ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

上賀茂散策

2012年11月18日 | まちあるき
上賀茂散策続き~。てくてく。

水路から水を取り込んでいます。この向こうにどんなお庭があるのでしょうか。


おう。ここ、いつも気になるんですよね~。


わざと?こんなのも、あり?


松が、うつくし~。ほら、関東はひと枝ひと枝をはっきりくっきりと濃く山形にすることが多いようですが、こちらの仕立てはあくまで手のひらを上向きに広げたように、あるいはお皿のように平に平に、向こうが見えるように良く透かして…と、口酸っぱくいわれたものでした。


ここのポイントが好き。あの橋の向こうのカーブには、なんと川の中に小道があるの。いい感じ~。


カーブのとこの大きなクスノキもおなじみさん。根元に小さな祠があります。


こちらは特別拝観していた、梅辻家住宅。代々上賀茂の神主さんを務めてこられた家の中でも、位の高い由緒あるお宅だそう。すごいのは、昔の御所との関係で、当時の御所のご学問所の建物が移築されていること。いかに重職だったかということですね。


こちらは別の神主さんのお宅の入り口。この奥にお庭が。秋はさぞかし紅葉が美しいでしょうね…。


そして、有名なすぐき屋さんの前庭。石がにぎやかでとってもかわいいですね~。


その奥。すくっとした台杉がすてき。台杉って、知ってます?京都の北山が有名ですね。もともとは、細い真っ直ぐの丸太を効率的に採るために、低い位置で切って複数の幹を出させたものです。
よく、台の部分の葉を短く刈ってしまうことがあるけれど、上の幹をしっかり育てるためには、その栄養を供給している台の部分の枝葉は大事にして切り過ぎてはいけない…というのも、オヤカタの教え。


赤松。うわ~。枝が細いです~。もう、ドキドキしちゃうね。

☆今日のちび庭気温:6~15℃ おお~。今晩は4℃まで下がるとか。やばい植物あったかな…。そろそろ温室つくらないと~。(^^;)

わすれたころのまちあるき。

2012年11月14日 | まちあるき
紅葉までちょっとネタもないので。そうそう。ずーっと止まっていた夏の帰省の話の続き。京都探訪です。

四条通に戻って、お昼は…やた!「老香港酒家京都(オールドホンコンレストランキョウト)」です!COCON KARASUMAの中にあります。
http://www.oldhongkong-kyoto.com/

京都来て中国料理?といわれるかもしれませんが、も、ほんとおいし~んですよ。前に神戸の本店に連れて行ってもらったのが忘れられないんですよね~。神戸よりはこじんまりしてますが、いや~、また食べられるなんて、うれしかったです~。また来たいです~。

さて、次は上賀茂方面へ。

なつかし~い。たくさんお花を積み込んだ軽のワゴンでかっとばしていた(!)この道(だって忙しかったのよ…もちろん安全運転です)。向かいに見えるのは比叡山。


う~ん、松がうつくし~い。水路って、いいですね。


これは柿の木だったかな?すてき~。


サルスベリも美しい。この辺一帯は代々上賀茂神社の神主さんを務められたお家が並び、昔は数軒ごとに堀のように水路を廻らせてあったのだとか。


年季の入った石垣と高垣です。こちら側のお手入れは川の中に梯子を立てるのよねえ。大変だ~。

☆今日のちび庭気温:7~17℃ うう、さぶくなってきましたね~。だんだん外で作業できる時間も短くなってます~。(^^;)

ありがとう

2012年11月07日 | 北京旅行

あらら。長城の写真がないわ。そうだ。私のカメラがメモリが足りなくてつれのを借りたんだった…(上の写真は、北京の鐘楼からみた胡同)。


万里の長城の遭難。なんとも痛ましいかぎりです。この時期、もうそんなだなんて、50年ぶりの大雪とはいえ、北京の辺りって、やっぱり寒いのね。


そうそう。山の天気は、変わりやすいのよ。雪国育ちの庭主、実家から歩いて30分のスキー場はまさしく庭のようなものでしたが、それでも視界がホワイトアウトしたときの恐怖ときたら。


前後左右真っ白で何も見えず、ただすごい勢いで積もってゆく雪の音がするだけ。父はよく、雪に降り込められるとこの世の終わりのようだ、と申しておりますが、本当に、パニックになって、現世に帰れるのだろうかという気分になります。


