カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

Merry Christmas!

2010年12月25日 | カナダ
今日はクリスマスです。トロントのダウンタウンはほとんど雪が残っていませんが、中心から北東約15kmにある我が家ではバックヤードに雪が残っています。
昨日のクリスマスイブは上の息子もガールフレンドと帰ってきて、一緒に食事をしました。そして、プレゼントを交換しました。

長男からもらったのは電子レンジでした。20年以上使っている電子レンジがよっぽど気になっていたようです。確かにもともと白かった前面パネルが黄色見を帯びていますがまだまだ使えると思っていました。
確かサンヨー製のこの電子レンジはメリーランドに住んでいたころ(20数年前)、帰国される日本人のポスドクの方から譲り受けたもので当時50ドルぐらいで買ったように記憶してます。その電子レンジがついに我が家のキッチンから消える日が来ました。

クリスマスの夕食のあと、息子が古いレンジを取り除いて新しいレンジを備え付けてくれました。ただ家内は、古いほうのレンジにまだ愛着があるようで捨て去る決心ができないでいますが。。。

皆さん、Merry Christmas! そして、Happy New Year!

P.S.次回更新は年明けになるかもしれません。

5年ぶりのホノルル

2010年12月20日 | 旅の徒然
PACIFICHEMという環太平洋化学会の学会が5年おきにホノルルで開催されるのですが、今年がその年に当たり、私も5年ぶりにホノルルにやってきました。

ワイキキのヒルトンハワイアン・ビレッジが恒例の宿で、今回もそこに泊まっています。3日間続いた我々のシンポジウムも明日で閉幕ですが、朝8時から夕方4時半までびっしり会議で、いまのところビーチでゆっくりする暇もありません。と思っていたら、明日帰国です。

今日は一日雨が続いていました。こんなことはこれまで初めてです。コンベンションセンターに一日いるので我々にはあまり影響はないのですが、やはりハワイらしい青空のほうがいいですね。

トロントとは時差が―5時間あるので、朝早く目が覚めます。それで毎朝6時ごろ30-40分ほど散歩をしてます。一日中座っているので、これをしないとどうも身体がなまってしまってよくありません。できれば30分ほど泳ぎたいのですが、今のところ時間を見つけることができません。明日の飛行機は夜9時ごろなので、出発前になんとか一度ビーチにでたいところです。天気が気になりますが。。。



初めてのボーディング

2010年12月12日 | ペット
12月10日(金曜日)に恒例のラボのクリスマスパーティーを我が家で行いました。

今年は風邪で来られなくなった人が数人出て、ちょっと少なめでしたが(それでも20人ぐらい)、楽しいひと時を過ごすことができました。
一歳から十数歳の子供たちが五人いたので、とても賑やかでした。

今年のメイン料理は、チラシ寿司とポークハムでしたが、お寿司のほうが断然人気がありました。あっという間に寿司ご飯もさかなもなくなりました。気持ちがいい!

パーティーのときの一番の問題は、ナナちゃんをどうするかです。小さな子供が来るので家の中で放しておくのも若干心配ですし、大騒ぎをするでしょうからこちらもそこまで手が回らない、などいろいろ考えて、やはり近くのケンネルに預けることになりました。日本ではペットハウスとかペットホテルとでも呼ぶのでしょうか?はこいり娘のナナちゃんを外泊させるのは今回が初めてです。

最近のケンネルのボーディングサービスには驚きました。今回行ったところには、部屋の種類とサービスによって三段階のクラスがありました。もちろんすべて個室ですが、このケンネルには広いバックヤードがあり、それが何区画かに仕切られていて、そこで相性のよさそうな何匹かの犬を離して遊ばせるそうです。もちろん、係員の監視の下でです。

一番スタンダードのクラスでも、一日に30分のプレータイム3回、そして夜一時間の散歩があります。その上のスイートになると、スタンダードのサービスの上にもう一回一時間のプレータイムが加わり、さらには特別なtreat(ボーンかクッキー?)が付け加えられ、それから部屋にはWebcamが設置されていて、オーナーはいつでもどこからでも愛犬の様子をインターネットで見られるそうです。その上のクラスのことは聞きませんでしたが、スパトリートメントやマッサージでもつくのでしょうか?

