ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

復活組。

2012年09月28日 | 栽培
暑かった夏もウソのよう。

挿し木の好きなボランティアさんがくださった、サルスベリ。2番花が咲きました。かわいいね~。

確か、気温25℃以上が50日以上続くと2番花が咲くと樹木学で習った気がしますが…S田先生、そうでしたっけ?

さて。

8月の帰省中に水涸れさせてしまったかわいそうな植物たち。ごめんね~。間に一雨でもあればな~、と茶枯れた枝を切り戻して棒だけになった株を、もしもの復活を期待しながら見ていたのですが。

やた!復活しました!!!

品種不明のクレマチス。地上部がカラカラに水切れしてきれいさっぱりなくなったのですが。

帰ってきて水をやってから3日くらい経って、根元から別の枝が次々と伸びてきて、すっかり復活。
9月半ばから先端に花も付けはじめました。よかったあ~。

こちら↓は、学生の頃に育てていたけど学校に置いてきてしまったウィンタークレマチス‘日枝’(Clematis calycina 'Hie')。
とても気に入っていたのでまたいつか手に入れようと思っていたら、先日サカタのガーデンセンターで再会したのでした。

夏が休眠期なのでこれについてはそんなに心配してなかったのですが。芽が出てくるとやっぱりうれしい~。
今年の冬が楽しみ~。

以下の「棒」しか残っていなかったひとたち。

レンゲローズ(八女津姫)。みてみて!残った最後の一節から!

よかったあ~。ごめんね、姫。

こちらもギリギリだった、バラ‘粉粧楼’。はあ~。

復活してくれて、ほんとにうれしいよ。

でも、バラ‘コーヒーオベーション’はダメっぽい…(ρ_;)・・・・ぐすん。

こちら↓は、2005年に芽を出した実生のナツミカン、名付けて「3匹のモーガン」の中の1匹。
毎年アゲハの幼虫に大人気でなかなか育たず、今年はようやく勢いづいたか、と微笑ましく思っていたもの。
予想以上の炎天でカリカリになってたので、ほぼあきらめていたのですが。

ある日、気がついたら、地際から新しい芽がぴょこり、と伸びてきたのでした。
待ってみるもんだねえ。よしよし。いいこいいこ。これで3匹欠けることなく、よかった。

これ↓は、挿し木してまだ1年経ってないと思う。
大風が吹いた後の真間川で拾った柳の枝を挿しておいたら、初夏にはいい感じで育っていたもの。
これも見るかげもなくひからびていて、あきらめかけていたけれど。

素晴らしい生命力です。がんばれ。

ギボウシも復活。

いくつかあるギボウシのなかで、この子だけがスプリンクラーから外れて地上部が枯れてしまっていたのでした。
今年2度目の「春」です。こんなときにエネルギーを使わせてしまって、来年に響くかしら。

他にも、シモツケ‘ゴールドフレーム’はパリッパリで絶対無理だと思ったら見事に復活しましたが、一緒に植え込んでいた実生の妙蓮寺椿はうんともすんとも。う~。

京都からずっと一緒にいるハーデンベルギアも、枝にしなやかさは残っているのですが、芽は出てくるかどうか…。

あと、調子の良かったヨーロピアンなサクラソウが跡形もなくなってしまいました~。バイカカラマツもやられたかな…。そして、去年鉢上げした実生もいくつか…。

そうそう!かれこれ7年になろうかという、最近株分けしたミヨシのクリスマスローズ‘ルーセホワイト’が2株とも完璧にやられてしまったのよ!!!これはすごいショック。もうこの品種、出てないかなあ…?


ほんとに、ちょっとしたスプリンクラーの加減だったのですが。自動灌水はむずかしいですね。逆に雨が続いて蒸れてしまうこともあるしね。

いつも3日以上出かけるときは、何割無事かな~、なんて思いながら帰ってくるのですが、帰って実際のダメージを見てみると、改めてあーしとけば、こーしとけば、なんて反省することしきり。来年はもっとうまくやりたいものです~。

☆今日のちび庭気温:15~23℃ 台風が来てますね~。そういえば、また丸の内のガーデニングショーの季節。よく台風に当たるよね。後輩たちの展示、大丈夫かしら~。(^^;)

種まきの季節。

2012年09月22日 | 栽培
<種まき>9月16日に播いたもの。
●ストック(Mathiola incana)一本立ち切り花用 混合 サカタ
●ネモフィラ インシグニス ブルー(Nemophilla insignis) サカタ
●イエローサルタン(Centaurea suaveolens) サカタ
●キンセンカ(Calendula)
以上は以前の残り種。

