ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ありがとう

2012年11月07日 | 北京旅行

あらら。長城の写真がないわ。そうだ。私のカメラがメモリが足りなくてつれのを借りたんだった…(上の写真は、北京の鐘楼からみた胡同)。


万里の長城の遭難。なんとも痛ましいかぎりです。この時期、もうそんなだなんて、50年ぶりの大雪とはいえ、北京の辺りって、やっぱり寒いのね。


そうそう。山の天気は、変わりやすいのよ。雪国育ちの庭主、実家から歩いて30分のスキー場はまさしく庭のようなものでしたが、それでも視界がホワイトアウトしたときの恐怖ときたら。


前後左右真っ白で何も見えず、ただすごい勢いで積もってゆく雪の音がするだけ。父はよく、雪に降り込められるとこの世の終わりのようだ、と申しておりますが、本当に、パニックになって、現世に帰れるのだろうかという気分になります。


そんな、地元の人たちも困惑するような大雪の中を。こんなご時世にも関わらず。


見ず知らずの日本の旅行者のために、自らの危険も顧みず救援に行ってくださった、中国の地元の村の沢山の方々、救援隊の皆様。本当に、ありがとうございます。


きっと、本当は自分たちの方こそ思いもかけない村への大雪への対応で手一杯だったろうに、しかも、いちばん山に入るのを避けたい時に。無謀でとても残念な結果になってしまったツアーのために、一生懸命に救助してくださった中国の人々に、心からお礼をもうしあげます。(だって、どのメディアも迷惑をかけた村の人たちにありがとうって言ってないんだもの…。)





…庭主が有名な万里の長城の八達嶺に行ったのは、オリンピックの直前でした。


中国語は全くしゃべれず、ガイドブックと鉛筆とメモ用紙を頼りにドキドキしながら一人で乗り込んだ、北京からのツアーバス(一応英語対応でしたが)。途中、明の十三陵に寄るという日帰りコースでした。


ガイドさんに近いところを、と前の方の席に乗り込んだら、隣はとても気のいいおじいさんでした。ずいぶんお年を召した方で、全く会話は通じないのですが、にこにこと地図を指差したり、ナツメやらお菓子やらを勧めてくれたり。バスの窓から名所が見えると、見逃さないように私の膝をたたいて「ほら、あそこ!」と一生懸命指差して教えてくれるのです。


途中休憩でバスが止まる時も、私が迷子にならないように気をつけてくださいました(なんせ、時間に遅れたら置いていかれるものですから)。おかげで、ひとりでとても不安だった私は楽しく過ごすことが出来ました。


初めて見た、壮麗な長城がどこまでも続く景色の雄大さと、紅葉しはじめた山々の美しさと共に、おじいさんの親切が懐かしく思いだされます。


最近両国の間がギクシャクしてるのが大変悲しく思います。早く修復されるように願っている今日この頃です。


☆今日のちび庭気温:9~15℃ 北京を襲った気圧の谷がようやく市川の空も通り過ぎ。たまった洗濯物をせっせと干しております。(^^;)


時の経つのがはやいわね。

2012年07月26日 | 北京旅行
ええっ、もう7月も終わりじゃあないの。ついこないだ梅雨が明けたとおもったら…。
う~ん、こう暑くちゃあんまりトピックもないね。ひたすら水やり水やり。

ということで、涼しげな画像を求めて北京散歩続き。もうずいぶん前の話ですが。


さて。朝。お泊まりしているホテルは緑豊か。つれはお仕事へ。私はドキドキしながら今日もひとり北京市内探検へ。いってきま~す!

ポプラ、カエデ、サルスベリ、アベリア…。植栽がやわらかくてすてきですね。


ユリノキ、ナナカマド、向こうは…やっぱりポプラ系かな?日本にもありそうでない植栽。樹種をなかなか大胆に使ってますね。好きだな~、この雰囲気。10年後は…高木がどうなってるかちょっと気になる。


街中のこういうのがとてもおちゃめというか合理的。傷んだポットはお取り替えするのかな。それとも短い期間で総入れ替えしちゃうのかな。水やりはどうしているんだろう?????

…と思っていたら、どうやらこれは国慶節のための飾り付けらしい。なるほど。
ってことは、この時期、中国国内で怒濤のように大量のポット苗が集中して出荷されているってことね…クラクラクラ…。


さて、王府井(ワンフーチン)に近い、街路樹がすてきな通りのバス停から、バスに乗ります。
中国の交差点は歩行者の信号が青でも、右折車もくるので気をつけなくてはなりません。


これこれ。トロリーバス。環境に与える影響が少ないのですね。架線が美観的にどうかいう問題もあるそうですが、私はこの雰囲気も好きだなあ。

たまに、ポールが架線から外れて運転手さんがなおしてるのがおちゃめ。(でも、バッテリーが強力なので架線がなくてもある程度走れるのだとか。)


結構運転手はおねえさんも多かったりする。

時々、(うわっ、自転車ひくひく~!やばいやばい、きゃあ~!!!)っとこっちが真っ青になったりするけど、勇ましいお姉さんたちはスピードを落とすことなく窓から「どいてどいて!じゃま!」とかなんとか怒鳴りつけながら走らせる。た、逞しい…。

でも、「ここに行きたい」と目的地を書いた紙を見せると、ちゃんと「着いたよ」と優しく教えてくれるのです。

さて。今日はどこへ行くでしょう?
まずは、昔ながらの路地、胡同(フートン)を探検。

はて、通っても、いいのかな。まあ、何とかなるだろう。おじゃましま~す。


なかなか路地裏園芸も盛んですね。いいかんじ~。


なんだか懐かしいこの雰囲気。どんなところにも植物をいとおしむ人が住んでるって、なんだかうれしくなりますね。

☆今日のちび庭気温:27~37℃ ついにクーラーつけました。もう部屋から出たくない~~~。すずし~。う~。ちび庭のバードバスは、シジュウカラが水のみにやってきました。が、先客のアシナガバチさん2匹に追いやられてしまったのでした。ハチさんも巣を冷やすのに必死なのね。3軒隣向こうの屋根からひたすら往復しています…。(^^;)