ナナちゃんはスタンダードのクラスで一日過ごしました。翌日迎えに行くと、ケンネルからは一日キャンプのレポートを頂き、それにはA+とまず書かれてあって、ナナちゃんがとてもいい生徒であり、一日キャンプを楽しんだことをいろいろ説明してありました。まるで、子供をデーケアかサマーキャンプにあづけるような感じです。

まあ、パーティーも無事終わり、ナナちゃんも一日他の犬たちとソーシャライズされ楽しんできた様子なので、ほっとしました。
このパーティーが終わると、クリスマス、年末の足音がすぐそこまで聞こえてきます。

英語の好きな英語の先生

2010年12月03日 | カナダ
昨日はYorkvilleにある行きつけの店へ行ってヘアカットをしてきました。トロントに来てから、同店のYさんに散髪をしていただいています。彼女は、私よりも長くトロントの住んでいらっしる日本からの移住者で、ご主人が画家で、闊達でかわいいお嬢さん二人のお母さんでもあります。

散髪の合間に家族のこと、旅行のことなどいろいろ話をするのですが、昨日は談たまたま文通に及んで、Yさんや私が学生のころの「遠くにいる友達」とは手紙や電話でしかコミュニケーションする方法がなかったということをいろいろ話しました。ペンパルという言葉もありました。文通を通してできた友達のことです。今では死語でしょうか?

私が高校生のころ文通をしていた大阪や横浜の友達のことも思い出しました。今では音信不通です。それから、35年前は札幌と東京間で電話をすると1分100円でした。若い方には信じられないでしょうね。

Yさんの中学のときの英語の先生は無線ハムをしていて、世界中の人々と英語で会話して英語力を鍛え、この先生が教室に入ってくると、生徒たちにはすべて英語で話しかけられ、授業も身近なことを英語で表現させる努力をされていたという話を聞きました。当時としては、無類の英語の先生だったのでしょうね。素晴らしい先生です。

インターネットやEメールのなかった当時は、無線ハムがインターネットのような役割を担っていたのですね。ただそれは無線ハムを買うことができて操作できる、比較的小さな専門集団の道具であって、一般的にはあまり普及していませんでした。ところが、インターネットは今誰でもどこでも使えるようになって、その上で得られる情報はものすごく膨大なものに成長したわけです。無線ハムはそんな新しい時代の先駆け的なものだったのかもしれないな、とYさんの話を聞きながら思いました。

この英語の先生はかなり高齢になられた今も健在だとか。そして、カナダに住むYさんに時折手紙をくださるそうです。もちろん手紙はすべて英語だそうです。

ちょっといい話しですね。

はやくも師走

2010年12月01日 | 食いしん坊
2010年もすでに12月、「先生も走る」という師走に突入しました。

トロント地方は昨日まで雨が降ったりやんだりで、浮かない天気でした。今日は雪が舞い始めました。気温が下がってきました。いよいよ冬の季節の到来です。

「銀座・鉢巻岡田で鮟鱇鍋を食べなくちゃあ、冬が来ない」といったのは山口瞳氏ですが、鍋の食べたくなる季節になったのは当地も同じです。ちなみに、私は山口氏の感性に大いに共感するとともに、それをうまいせりふにされた同氏の才能に敬意の念を抱いています。

世界のどこにいても、季節によって恋しくなる食べ物があります。そして、ありがたいことに、今ではほぼ何でも食材が手に入るので、トロントでも鮟鱇鍋を楽しめます。確か去年の今頃、同じようなことを書いたような記憶があります。銀座・鉢巻岡田の鮟鱇鍋とまでは行かないでしょうが、家族で箸を伸ばし突っつきあっていただく鍋は、世界のどこで食べても格別なのだと思います。

今夜も冷えてきそうです。暖かくして寝ることにします。