●姫金魚草 トーホク
●チャイブ(Allium schoenoprasum)タキイ
●コリアンダー(Coriander)
●ミニハクサイ タキイ
以上は今年の種。

●ティアレラ高性 品種不明
●アキレギア ブルガリス タワーシリーズ ライトブルー
●アキレギア ブルガリス クレメンタインシリーズ サーモンローズ
●アキレギア高性 品種不明
●セルバティコ
以上は種を採ったもの。

うまくいくとい~ね。

さて。種まき後5日目の昨日のセルトレー。

手前に元気に出ている双葉はミニハクサイ。
真ん中のセルトレー、ぴょこんと出ているのはアキレギアか!と思ったら、どうやら脱走したミニハクサイのようです。一番上のストックも発芽。アブラナ科は早いね。


後は先日播いた葉ぼたん。さあ、この後成長を追い上げるテはあるかどうか。
パンジーもぽつぽつ出てきました。


ミニハクサイの横をよ~く見ると。あ、チャイブも出てきました。よかった。

さて、こちらは帰省前に収穫したササゲを束ねて干しておいたもの。

あの日照りで、見事にカラカラです。莢が指先でパラパラと割れて、豆を取り出すのも容易に。

中はこんな感じ。

豆はグリンピースのように隣同士くっついておらず、等間隔にポコ、ポコ、ポコ、と離れている。

おもしろ~い。なんだか天然のシーダーテープみたいね~(実際にはもっと株間が必要だけどね)。

売ってるのよりちょっと豆の色が浅いような。豆かんでもつくってみたいな~。

☆今日のちび庭気温:21~26℃ 急に寒くなりましたねえ。気温って、穏やかにはいかないものねえ。ほんと、今年の暑さも彼岸までなのでした…えっ?まだひと山くるって?(^^;)

町家のお庭

2012年09月19日 | まちあるき
さあ、おいしいアイスチョコレートを食べた後は、まちなかをてくてく。

六角通、甘味処「栖園」さん。のれんがかわいく今風です。ここは今度ね~。

その数軒先。「蕪村庵」はおかき屋さん。すてきな入り口です~。


のれんの向こうはこんな感じ。

このお玄関の手水鉢や石畳は、お客様をおむかえするために毎朝水で清められるもの。ですから、こんな路地庭の植栽も、常に水をかぶっても平気なシダやツワブキなどです。

焼きたておかきの案内板に、すっかりつられてお土産と自分ちのと何袋か買ってしまいました。
おいしかったあ~。


おみせの中から見たお庭。バックの竹垣が明るく落ち着いた感じ。


その横のタタキにちょこっと植えられた低木がかわいい。なんですかねえ。ボケかなあ?

次に向かったのは、特別公開していた「長江家住宅」。呉服屋さんのお家なんですって。残念ながら写真は×。

私は町家のおくどさん(かまどのある台所)を見るとわくわくしてしまうのですが、こちらも立派なかまどと高い天井がすてきでした。

商家らしく、表側の部屋と廊下はご主人しか通ることが出来ず、奥様以下しもじもの者は裏を使うように徹底して部屋も廊下も分けられていたそうな。

建物に使われている木材も立派で、感激したのは、庭師が外から履物を脱がずに中庭に入れるように、一部縁側廊下の床が跳ね上げ通路になっていたこと。

おお、なんとワンダフル。坪庭の手入れのために家の廊下に3m梯子をくぐらせるのって、ただでさえ大変なのに、そこで地下足袋を脱いでまた履かなきゃならないっていうのが、いつもほんとめんどくさかったのよね~。
いいなあ。このアイディア。

中はこんな感じでした。↓
http://www.kyokanko.or.jp/natsu2012/natsutabi12_01.html#03
いや~、まんぞくまんぞく。

四条の方へ戻ってまいりますと。あ、奈良漬け屋さん。お久しぶり~。

京都で園芸店にもいたんだけど、この近辺のお得意様数十軒に毎月お供え用の花をお届けしておりました。ここが終わるとだいたいお昼だったのよね~。なつかし~。

さて、そろそろお昼だ。どこでたべよっか???

