ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

れんげのは~な~ さぁ~くぅ~ころぉ~♪

2005年04月13日 | 京都
午前8時。てくてくと山へ向かって、緩やかな坂道を歩いていく通勤途中。バスから降りて、10分ほど。いろんなお家の樹々や苔むした塀に気を取られながら歩いていると、思わず職場を通り越しそうに!毎日ギュウギュウ詰めの電車に押し込まれて通勤していた頃を思えば、こんなのどかな風景の中を通勤できるのは、実に幸せなことです。

さて、そんな田舎な風景の中、ひときわ田舎度を高めてくれる一品が。レンゲ(Astragalus sinicus L.)の花です!なあんて懐かしいんでしょう!こんなに近くで見たのは久々です。おもわずひとさまの田んぼの中にお邪魔して写真をとってしまいました。側を通り過ぎた中学生達も、「あ~、れんげれんげ~。まいにちとおっとんのに気がつかへんかったわ~。こんなとこに咲いとったんや~。」といいながら去ってゆきました。

いや~、かわいいですねえ~(って、最近こればっかですが)。日本にもこんなにかわいい花があったんだな~(原産は中国です。渡来時期は平安時代説から明治時代説まで実に幅広い!)。シロツメクサ(Trifolium repens)とかアカツメクサ(Trifolium pratense)のクローバー類もかわいいんだけど、こんな花があったのをすっかり忘れていました。小さい頃は近所の田んぼ一面に咲いていたのに、最近見ない気がしますねえ。

花は憶えていたけれど、葉っぱの記憶はあまり定かではありませんでした。やっぱりマメ科っぽいエンジュみたいな葉っぱですね。花も葉っぱも柔らかくて透き通るような色。これ、コンテナいっぱいに植えてみたいなあ。鉢植えなんてどおかなあ?どおどお?

今日の園芸店のお仕事は仏花(ぶっか)と榊(サカキ)の束を作ることでした。ここのお店は、京都の時代祭を構成する「○○列」の一つに入られていて、そのメンバーのお宅に花をお届けするらしい。仏花の作り方も、その列で決まっている形式なんだそうです。しきたりというのもなかなか面白いものですね。榊は、輪ゴムで縛った上からさらに緑の紐で飾り縛りをします。初めは手こずったけど、今日1日でかなりの数を作ったおかげで、束の括り方もだいぶ慣れたかな。お盆と年の暮れはこれをいやというほど作るらしい。ふう~。

☆今日のちび庭気温 8~11℃ 曇り時々晴れ。ふるふるふるふる!さむかった~!油断して薄着でいったら凍えそうでした。これを花冷えっていうんでしょうか。明日は霜注意とか。{{{{(+_+)}}}}