ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

秋の日

2011年11月29日 | ガーデン
そろそろ紅葉のシーズンですね。

先日、東京大学演習林が田無にあるというので行ってきました。
住宅街の中に、突然緑豊かな林が。

お天気もよくて、色づいた葉っぱがまぶしいです。

山の匂いに包まれて、ずんずん歩いてゆくと。

あ、メタセコイアだ!


こんなに高い木なのに、葉っぱがかわい~い。
さわるとふわふわです。これも、もうちょっとしたら落葉しますね。


歩いていると清々しいです。奥には枝垂モミジの大木。大きいとこうなるのか~、と感心。ウチの青枝垂もこんな風になるといいな~。

さて。次は、電車を乗り換えて国分寺の殿が谷戸庭園へ。

まだモミジは青いところが多かったですが、澄んだ池の水に紅葉が映り込んで、とてもきれいでした。
池の水がきれいって、重要ですね。


やわらかな秋の日差しに包まれて、人々ものんびり。
ここのお庭は、やはりこの高低差がいいですね。
お庭を眺めるみんなもとてもいい笑顔。


崖の上の紅葉亭から下の次郎弁天池へと、崖の途中には複雑な流れが組まれています。
その流れを渡って行き来するのが楽しい~。


水音が心地いいですね。滝の流れが美しく、岩の間に顔を出すいろんな植物が、またかわいらしい。

ここをつくったひと、楽しかっただろうな~。


赤い実も大きなトキワサンザシ。こんな仕立てもかわいらしいですね。

あ~たのしかった。これからが紅葉の本番ですね。次はどこに行こうかな?

☆今日のちび庭気温:8~12℃ 雨予報だったけど晴れましたね。気になってたクリスマスローズ‘ルーセホワイト’の株分けをしました。ちょっと遅いけど、なんだか勢いが今ひとつだったので。案の定、かなりの根詰まり。しっかり育ってくれますように!(^_^)

風にてつだってもらう

2011年11月25日 | ガーデン

久々のえんげーふくしのーえん。気温も下がり、暑い夏の間ず~っと出荷し続けたバジルももう終わり。今年もありがとうね、と、いっしょに植え込んでいたマリーゴールドとともに撤去。


こののーえんのボランティアさんはご年配の方が多い。私の役目は、ボランティアさん&障碍者さんたちが作業可能なレベルまで準備しておくこと。


なので、基本ひとりでよいしょ、こらしょ、と体力仕事。バジルとマリーゴールドはしっかりと大地に根を張り、本数があると引き抜くにも一苦労。


それが終わると、半年土に埋もれていたマルチの黒ビニールの端っこを、スコップでひたすら掘り起こしながら剥がす。少しでも土の中に残すとトラクターに巻き付いてしまう。


さて。ひとりの作業の心強い味方。風さんに手伝っていただきましょう。


土だらけのマルチビニールも、風上から丸めてゆけば、背中から風が土を吹き飛ばしながら端っこを巻き寄せてくれる。服の汚れも防げる。


一人では畳めないような30mもある防虫ネットも、風上に立って腕を広げて一方の端をたぐってゆけば、風が塵を払いながらもう一方を吹きのばして整えてくれる。


そう。庭師心得。風を味方に付けよ。


ネットやマルチ、ロープを張るときも、風上からやればひとりでもきれいに張れる。


お掃除する時だって、基本、全部風上から。風下にちりとりを置いて掃きこめば無駄な力を使わない。


支柱をする時も、植物を植え込む時も、もちろん見栄えが一番だけれど、風の通る方向も重要。風が押してくる方向を見極めながら、でも通気を遮らないように。良い風は虫や病気を寄せ付けない。


まあ、そうは言っても風さんは気まぐれだから、時にはつむじ風で仕事をかき回してしまうけれど。


だから、風を読むのは大切。風の方向、強さ、温度、早さ、湿り気。


重い雲の下、急に冷たい横風が吹き付けてきたら、雨が降りだすまでは10分ほど。速やかに道具を仕舞いましょう。


今日は乾いた風が収穫したエゴマの種を乾かし、障碍者さんがふるい落とす種から殻や塵を吹き飛ばしてくれました。


時には暴風で困ったりもするけど、風はとっても頼もしいお手伝いさんですね。





ちなみに、雨もよくお手伝いしてくれるんですよ。


雨の前日に植え付ければ、水やりも安心。雨が種や根っこを土になじませてくれる。雨の日は屋内で鉢上げ。植えつけの済んだポットから雨に当てて水やり完了。ドロドロによごれたケースやネット、シート等も、雨にさらしておけば洗うのは簡単。