☆今日のちび庭気温:22~32℃ 同じ気温でも、湿度が違うとずいぶん爽やかに感じますね。クレマチス‘ドクターラッペル’がお昼寝から覚めてようやく動く気になったのは、降雨量のせい?それとも日照時間のせい???(^^;)



町家×アメリカンアンティーク

2012年09月18日 | まちあるき
帰省中、1日京都へ。着くやいなや、向かったのは…スイーツ!
こういうとき、つれの鼻はよく利くのです。よく調べるねえ~、こんなお店。

ちょっと迷いましたが。柳馬場三条下ル。ありました!なんだ?おもしろいぞ?

へえ、ショコラティエ!わ~い!

入り口を入ると長い通路。

振り返るとこんな感じ。おもしろい造り~。

で、ほんとのお玄関。

ミスマッチのおもしろさ。いい意味でキッチュ。この微妙なバランスはなかなか難しいところ。テンション上がりますね~。

マリベルNYの京都店。
http://www.mariebelle.jp/shop_info/
ヨーロピアンかとおもったら、ここ、アメリカンなのね。


カフェの中はとても落ち着いた雰囲気。本来坪庭があるところはサンルームに。大振りなフラワーアレンジがらしくてすてきです。

隠れ家的でいいですね。天井が低いせいか、ちょっと船の中の様な心地もします。

ソファーにもたれてゆーったり。

暑い日でしたから。つれが頼んだのは、アイスチョコレートのアズテック。

お~いし~い!大人の味~!!!
あっさりした甘さで、ちょっとシャリシャリした氷粒の気持ち良さのあと、意外にカカオのパウダー感が後を引く。
こ~れはやめられません。

そしてこちらはアイスチョコレートのホワイト抹茶、京都本店限定。

お~。これもまた。ホワイトチョコレートなんですねえ。やっぱり甘すぎず、とてもクリーミー。おいし~い。
はんぶんこね~。

いや~。すうっと爽快になりましたね。

今日も暑そうだけど、いくぞうっ!

☆今日のちび庭気温:23~31℃ 朝日の強烈なまぶしさで目が覚めたのに、雨が断続的でしたねえ。ようやく秋らしくなってきたかな?(^_^)



彦根城表御殿。

2012年09月15日 | まちあるき
さあ、奥御殿へ。



この池は、ヒョウタン?それともやっぱり琵琶湖?
梅、桃、桜、サツキ、松、ナンテン、椿。さっぱりしているけれど、四季折々に花が咲く庭なんだ。

そういえば、現在彦根城博物館であるこの御殿は、明治時代に取り壊されていたのを、25年ほど前に彦根市制50周年を記念して復元されたものだそう。だから、お庭の木も若いんだね。


殿様の私室の外壁は淡いピンクベージュ。なんだかかわいい。ほっとする感じですね。


その「御座之御間」から見た庭園のお池は、やっぱり琵琶湖なのでした。


この図から復元したなんて、すご~い。ちゃんと図が残ってたのも、すご~い。


あれ…?そうか。この庭は、右手に竹生島(湖北)が来て左手に瀬田(湖南)が来るんだ。お城の後ろにある本物の琵琶湖と方位が逆。彦根側から琵琶湖を見ているって設定ですね。

長浜の慶雲館のお庭は本物の琵琶湖と同じ方向で琵琶湖形の池が作られていて、お部屋からの眺めは対岸の高島もしくは比叡山側から琵琶湖を見る設定だったんですよね~。

別に決まりがあるわけじゃないけど、おもしろいね~。


お山を下りて、内堀を渡って、駐車場へ…とおもったら、外堀の手前に廻らせてある櫓にも登れるらしい。

へ~え、知らなかったな~。


中はまるでむかしの木造の学校の廊下のすごいでっかいの、って感じ。部活とか合宿とか…たのしいだろうな~。

いやいや、お侍さんが詰めてたんだってば。


銃眼からは、外堀を真っ直ぐに渡ってくる表通りといろは松が見えます。こうやって守ってたのね~。


反対側には、ちょっと懐かしいような、のどかな眺め。これ、馬屋なんです。重要文化財。
今にも袴をはいたお武家さまが井戸の水でのどを潤しに出てきそう。


中はこんな感じ~。ずいぶん造りがしっかりしてるんですね。100年ちょっと前には現役だったんですもんね~。ウチのおばあさんが生まれる、少し前の話。歴史の移り変わりって、すごい。

テレビ東京「美の巨人たち」の彦根城もよかったね。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120804/index.html

☆今日のちび庭気温:25~31℃ なんでしょう、この残暑。強烈な西日にバテたのは、夜との気温差についていけてない?(^^;)