そんな、地元の人たちも困惑するような大雪の中を。こんなご時世にも関わらず。


見ず知らずの日本の旅行者のために、自らの危険も顧みず救援に行ってくださった、中国の地元の村の沢山の方々、救援隊の皆様。本当に、ありがとうございます。


きっと、本当は自分たちの方こそ思いもかけない村への大雪への対応で手一杯だったろうに、しかも、いちばん山に入るのを避けたい時に。無謀でとても残念な結果になってしまったツアーのために、一生懸命に救助してくださった中国の人々に、心からお礼をもうしあげます。(だって、どのメディアも迷惑をかけた村の人たちにありがとうって言ってないんだもの…。)





…庭主が有名な万里の長城の八達嶺に行ったのは、オリンピックの直前でした。


中国語は全くしゃべれず、ガイドブックと鉛筆とメモ用紙を頼りにドキドキしながら一人で乗り込んだ、北京からのツアーバス(一応英語対応でしたが)。途中、明の十三陵に寄るという日帰りコースでした。


ガイドさんに近いところを、と前の方の席に乗り込んだら、隣はとても気のいいおじいさんでした。ずいぶんお年を召した方で、全く会話は通じないのですが、にこにこと地図を指差したり、ナツメやらお菓子やらを勧めてくれたり。バスの窓から名所が見えると、見逃さないように私の膝をたたいて「ほら、あそこ!」と一生懸命指差して教えてくれるのです。


途中休憩でバスが止まる時も、私が迷子にならないように気をつけてくださいました(なんせ、時間に遅れたら置いていかれるものですから)。おかげで、ひとりでとても不安だった私は楽しく過ごすことが出来ました。


初めて見た、壮麗な長城がどこまでも続く景色の雄大さと、紅葉しはじめた山々の美しさと共に、おじいさんの親切が懐かしく思いだされます。


最近両国の間がギクシャクしてるのが大変悲しく思います。早く修復されるように願っている今日この頃です。


☆今日のちび庭気温:9~15℃ 北京を襲った気圧の谷がようやく市川の空も通り過ぎ。たまった洗濯物をせっせと干しております。(^^;)


いにしえの

2012年11月06日 | まちあるき
さて。生田緑地のつづき。日本民家園です。

この日は無料公開だったとあって、人もたくさん。初めて入りましたが、思った以上に古いお家がいっぱい。


うわあ、すごい火鉢ですねえ。こんなじゃないですが、子供の頃は、祖母の呉服屋でも、冬はお客さんやら手伝いにきた人たちやら親戚やらが入れ替わり立ち替わり火鉢を囲んでいたものでした。特に年末年始は、いとこもいっぱい駆け回ってにぎやかでしたねえ。


囲炉裏こそありませんでしたが、長い食卓にたくさんの人の食器を並べたり、つまみ食いしたり、階段を転げ落ちたり、売り物の布団に潜り込んで怒られたり…。


そうそう。帳場の下駄のように大きなそろばんをスケート代わりにしてましたっけ。


やっぱり古いどっしりとした黒光りの食器棚があって、中にはお膳やらお椀やらたくさんの湯のみやらがしまい込まれていました。


寒い土間の台所で、井戸から水を汲んで…。今にして思えば、母やおばちゃんたちはさぞかし冷えて大変だったことでしょう。それでも台所で話の花が咲き。

「昔を今に」とはいいませんが、ばたばたと走り回る子供たちを「これっ、おちょかしないのっ!」と怒ってくれる大人たちがいた、にぎやかな時代がちょっと懐かしくなりました。

でも、まだそんな時代から35年くらいしか経ってないんですよ。あの頃はネットもケータイもなかった。ましてやこんな乱立する高層マンションなんて。世の中って、なんて変わってしまったんでしょう…。

今の高層マンションも30年経ったら懐かしくなる???いや~、この先はどんな風に変わるのか?変わらないのか???