ぞーえんやさんにいた時はよくオヤカタが、作業中に出てきた泥まみれの石ころを、苗を入れる黒いプラスチックカゴに入れて雨ざらしにしていました。


忘れた頃に見に行くと、雨ですっかり泥が洗い落とされて、ピカピカになったいい表情の石が出てくるのです。気に入った色や大きさのものを選び出して、小さな石はセメントの基材や砂利に、中くらいのものは「あられこぼし」などの石畳に、大きいものは土留めやちょっとしたアクセントにつかったり。


その土地の石ですから、庭に使うと色も質感もしっくり来る。手間も費用もかけなくとも、雨がいい材料を準備してくれる。無駄がありませんね。





さあ、今日の作業完了!風さんありがと~。後は肥料を入れておじさんにトラクターをかけてもらえば、みんなが春の切り花の苗を植え付けてくれるはず。きれいな花が咲きますように。


☆今日のちび庭気温:8~12℃ さあ、霜はいつ降りてくるかな~。まだまだやることあるね~。(^^;)

収穫収穫。

2011年11月23日 | 栽培
今日のデカ畑。

紫色のカリフラワーが! ちゃんとネットをかけておいたおかげで、美しく育っています。
あと、オレンジのカリフラワーとブロッコリーができるはず。


ついに最後のナスを抜きました。やっぱり、ネコブセンチュウでてるね~。
もともと造成したばかりの赤土だから、まだまだ土ができてないってことですね。来年はマリーゴールド植えるだな。

本日も、ダンボールコンポストでできた堆肥と、小さくカットして乾かしたミカンの皮と、細かくつぶした卵の殻を振りまいてきました。ほんとは大胆に牛糞を入れたいところだけど、ウチは超節約農法なので植えるところに最小限にやるだけ。


里芋はぜんぜん育ちませんでした~。これはもっと肥料をやるべきだったんだろうな。


ネットの中のミニキャベツも球ができてきました~!メキャベツはまだまだ。アオムシからは守られてるんだけど、アブラムシは付きだしている。ネットを取って、テントウ虫さんに沢山来ていただきたいところだけど、そうするとアオムシだらけになるのよね~。

ネットをかけていない野菜にアブラムシが少ないのは、ミカンの皮のおかげか雨のせいか天敵のせいか?今のところ定かではありません。まあ、ミカンの皮は、ゴミに出すよりは肥料になっていいかな、程度。ネギのさび病には効くらしいんですけどねえ。


ワサビ菜のうえに、オンブバッタが3匹。あ~。ここら辺の穴は、アンタ達が食べてるのね~。
お父さんお母さんと子供かと思いきや、大きいのがメス、背中に乗ってる小さいのがオスです。これって三角関係?
葉っぱを収穫するのにかなり揺すったのですが、ちっとも退きません。

さて。先日ちび庭で採ったサフランのめしべで、せっかくなのでパエーリャをつくってみました。
スペインにいる妹からもらったパエーリャ鍋を取り出してみると…縁がちょっと錆びてる。しかも、初めて使う時には錆び止めを取る為に一度鍋を焼かないといけないらしい。あちゃ~。

庭主が材料を準備する間に、つれがせっせと鍋を空焼き&みがいてくれました。

おそろしく久々につくってみましたが。すみません。ムール貝をウツクシク並べたつもりが、炊いているうちにすっかりお米に埋もれました。盛りつけもデザインのうち、という恩師のお言葉もありましたね…。

日本のお米なので今ひとつぱらり感はない。おこげもレンジの火が当たるところだけ本焦げに…。
でも、味はまずまずだと思うな。サフランも新鮮だし、収穫したピーマンはこれが最後。レモンが合います。


トルティーリャも。こちらはオーソドックスにジャガイモで。ホームステイ先のお母さんが毎日つくってくれましたね~。
んで、買ってきたパックの生ハムも、さっき収穫したワサビ菜でくるんで食べました。
まあまあスペインちっくディナーになりました。

ん~。おいしい生ハムが食べた~いっ!スペインで食べたのは、もっとうまみがあって、ほんとにいくらでも食べたいと思ったのに、日本で食べるといつもただ塩辛いだけなんだよな~。ほんとにおいしい生ハムは日本では手に入らないらしい。カリッカリお焦げのパエーリャもたべた~いっ。
やっぱり、その国その場所で、一番おいしいものができるのね。

最近はお家で採れた野菜でいろいろおいしくお料理できて、うれしいです~。土があるって、幸せね。

☆今日のちび庭気温:6~12℃ 日は短くなったけど、2日ほど干すと、ミカンの皮もショウガのみじん切りもカラカラ。いい感じです~。(^_^)



ひとのじかん むしのじかん

2011年11月14日 | ガーデン

バラ’粉粧楼’が咲きました。


先日、施肥をしようとかがみ込んだ時のこと。


? 葉先でなにか動いているものがいる。 …ミツバチ?


