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メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

最近の作業…48

2022-08-03 21:17:00 | 整備
またブログをサボっていました…笑

今年は空梅雨で晴れて暑い日が続いておりますが…

暑い日が続くと必然的に多くなるのがエアコンの修理…

効いてはいるものの外気温があまりに高いと当然ですが冷却効率は落ちるので効きが悪くなったと感じる事も少なくありません…

こちらのプロフィアは効きが悪い云々ではなく全く効いていない状態で入庫。
A/Cマシーンでシステムチェックを行うとガスが全く入っておらず…
とりあえず真空引きからのリークチェックを行うもリークテストは合格。

という事でとりあえずガスを規定量充填して様子見となりました。



こちらのギガは令和2年登録車なのにガスが漏れるという事で入庫…
ただ漏れ方は非常に微妙でディーラーさんでも特定出来ないと言われたようです…

実際にガス検知器や蛍光剤を入れてのリークチェックも漏れ箇所の特定には至らず悩ませられましたが…


お客様と相談の結果、とりあえず怪しさのあるコンプレッサーとホースから交換してみる事に…


ただ、車が新し過ぎてリビルトコンプレッサーをどこも持ってないという事で結局新品を使用する事になりました。


こちらも交換後、一旦様子を見てもらうことに…




他にもコンプレッサーがロックしたというレンジャー。
ディーラーさんからの依頼ですが、コンプレッサーロックのためコンプレッサーとコンデンサーを交換する予定だったもののコンデンサーが欠品らしく、フラッシング出来ない⁉︎との事で相談を受けました。


コンデンサーのドライヤーを取り外すと当然の事ながら鉄粉が回っております…




とりあえずドライヤーを取り外した状態でフラッシングキットを接続。


このA/Cマシーンの強みは経路や状況に合わせて数種類のフラッシングモードがある事。
往復洗浄とパルス洗浄を行ったあとに通常の循環洗浄を行い経路内部を洗浄。


通常真っ白なフィルターがこんな色になり更にはキラキラした金属粉がフィルターに…


その後リビルトコンプレッサーを取り付けてドライヤーも新品に交換して真空引きからの充填、エンジンをかけてしばらく試運転しましたが問題無さそうなので完了です。


車検で入庫のプロフィア…


車検整備と並行してシャーシ塗装も作業します。
マスキングは丁寧に…




これはうちのメカニックがキレイに塗装してくれます。



こちらは別の車両でオイル漏れ修理とDPF洗浄…


DPFを取り外して洗浄している間に…


オイル漏れ修理を進めていきます。
前後クランクシールの交換…


にしてもこのクラッチリフターは優秀です…


クラッチ&フライホイールも安全に降ろせます。




シール交換してクラッチは半年前に交換済みという事で再使用していきます。


洗浄が終わったDPFを取り付けてDPFの機能点検を行い完了。

 

バッテリーが早期消耗するというプロフィア…
新品に換えたものの1週間程停めておくと再度バッテリーが上がるという症状…



色々と調べるとキャブサスのレベリングバルブに常時電気が流れてしまっており、更に原因を調べるとキャブロック機構に不具合がありキャブが完全にロックされておらず、チルトモードに入ったままになってました…

その状態だと本来ならブザーが鳴り続ける訳ですがブザーのコネクタが抜いて殺してありました…
つまり…
キャブロックが上手くいってないにも関わらずブザーが殺してあったためその事に気づかずチルトモードに入ったまんまになっておりレベリングバルブに通電されっぱなし…
結果バッテリーが早期消耗するという事でした。

という事でロック不良の原因である機構を交換…


取り外したキャブロック…


新品取り付けて…




無事に無理なくロックする様になり完了…



バッテリー上がりの車両を救援しようとしたところ、ブースターケーブルを逆接してしまったというダイナを出張で点検。
メーターに電気が点かず、セルも回らない…


当然、あちこちのヒューズが飛んでおり…
とりあえず切れているヒューズを新品に交換。


ところがキーオンでヒューズが即飛びする状態…
ブレーカーヒューズを入れながら点検するも…




この日は原因の特定には至らず…
後日助っ人を連れてリベンジ。
2人でアレコレ調べ、結果的にリレーが数個焼けてました…


とりあえずエンジンはかかるようになりましたが、ヘッドライトやテールが点かない…
ヘッドライトとテール回路でもリレーが焼けていた為、ディマリレーとテールリレーを交換しましたが症状変わらず…


配線図を辿っていくとその上流はコンビネーションスイッチに行き着き…




ディマリレーとテールリレー回路下流にマルチプローブで強制的に電気を送ると両方とも点灯。


という事でコンビネーションスイッチ内の接点も焼けてしまっている事が判明したので、交換。


新品のコンビネーションスイッチを取り付け。


無事にヘッドライト、テール共に点くようになりました…


恐らくヘッドライトスイッチオンの状態でブースターを逆接したのでコンビネーションスイッチまで焼けちゃったんでしょうね…

とにかく無事に修理完了したので納車して完了です…







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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (令和の新人)
2022-08-04 17:51:26
久しぶりにコメントさせて頂きます。
バッテリーの繋ぎ方間違えると恐ろしい事になってしまうんですね。とても自分には対処出来なさそうな内容なので十分に気を付けようと思います。
ところで最近35℃越えの日が続きましたが、暑さ対策何かされてます?
空調服とかあるけど、寝板使う狭い隙間入るで使うのは無理だろうなと思ってます。
とんでもない汗が出てくるので何か対策されてるか気になりました。
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Unknown (mikiaxis)
2022-08-07 08:52:22
令和の新人さん
バッテリー逆接は最悪ECUまで破損してしまうので本当に気をつけないといけません…
だいたいは運転手さんがバッテリー上がりの車を救援しようとして逆接するパターンがほとんどです…笑
ウチは暑さ対策としてスポットクーラーを2機導入しました…
あとは水分と塩分をこまめにとること、適度に休憩を挟む事、それから昼休憩を30分延長したりして対策してますよ!
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Unknown (Pachinko Quora)
2023-08-01 14:25:13
私はバイクの機械作業にとても苦労していますが、トラックを修理するのはどれほど難しいことなのでしょうか - https://www.p-quora.com/
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