今話題の本、リンダ・グラットン著「ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になるはたらき方の未来図〈2025〉」を読みはじめたところ。2025年、私たちはどんな暮らしをしているのでしょうか…どんな暮らしをしていたいのでしょうか…。


お地蔵さんにどんぐり。かわい~い。


広~い縁側。いいね~。安心していろいろものも干せそうだ…と思う庭主は田舎者。居心地の良さと不自由さと。これまでの時代とこれからの時代に思いを馳せるのでした。

☆今日のちび庭気温:11~14℃ 雨でしたねえ~。ひどい雨でなくてよかったけど、そろそろ冷えてくる時期になりましたねえ。もうすでに家の中も冬モード。(^^;)

寄せ植えメモ。

2012年11月02日 | 栽培
秋はコーヒーがおいしいね~。


先日新宿のポール バセットさんでお茶しました。

パンケーキだあ~!と、よろこんで注文。おいしかったです~。

ポール バセットさんは、前に勤めていた園芸店の中にというか床続きの隣にもあって、店内のレアな植物を眺めながらコーヒー&軽食がいただけるとてもよい空間だったのですが、もうその園芸店もカフェもなくなっちゃったのよね~。レンガの建物でとってもすてきだったのに、残念。

暑い日に施工から帰ってきて、先輩がおごってくださったポール バセットさんのアイスコーヒーをぐっと飲み干す、とか、お客さんとカフェの方で打合せする、とか…今にして思えば、夢のような環境だった…。

いや~。パンケーキが実においしい。次行ったら、きっとまた食べちゃうね。


さて。秋も早足。あわててちび庭の植物を植え替え。
いや~、どうしようかって、も、鉢が多すぎるのよ。普段はいいけど、ちょっと不在にすると管理できないからね~。かといって、借り家だから地植えにするわけに行かないし。

…と、結局似た性質のものを寄せ植えして鉢を減らす。そんなわけだから、お客さん向けの華やかさはないです。育てることが第1なのよ。

●丸鉢7号:ボケ‘大黒天’(Chamaenomeles) 明花園芸+修景ミニバラ赤一重+球根(多分クロッカス)+パンジー花まつり

ボケは必ずヒコバエが出ますね。根元を見たけど接ぎ木かどうか分からず。台木の枝かどうか、花を見て判断するしかないですね。根がからまないように、ボケとバラの間にスーパーのプラスチックトレーを切って仕切りにしてます。

●丸深鉢6号(壁掛け用):オリエンタリス系クリスマスローズ(Helleborus sp.) 八重咲・白スポット 野田卯一郎氏セレクション 第一園芸+ノブドウ斑入り+スノードラゴン(Ophiopogon malayanus variegata)+シクラメン(品種不明)+パンジー ナチュレ混合

夏にダメにしてしまったハーデンベルギアはやはり復活しませんでした。春先がさみしくなるな~。ぐすっ。その鉢を使って。
そのかわり、日陰者になっていたノブドウを引っ張りだして。

クリスマスローズ'ルーセホワイト'の代わりに手に入れたダブルの白スポット。まだまだ小さい苗なので、やはり黒いプラポットの底を切って仕切りにして植え込み。咲くのは3年後かなあ~。

シクラメンは、多分以前ハンギングに入れていた5年もの。ちびシクラメンは消えちゃったな~。くすん。

●丸鉢仮植え:ヒペリカム ゴールドフォーム みやびシリーズ 第一園芸+ナデシコ(品種不明)+リナム‘ブルードレス’

リナムは思ったのと違ってずいぶん花が小さくてほとんど目立たなかった。育て方によるのか?品種の違いか??なんだか年を越すいきおいなので、もうちょっと様子を見てみよう(でも、植え替えると根が持たないかもね…)。

●4号鉢仮植え:スノードラゴン、ヤブコウジ斑入り、ハツユキカズラ

ヤブコウジは、オオバマルバマンネングサに押されて消えそうになっていたもの。しばらく養生。

●長形プランター30㎝:シラー カンパニュラータ(多分)

何の球根だったやら忘れてしまった鉢をひっくり返したら、ヒョウタンのようなニョッキのようなマクロファージのような(!)不思議な形をした球根がぽろぽろと。外皮はない。多分…シラーだろう…ピンク色だったかな??? それにしても、なんてたくさん。増えるのねえ~。肥料を入れて植えなおして。あとで上にタネから育てたプリムラ マラコイデスを植えよう。

さてさて。そのうち美しく育った写真をお見せできますかどうか…。

☆ここ数日のちび庭気温:13~20℃ …強風の日から温度計を玄関に入れっぱなしなので、実際はもうちょっと低いかも。そろそろクリスマスの気配ですね~。はやいわあ。(^^;)