ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

湖国の春 京の春

2005年04月10日 | 京都
今日は、高校時代の友人に会いに、長浜まで行きました。春の日差しの中、湖国の山々は実に穏やかです。これこそ秘かに自慢の、「里山」の風景。ときおり琵琶湖がうっすらと輝いています。昔田んぼ道を自転車で2人乗りした友だちも、今ではアメリカで子育て。もうひとりの彦根の友達も、すっかり2児の母だなんて、あのころは想像もつかなかったよな~、なんて思いながら、帰りの電車の中であまりの心地よさにうとうと。

こうしてみていると、桜って、ピンクといってもかぎりなく白に近いんですね。イメージではもうちょっと色がついてるように感じるんですけど。ー淡い桜と淡い緑の柳。春の色って、こんなに淡かったんだな~、と思って、ふと気がついたのは。

土の色。そうか。土の色が淡いんだ。あの関東ローム層の黒い畑土ではなく。関西の土は花崗岩質なんですね。そのため水分や養分を保持する力が弱いそうですが、稲作にはあまり影響がない、と、ネットに情報が載っていました。淡海(あふみ、琵琶湖のこと)の周りに水田が広がっているのは、単に水が豊富という理由だけではなかったんですねえ。その土地を構成している景色というのは、偶然に好き勝手な組み合わせで出来たのではなく、まさに必然の産物なんだな、と改めて感じたのでした。

さて、夕方は、大急ぎで京都市内の桜のライトアップを見に行きました。今日が一番の花見時ということで、ものすごい混雑。タクシーの運転手さんによれば、「今年は気候の関係でソメイと枝垂れが一度に咲いたんだよね。こんな混み方は最近ないよ。一度にこられてものせられないからそんなに稼げないんだよ~。別々に咲けば、その方が稼ぐ機会が増えるんだけどね。」とのこと。なるほど。そして、「でも、今年の桜は変なんだよね。枯れ枝が多いんだ。去年も目についたけど、今年ほどじゃなかった。なんか、根元に治療はしてるみたいだけどね、ちょっと心配だよ。」なんておっしゃったのでした。そういえば確かに、円山公園のメインのシダレザクラにも、1か所枯れ枝があった。なんですかねえ。昨年の猛暑が効いたんですかねえ…。さすが運転手さん、鋭い観察眼です!

☆今日のちび庭気温 8~21℃ いいお天気であったかかったね。明日も晴れだといいのにねえ~。(^_^)