Enjoy your visit!」などとgreetingされて、気味が悪いほどでした。アメリカが今後よい方向に進むことを願ってやみません。オバマ新大統領に多くの期待が集まっています。

ここPurdue大学は大きな敷地にたくさんの学生を抱えるアメリカでも有数の総合大学です。今日は教授陣と色々面談して話をききました。明日も午前中は個人面談、そして私のセミナーと続きます。その後すぐに空港に向かい、Pittsburghの飛びます。

忙しい日程ですが、各地の大学の研究者に会うことはそれなりに楽しみです。また、地方の文化らしきものにも少しだけ接することができるからです。Purdueの人たちは気さくで人懐っこい印象を持ちました。トロントと同じく東海岸時間なのですね、ここは。シカゴがすぐそこなのに。。。

ではあしたのセミナーの準備をします。

また雪です

2009年01月18日 | カナダ
昨夜から降った雪が20センチほど積もったでしょうか。朝ごはんを食べたあと、早速雪かきです。外気温はそれほど低くなく、マイナス3度前後。むしろ暖かい感じです。積もった雪は細かいパウダースノーでとても軽く、助かりました。それでも相当量の雪が家のドライブウエーの積もったので、いい汗をかきました。

ちなみに家のバーべキューストーブの上に積もった雪をお見せします。あーあ、疲れた。

今朝も冷え込みました

2009年01月17日 | カナダ
今朝もマイナス20度でした。でも空気は澄み切っていて、乾燥しているので、気持ちがいいのです。その上、今朝は素晴らしくきれいな朝日が昇ってきました。キッチンの窓越しに思わずカメラを構えました。夕焼けではありません。朝焼けです。

今日は家人が初釜で留守ですので、一日家で仕事をします。来週のセミナーの準備やら、グラント書きなど、やることはいっぱいあります。暇を見つけて、本も読みたいし、音楽も聴きます。家で静かに一人で過ごす休日も悪くはありません。


またまたグラントシーズン

2009年01月17日 | サイエンス
このところトロントは冷凍庫の中に入っているような寒さです。一昨日は、朝起きたときの外気温がマイナス23度でした。これはさすがに寒いです。でも乾燥しているので、肌が引き締まる感じはしますが、不快ではありません。日本で摂氏ゼロ度前後で湿気があり、風が吹いているときの寒さとは、かなり感じが違います。JRのホームに立っているときなど、じわじわと本当に辛いですね。ああゆう寒さとは、ちょっと質的に違っていて、ピリッとする寒さです。瞬間的で少しの時間なら「さわやか」とまでは言いませんが、そんな感触があります。

ところで、またグラントのシーズンです。2月中旬の締め切りのグラントと3月初めの締め切りのグラントがあります。それを今必死になって書いています。前者のグラントは新規プロジェクトですが、後者のグラントは長年持っているグラントのリニューアルです。グラントを書いていると今後の研究計画も煮詰まってくるといういい効果があります。プロジェクトに関してじっくり考えるからです。がんばります。


雪かき

2009年01月09日 | カナダ
ここ数日で雪が合計20センチほど降り、昨朝と昨晩は雪かきで大変でした。雪かき中に心臓麻痺を起こし、救急車で病院に運ばれるケースもよく耳にしますので、気をつけなくてはなりません。30-40分の運動で汗びっしょりになりました。

毎日の生活には邪魔者の雪ですが、スキーをする人たちにはたまらない贈り物でしょう。このあたりには、高い山はありませんが、それでもダウンヒルコースのスキー場が各地にあります。近くで一番有名なのは、ブルーマウンテン・リゾートと呼ばれる所で、トロントから車で一時間半ぐらいのところです。ジョージアンベイに面していて、ダウンヒルスキーをしながら、ジョージアンベイを一望できます。

私も小さいときからスキーはやりました。小学生のころ、冬になると新聞の片隅に各地のスキー場の積雪量がのります。妙高、赤倉、志賀高原、そして名古屋から近い大日岳とかひるがの高原などの積雪量を毎日チェックするのが楽しみでした。妙高とか赤倉は200センチ以上の積雪になるのですが、ひるがの高原などは30センチ前後のことが多く、かろうじてスキーができる程度のことがよくありましたが、それが一日で100センチ近くになろうものなら、その数字を見るだけでうきうきしてきたのを思い出します。

今でもスキー場の積雪情報は新聞に載っているのでしょうか?それとも、皆さんインターネットでチェックできるから、もうなくなってしまったのでしょうか?遠い昔の些細なことをふと思い出しました。

2009年本格始動

2009年01月05日 | カナダ
明日1月5日(月曜)から2009年も本格的に始動します。昨年末から日本でゆっくりと休暇を過ごすことができました。日本で過ごす20年ぶりの大晦日と元旦でした。1日の夕刻のバンクーバー経由トロント便で無事帰宅しました。思ったほど雪は積もっていなかったので安心しました。どか雪が降った後、暖かい日が数日続いて、雪が解けたという話をお隣さんから聞きました。

彼らもフロリダに1ヶ月ほど行っていて、年末に帰ったばかりでした。「Back to normal」といいながら、少し楽しい休暇が終わってしまったことを寂しく思っているようでした。

さあ、私も明日から本格的に仕事に復帰します。グラント、論文、推薦状、その他多々の雑用が待っています。長い休暇を取ってしっかりとリチャージしたのですから、がんばらなければ!