ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

7月のメダカ

2005年07月31日 | 栽培
があ~ん!ブルーベリーがあ~!!!でっかい緑色の芋虫に葉っぱを食い尽くされてしまった!!!あ~ん、ひど~いっ!まあ、もうひと株あるけど!楽しみにしてた紅葉どーしてくれるんだっ!こいつはオオスカシバ。先日コクチナシ(Gardenia jasminoides var.radicans)をさんざんに食べ尽くしてくれたやつ。隣の鉢とはいえまさかこっちに移ってこようとは!

さて、困った。残った株の品種が分からない。ハイブッシュ系のデキシ-(Vaccinium corymbosum‘Dixi’)とラビットアイ系のホームベル(Vaccinium ashei‘Homebell’)のどちらだろう?って、そもそも植えるときにうっかり札をはずしてしまったのよね。調べてみたら、葉っぱの先のラインに逆Rが入っていること、新芽がブルーがかってうっすっらと粉を吹いたような
感じ(http://www.blueberryhouse.com/参照)なので、たぶん残ったのはラビットアイの方だと思うのですが…。くう~っ!ハイブッシュの方が紅葉がきれいだって書いてある。も一度葉っぱ生えてきてくれるかなあ。

…と思っていたら、さらにショックなことが。メダカさんが一匹旅立たれてしまいました。先日、この暑いのにいつまでも小さなプラスチックボールの中じゃかわいそうだと思って、やっとちゃんと睡蓮鉢を買って移したところだったのです。水はもとのまま、水草もかなり繁茂していたので、酸素についてはほとんど心配していなかったのですが、周りにうっすらとこびり着いていた藻がなくなったせいか、思ったよりもダメージが大きかったみたい。せっかく藤沢からの引っ越しにも耐え、生き延びてきた子だったのになあ。(自分で生き埋めになってたやつです。)でも、正確にいえば、朝出勤前に弱っているのを見たのが最後、その後どう探しても姿が見えないのです。もしかして、またそのうちピョコっと出てくるんじゃないか、なんて淡い期待もあったのですが、やっぱりいない。ちょっとショックが尾を引いてしまいました。残った1匹は全く平気そうなのですが…。まあ、寿命は1年から2年っていうから、仕方ないのかもしれません。2匹でえさも特にやらず水も濁らず、ずっと元気そうですばらしく生態環境バランスがよいなあと感心していたところだったのに。どっかでまた仲間を探しにいかなくっちゃ、ちょっと立ち直れない。メダカって、どこで手に入るんだろう…。明日からは8月ですね。

☆今日のちび庭気温 23~34℃ 雨も土砂降りだったし、結構涼しいんじゃないかと思ったけど、案外暑かったんですね。
7/30 21~34℃ 雨のはずが雨降らず。1日花売りで市内ど真ん中。今回は合わせてお盆花の予約伺いです。とにかく暑かった。

これで、どうだ!

2005年07月28日 | 栽培
仕事の帰りに、ちょっと寄り道してコーナンに行ってきました。ホームセンターに来ると、ついつい長居をしてしまっていけません。いやあ、まだまだ知らない植物というのはあるもんですねえ。新顔を見つけてはチェックしてしまいます。

ブロック類やプランターもチェック。ずいぶん最近は品揃えが豊かになりましたね。深いチョコレート色の「ガーデンブリック」がちょっと気になる。あれならウチの実家の柱と同じ色。使えるかも???

