ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

大陸より風も渡るか金木犀

2005年09月22日 | 京都
夜風に乗って、かすかにふっと、なつかしいにおい。

お、キンモクセイ。今年もこの季節がやってきましたね。今年のお初のキンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)の花に気がついたのは一昨日、19日の朝。ヒガンバナ(Lycoris radiata)に気がついたのは?14日の水曜日だったかな?17日の土曜日だったかな???

すばらしい、さすがヒガンバナ、ちゃんとお彼岸に咲くんですねえ。秋だなあ~。

キンモクセイといえば、中国の成都を思い出します。行ったのはもうおととしのことになるんだなあ。街の中の大きな公園には、キンモクセイがたくさん植えられていて、咲いたらさぞかし、と心踊らせたのでした。桂林というのは、木犀の街、という意味だそうで、咲いた頃に是非行ってみたいなあ、と思ったものです。そうそう、昨年の学園祭で、一生懸命花をつんで桂花酒を作ってた人もいたねえ。そーいや、教室の横の金木犀を刈り込みすぎて怒られたけど、ちゃんと復活したかしら?ちょっと心配。これもいろいろ思い出深い花ですね。

でも、私がさらに好きなのは、ギンモクセイ(Osmanthus fragrans)。昔うちの庭でひっそりと咲いていたもの。さらにはかない、ミルクのようななんともいえない甘い香りがするのです。今年はどこかで見つけられるかな?

おお、そういえば。学名で思い出しましたが、「ギン」モクセイの方がオリジナルで、キンモクセイはギンモクセイの変種だったんですよね。「キン」の方が良く見かけるので、図鑑でそんな記述を見つけた時は、何だか違和感を憶えたものですが。

さて、おさらい。生物季節って、どおでしたっけ?(と、授業ノートをひっぱり出してくる。)
3/28 サクラ開花(→春花壇~)
6/3 アジサイ開花(→梅雨、初夏の花壇~)
7/16 サルスベリ開花(→夏花壇~)
9/20 ヒガンバナ開花(→秋花壇~)
11/28 紅葉(→冬花壇~)

そおそお。これが案外うろ覚えなんだな。いかんいかん。

お、こんなコメントも見つけました。「キンモクセイが満開になるのは9月下旬。今年はすこし遅れている。」という10月6日のノート。おお。じゃあ、今年は順調なんだな。センセイ、ありがとう。これからはちゃんと「お初日」に気をつけます。ずうっと暑かったけど、「暑さ寒さも彼岸まで」。さて、確か「夜温25℃が50日以上つくともう一度花芽がついて2度目が開花する」というサルスベリは今年も2回目の開花をしていたでしょうか?明日よ~くみてみよう。

ちなみに、大阪管区気象台の生物季節観測表にはキンモクセイもヒガンバナも残念ながら項目がありませんでした。東京管区の方には、ヒガンバナ2004年9月12日、平年(30年平均)では9月18日とありました。ことしは、まあ、平均的なのでしょうか?

☆今日のちび庭気温 21~31℃ うん、いい気候だ。ずっとこんな気候ならいいのになあ…。(^_^)