北海公園 そして昔に思いを馳せる

2012年06月23日 | 北京旅行
久々に、北京の写真が見たくなりました。で、引っ張りだして北海公園おさんぽ続き。


この橋。小石川後楽園の橋を思い出します。ちいさくてかわいい。


公園の北西から北東へと、湖岸を歩いて。いいね~。柳。


軽やかな風の中で踊る人たち。四阿(あずまや)もこうやって、ちゃんと使われてるのがいいよね。


昔誰かの館だったところも、こもれびの下で子どもが遊んだり、ずーっとおしゃべりしてる人たちがいたり。
素敵な空間です。


ちょっと脇道にそれると、思いがけず洋風なボーダーが。どんな人が住んでいたのでしょうか。


公園のあちこちにいる猫さん。この方はなんだか迫力があります。


うつくしい九龍壁(くーろんへき)。反対側も、写真を撮る人でいっぱい。
かなり下がらないと、全体が入らないのよね~。


カラフルな建物が多い中、こちらのお寺はシック。でも、お札はやっぱりカラフル。


壁を波打たせるって発想、ないよね~。広いからできる技。うつくしーです~。


なんだか、わくわくさせる入り口。のぞいてみたくなるでしょ。


こちらは、『静心斎』。清朝最後の皇帝溥儀が「我が半生」を書いた場所というのを、見てみたかったんですよね~。
↓こちらに素敵な写真で詳しく書いている方がいるのでどうぞ。
http://urspolar.exblog.jp/12980310/


やっぱり広いので、感動の風景をうまく写真に納められません。


この石使い。植栽の大胆さ。迫力です。


いや~、朝からよく歩いたね。時間は午後4時。さあ、そろそろ帰ろう。

~この日の夕飯は、北海公園のさらに北側へ。前海と後海の夜景も素敵でしたよ~。胡同(ふーとん)と呼ばれる古い路地の屋台風レストランでお食事でした。北京、また行きたいね~!

北海公園 おさんぽ日和

2012年01月21日 | 北京旅行
忘れた頃の北京まちある記。まだまだ北海公園続きます。
なんせ、南北約1km、東西500mほどもあるのですから。北京の公園は、どこもとにかく桁違いに広いですね。

ネットの解説には、
『北海公園は故宮の北西にあり、遼、金、元、明、清、五つの時代を経て少しずつ建設された「皇室庭園」である。「一池三仙山(一つの池、三つの山)」(太液池、蓬莱、方丈、瀛洲)という神話をもとに整備され、幻想的なムードを漂わせた公園でもある』
とありました。

あの塔の下の回廊から出航して、ゆたゆたと湖の風を楽しむ。

ん~。ゆったり。


池の北西にある船着き場へ。船着き場もかわいいですね。
ん~、ひとりで歩くのがもったいない。つれはオフィスでおしごとおしごと。あと2時間ほどで戻らなくちゃな~。


公園の北西側は、これまた心地よい眺め。ほどよく花も植わっていて素敵です。
向こうの門壁に開いた窓の形がかわいいですね。


この不思議な壁画は…龍?麒麟…?こういう置物を置くっていうのが、またおもしろいです。
やっぱり縁起物なんでしょうね。


中国のお庭は、柳が効果的に使われていて好きです。
他の木も自然樹系。こういうとこは剪定って…あまりしないのでしょうか。
場所が広いと木ものびのびと育っていいですね。理想です~。


モダンに整備された公園は、樹種もカラフル。この時は9月でしたね。


さて、この立派なお堂はなにかな~?


おおっ!すごいっ。ここは観音様をおまつりしてあるのでした。観音様はこのお山の左手にいらっしゃるのですが、
その周りをたくさんの方々がお守りしていらっしゃるようです。なかなか壮観です。


門の向こうにもまだまだ道は続く…。


でも、ここらで庭主も皆さんに混じってちょっとスケッチ。い~い雰囲気です~。
住んでる近くでこんな素敵なところを自由に散歩できるなんて、北京市民がうらやましいです~。

☆今日のちび庭気温:1~4℃ 雪が降るというので、すっかり出不精に。都心は降ったというけれど、まだこっち雪降ってるの見てないのよね~。(^^;)

北海公園 王侯な気分で。

2011年10月08日 | 北京旅行
北海公園の中の島、「瓊華島」。てっぺんの景色を堪能したあと、船着き場へと下ります。

…って、全然バリアフリーじゃないところが好きですよ。
風情抜群。昔の人はこんなところでも鍛えられたんですね…。


岩肌の野菊もたまりません。


しっかし、あの螺旋回廊、施工する時はさぞかし大変だったんでしょうね…。ほんとに、すごい技術です。
ちょっと会津若松のさざえ堂を思い出してしまいました。


地上に降りてきました。なにやら興味をそそる建物群が。


美しい赤い実が建物によく映えます。これは何の木だったかしら…。


レストランでしょうか。いいにおい~。でもなんだか高そうです。


さて、船着き場。しばらくしてなにやら楽しそうな舟がやってきました。


早速乗ってみると。おお、はなやか~!乗り込んだみんなもなんだか楽しげに、出航を待ちます。

☆今日のちび庭気温:あ、いかん、帰宅したとき見たのに何℃か忘れてしまった…。やばい、短期記憶が弱ってる~。でもあったかくていいお天気でしたね。(^^;)