コリウス植え替え用の10号鉢を見てみましたが、やっぱり素焼き鉢ってかなりおっきい。これを3つも持って帰るのは、それなりに心の準備が必要だなあ。もしまた引っ越すことになったらちょっともてあますだろうなあ…。でも、コリウスにとってはプラ鉢より素焼きの方がいいんだろうなあ…。もうちょっと悩んでみよう。

さて、今日の大目玉、じゃない、お目当ては。そう、寒冷紗!この間からずう~っと欲しかったんですよね。いくらちび庭に水撒きしてもあんまり家の中が涼しくならないので、試しにやってみたかったんです。とりあえず、まだ伸びてこないキュウリのつるをそっと横に逃がして、軒下の物干から向こう側のキュウリの支柱をとりつけたフェンスまで、吐き出し窓から4Fの部分に寒冷紗を張り渡してみる。

暗いからよくわかんないけど、思ったよりいい感じなんではないか?素材がビニールなのでもしかして朝見たらちょっと見た目がみっともないかもしれない。でも、よしずだと重すぎて固定できないのよね~。借り家だから下手に金具付けられないし。う~ん、近所から見て目障りかしら?明日起きたら確認しよう。うまく行けばその下に弱い植物を避難しよう。どれくらい気温が変化するか楽しみ!どうかな???

☆今日のちび庭気温 21~29℃ 曇り→晴。今日はずいぶん過ごしやすかったですね。今年は冷夏なんじゃないか?と園芸店のスタッフが言っていましたが…?
7/24~26 22~32℃ 26日は台風空振りだけど多少雨。日、月曜は晴れて暑かったです。(;^^)))))

京都駅は楽しい。

2005年07月23日 | 京都
今日は、長浜まで出かける連れを見送りに、京都駅までついてきました。お目当ては(!)、京都駅美術館の「世界のキルト作家100人展」。駅にあったパンフがあまりに美しかったので気になっていたのですが、京都駅を通りながらも造園や仕事のあとはで見に行く余力もなく。

駅の美術館なんてちっちゃいもんだなんて思っていたものだから(ゴメンナサイ)、予想外に見ごたえがあり、最後の方は頭がくらくら。最近のキルトって、すごいのねえ。テーマは「ジャポニズム」。作家の方は日本以外にもフランス、韓国、アメリカ、イギリス、オーストラリア…と、いろいろだったのですが、ほんとに外国の人?と思わせるほど日本の伝統的な表現がなされた作品もいっぱいでした。むしろ日本の作品の方が「なんちゃって和風」に見えるくらい…。

そして、キルトもここまで進歩するとは。まず驚いたのは、ミシン刺繍の技術。ステッチがいろは歌になってるなんて!おお、おそろしや。ほんとにいろは歌だよ、と、思わず一字一字確認してしまいました。また、最近は布にまでデジタルプリントで好きな写真を加工して柄にできるのですねえ。イメージの表現がずいぶん豊かに、フツウの人にも手が届くようになってきたのだなあと実感。そして、素材も古布、木綿、着物の半襟、帯、縮緬、絽など伝統的なものから、海外の布、サテン、ナイロンオーガンジー、タイシルクにメタリック、ビーズなど、本当に様々。

そんな技術革新が進む中でも、手縫いで一目一目しっかりと縫い込まれた、昔ながらの古い布を集めて作られた素朴なキルトはどっしりと存在感があるから不思議です。会場を回りながら、これは連れがいなくて残念だったなあ、母に見せたら目を細めて喜ぶだろうなあ、園芸店のスタッフが見たらどんな感想をが出るかなあ、なんて思いつつ、しっかり2周して堪能してしまいました。周りのお客さんの感想も面白いですね。「これええいろやわあ。」とか、「ここ、ぜんぶ手縫いしてはんで。よし、きめた。うちもがんばろ。」とか、「これすっきゃ。これやったらほしいわ」などなど。縫い取り方を一生懸命確認されている方も。

キルトが人を惹き付けるのは、もともとそれ自体が作品である「布」をさらに寄せ集めて構成し、さらにさらにステッチというスクリーンをかけるという、幾重もの仕事の贅沢さにあるのでしょうね。さらに愛情がこもっているのですから。

そして、選ばれた柄。これは、「庭」の美意識に通じるところもいっぱいあるように思います。基本的なパターンの面白さ、同じ色でも微妙な濃淡の組み合わせ、配置の間の取り方。人は何をウツクシイと思うのか?というヒントがいっぱいあったような気がします。