と見つめると、おもむろに、葉っぱの先を抱え込んだハチさんが、くくくくく、と、葉っぱをまあるく切り込んでゆくではありませんか。


おお。びゅーてぃふる。


カ、カメラ…とおもっているうちに、ハチさんは足の間に丸めた葉っぱを抱え込み、ぶうん、とちび庭の向こうに飛び去っていったのでした。


日本にもそんなハチいたんだ~。葉っぱ切るのは、てっきりアリさんだと思ってたよ。





で、なぜか、切っていくのは‘粉粧楼’だけ。葉っぱが他のバラより柔らかいからでしょうか。そうして、いまや穴開けパンチ状態になった粉粧楼、それでも秋の花を咲かせてくれました。えらいねえ。いいこいいこ。





さて。ここんとこ、再びお気に入りになった、ユニクロカレンダー。


美しいお姉さんたちが踊るユニクロックも大好きなのですが、この、ぴこぴこと小さく写った人たちがアリのように動き回るのがたまらない。


[[youtube:ThOa-0NFArc]]


いや~、見飽きません。まるで、メダカの群れが泳ぐような…、チュウレンジバチの幼虫がぴこぴこ動くような…あ、いやいや。


でも、こうやってみてると、逆に、虫達の世界をおそ回しにしたら、案外と人間のような様々な表情とか仕草とかが見えるんじゃないか、って思えてしまったり。


ひとの目からはピコピコ、で終わってしまう一瞬の虫達の動作の中にも、仲間との会話があったり、いろんな思考や判断や、ドラマやら青春やら冒険やら…えっと~、えっと~…。きっと、一生懸命生きているんだな。


そんなこと考えてたら、虫退治がまたやりにくくなってしまう…。


はい、きほん、自分を害する虫のみ退治するけど、そうでないものは極力放っておきます。だから~、害しないでっ!


幸い、ちび庭の軒下のアシナガバチの巣は、営巣の時期が過ぎたのかもういなくなっておりました。駆除せずに済んでよかった。ちび庭の虫を沢山狩ってくれてありがとう~。次巣を作る時はもっと遠くでいいからね~。


☆今日のちび庭気温:11~18℃ お手製の簡易温室が好調です。葉ぼたん自身の熱もあるのか?中に手を入れるとかなり暖かい。ビニール1枚でずいぶん違うものですね。(^_^)

ゲイジュツの秋 in ちび庭

2011年11月10日 | 栽培
気温が下がってきましたね。

先日鉢上げした、種から生えた木の苗達。
サクラ、ロウバイ、ナンテン、バラ、コナラ。
右上の斑入りは、ホームセンターで売れ残ってお安くなっていたピラカンサ。かわいいぢゃないか、と入手。

乾燥防止もかねて、なんとなく、苔を張ってみました。

器は、いいものならなお良いのですが、今回は家にあったプラ鉢や、割れてしまったお気に入りの器をリサイクル。
そう。割れてしまった器をいつか植木鉢にしようと思い、ず~っとためてあったのですが。
ようやく決心して!器の穴開け用品をそろえました。

電動ドリル コード付き 2500円
ドリル刃 ガラス・陶器穴開け用4本セット 2400円(本体と値段が変わらない…ダイヤモンドの刃は高いね…)

さっそくガラス瓶に穴を開けてみよう!
これだけお金をかけて、穴が開かなかったら泣いちゃうな、と思いながら、ホムセンのおじさんの言葉通りに刃先に水をかけながら、一番最低速度でじっくり刃を当てる。

お、かかるねえ。削ってる削ってる。前の980円の安物ドリルじゃ引っかかりもしなかったけれど。
じわじわとがんばること30分ほど。おお~。開いた~。やったやった。これで植木鉢になった。

それからは手際が良くなり、10分ほどでガラスやら陶器のコップやらが植木鉢になりました。
割れた器も、接着剤で復元してから。10個ほど開けたら、さすがに手が痛くなりましたが。

さて。こちらは、トウネズミモチ。これもいくらでも生えてきちゃうのよね~、と思いながら、なんとな~く大きさ的にこちらのリサイクル器に。

たまたま片付けをしていて出てきた昔の砂利の見本と、同じく昔仕事先の人にもらったベトナム土産の額をばらして取り出したフィギュア。ちょうどいい!というので、つれが飾り付けてくれました。


いいかんじ~。もっとフィギュアあったらいいのにな。
器の割れ目がこちらを向いているのはご愛嬌。


外の鉢には、さらに採り播きした種が。モモ、エゴの木、シロヤマブキ、サルスベリ…。
お、ツバキが発芽しそうです。どんな花が咲くのかな?


そういえば、この子は種を見たことがないな。そのうち挿し木してみよう。


今年もちび庭の片隅でサフラン咲きました。めしべが本当にお花のいい香り。さっそく収穫しました。

☆今日のちび庭気温:10~15℃ 今日は、クリスマスデコレーションのお仕事でした。たのしかった~。ひたすら太いワイヤーを切って、ただいま腕が筋肉痛。(^^;)