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言葉のマジック

2009年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム
小学生の頃、友達のおじいさんにこんな話を聞いた
 
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三人の男がある旅館に泊まったが
料理に不手際があったり、そのほかにも
色々とご迷惑をお掛けしたとして
女将は宿泊費の一部を返すことにした
 
三人から預かった30円の中から
5円を返すようにと、女将は仲居さんに言った
 
1円玉五枚を持って客室に向かった
仲居さんだったが
お客さんは三人
五円では割り切れない
そこで、仲居さんはその中から二円を
自分の懐にしまい、三円を
お客さんの部屋へと持っていた
 
「ご迷惑をお掛けしましたので・・・」
 
女将の言葉を引用して説明し
三円を返した
三人の男たちは、それぞれ一円ずつ受け取った
 
宿泊費は30円だったので、男たちは
ひとり10円ずつ支払っていた
そこへ1円ずつ返ってきたのだから
男たちはそれぞれ、9円を払ったことになる
 
仲居さんがネコババしたのは2円
 
9×3+2=29

さて、1円は何処へ消えたのか?
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評論家や政治家やコメンテーターの
話って、この話みたいなことなんじゃないの?って
今、ふと思った次第
 
さて、1円は無事見つかるだろうか?
 
 


コメント
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