う~ん、キルトかあ。いいなあ~。前にやりかけたのがきっと実家の押し入れにあるはず。続きやりたいなあ~。でも、めっちゃ時間かかるもんね。いかんいかん。手をつけると大変なことになる。見るだけで我慢だ。いいなあ~。布だけでも集めて…。いかん。金がかかってしょうがない。どうせ碌なもんできないんだから。ねえ。

くらくらした頭で京都駅ビルの屋上庭園へ。おう、芝生が張ってあるなあ。ふむふむ。気温感知保湿ジェルを使ってありますね。おお、茶の木の壁面緑化!面白いなあ。これ、このまま30cm丈をキープするのでしょうか。ツゲの木みたいな感覚かな?笹の葉が気持ちよく、「季節の壷」からはミソハギが美しく咲きみだれていました。人々も思い思いにベンチでひと休み。こんな暑い日には、やはり芝生の空間はほっとしますね。もっと全面に敷いちゃえばいいのになあ!

ついでに、駅ビルの一番うえの「空中回廊」へ。ここまで来る人は少なく、こんな空間があるのをあまり気が付いてないんじゃないだろうか。展望スペースにバックパッカーみたいな若者2人が涼を求めて(?)寝転んでいた。他は誰もいない。ここでじっくり京都市内を確認。そうかあ、五山の送り火はこの位置なのね。金閣と銀閣はあそこ、岩倉は、遠いなあ。太秦は左奥。桃山は真後ろ。私ったら、本当に京都の東西南北端から端まで毎週通勤してるんだあ。昔は牛車でも半日はかかったに違いない…?。まして庶民なんて…。

☆今日のちび庭気温 25~32℃ 昼前起き出した頃には西瓜がピンチ!慌てて水やりしました。キュウリはちっとも雌花がつきません。こう夜温が高くちゃもう駄目かなあ。秋まで持つのか???なのに去年の学園祭で多肉手さんより入手したスイスチャードは今や40cm丈に。ちょっとお野菜研究を深めなくては。

まんまるお月さま。

2005年07月22日 | 京都
きれいだねえ~。すっかり夜。今日も1日長かった。朝一番は、藤棚の剪定。偽木でできた円形のパーゴラの上によじのぼり、暴れまくっている若いつるをつかんでは切り落とす。足場は古いつるに阻まれ、なかなか微妙なバランス。昔ちょこっとやったバレエのバーレッスンが、こんなところで役に立っている。人生って、分からないものね。

おにいさん達と手当りしだいばしばし切り進んでいく。他の木に巻き付いたつるも取る。うーん、ターザンっぽい。ほぼつるを切り落としたあと、かなり揺すって古い葉を落し、徹底的に掃き掃除。よし、葉っぱ一つ落ちてない。きれいになったぞ!と思ったところで親方におこられる。「やりなおし!」
?「土も掃け土も!」と、親方はベンチの周りのレンガ積みの目地に詰まった土までかきだす。おお。大変失礼しました。今日は久々の造園や全員集合。いつも私ひとりで手が届かない部分まで、今日は徹底的に団地のお掃除。きれいにすると、ここまでピカピカになるもんなのね。この広大な土地に雑草一つ、石ころひとかけら転がっていません。子供達の遊ぶ砂場の中までほんとに徹底的に。子供達が夏休みに入り、そして住んでる方がお盆を気持ちよく迎えてもらえるように、という為の本日の大掃除。

暑い中、あちこちで親方の怒声がピリピリ。その分、とおっても優しいおにいさん達(ごめんね。なかなかお役に立てなくって)。親方がヒートアップするほど、迎え撃つ(?)弟子達の団結も強まるというものです。でも、「わかるか?全部愛なんや。愛。」と決め台詞を吐く親方が好きさ。植物への愛、お客さんへの愛、仲間への愛。「愛があればほっとけへんし自然に体が動くはずや。葉っぱやら枝振りをよう見とけ!」という親方のあたたか~いお言葉に背中を押されつつ、今日も炎天下の団地内を駆け巡るのでした。

でも、お昼時、大きな桜の木の下にはいると、風が心地よいですね。かえって梅雨時の方が湿度で汗が蒸発しなくて熱中症気味だった感じ。なんとか夏がこえられそうな気がしてきた。今団地で一番元気なのはキョウチクトウ(Nerium indicum)とサルスベリ(Lagerstroemia indica)。キョウチクトウは、なんか毒々しさがあってあまり好きじゃなかったんですけれども、ここの限り無く白に近いうす桃色のキョウチクトウは、可憐でとってもかわいい。キョウチクトウと、○○造園の白地に薄緑色の文字のトラック。なんとも絵になるではないか。

☆今日のちび庭気温 23~34℃ 曇りのち晴 でも、37℃だったっていう声も…。(^^;)

これは芋ではありません。

2005年07月22日 | 京都
今日は暑かったですねえ。こんな暑い日に温室作業なんて、反乱起こしてやるう~!という言葉を飲み込んで、くたびれてぼろぼろになった観葉植物の処分をしておりました。このくらいの暑さでの作業なんて、この業界じゃ常識の範囲ですもんね。長年クーラーの効いたオフィスで働いてきた私としては、そんなところで無理しなくったって、今の技術ならいくらでももっと快適な作業環境が作れるはずなのに、そしたら作業効率はずいぶん上がるのではないか?と思ったりするのですが。もっと積極的に体を冷やす作業服や帽子とか、力が軽くて済む道具とか…。ユニバーサルデザイン、ってやつでございます。

さて、そのくたびれてぼろぼろになった貸し鉢の植物達。もう、どうしようもなく下枝が上がってしまったもの、葉っぱが極端に落ちてしまった鉢。根腐れしてるのは仕方ないとして、単に成長しすぎて葉っぱが上の方にしかないなんていうのも、もう貸し鉢には出せないから処分ね、なんて言われたのですが、やっぱりまだまだ元気な幹を切り落とすのは忍びない。1年もおいておけばきっと復活するんだけど、そんなことしてたら温室がいくらあっても足りない。本体は残念ですが、しっかり刺し穂だらけにしてしまいました。 ご期待通り、いくつかは我が家へ。

茎だけなのに、それでも数本抱えると結構な重さ。バス停で座っていると、やってきたおじさんがしげしげと袋の中身を見ているのを感じる。ついにおじさんが声をかけてきた。「あの、これ、なに?」挿し芽用に観葉植物の茎だけもらってきたんです、と説明すると、「これ、挿すだけで花が咲くの?」「はな、というより、はっぱですね~」と、ドラセナ(コンシンネ Dracaena marginata)とユッカ(Yucca elephantipess)の形を説明してみる。「いや~、僕、芋かと思ったんだよ。きれいな芋があるもんだなあと思って。僕、調理師なんだ。」とおじさんはにこにこ。たしかに、ほとんど芋っぽい。切るときもサトイモ切ってるみたいだったもんなあ。

おじさんは、若いとき丁稚奉公から今の仕事を始められたそうで、「最初の1年はほんとに皿洗いだけしかやらせてくれなかったんだよ。それでも、それから365日休みなしで良く働いたし、お花やお茶、踊りのけいこもしたんだよ。」と、いろいろなお話を聞かせてくださいました。一緒にバスで河原町方面へ。思わぬ楽しいひとときとなりました。やっぱり、何でも職人さんというのはすごいものですね。声をかけられたのも、探究心の故でしょう。身が引き締まる思いです。わたしもがんばらなくっちゃあねえ。

さて、家に帰って挿し木をしだしたのは、もう夜中の12時前。うまくついてかわいい葉っぱを出してくれるといいなあ。うまくいくかなあ…。

☆今日のちび庭気温 24~36℃ でも、夜は今日はわりと涼しく感じます。やっぱり、湿気があるとないとで大違いですね。(^_^)