バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

またね

2010年04月02日 | ALL ABOUT JAPAN

3月13日(土)


里帰り旅行も最終日を迎えると、良いことそうでないことが一緒に起こる。

良いことといえば、到着してから数日間に及ぶ時差ぼけが完全に抜けたことと
姪のほのちゃんがすっかり私たちに懐いて、
もじもじせずにひっついてくるようになったこと。

良いことでないことといえば、こうした
「これからもっと楽しくなるのに」という翌日には、
私たちはアメリカへ戻らなくてはならなかった。

その日、午前中と午後は広島市内をこれでもかというぐらい歩き回った。








昼はマックへ行き、日本でしか食べられないエビバーガーなるものを食べてみる。


味はまあまあね

夕方から両親宅で食事をとることにしていたが、
時間があるのでホテルでのんびりしていたところ
こないだから会いっぱなしのりんちゃんが、たくさんのCDを焼いて持ってきてくれた。

フロントから電話があって、ロビーまで下りる。
あいにくハニバニは爆睡中だったので、置き去りにして部屋を後にする。

彼女の(恥ずかしがりやの)お友達も同伴だったが、
混雑するロビーで一緒に少し話をした。

彼女はCDの他にも何やら美味しそうなお土産をくれた。

りんちゃんのお届け物もそうだが、もうひとつ別のサプライズといえば
あの粋な白いブーツのエムが、こないだ一緒に撮った写真を写真家のご主人が加工してくれ、
さっそく現像したものを額縁に入れてくれてホテルに送ってくれたのだ。

みんなには楽しい思い出をいっぱいもらったな...

りんちゃんと、その恥ずかしがりやのお友達と別れを惜しみながら
私は上へと上がり、ハニバニを起こして両親の家まで向かった。

外食も楽しいが、私はやっぱり母(そして妹)の作る手料理が大好きで
なんと言っても、一緒に食べるのが最高だと思う。

「私は朝から仕事があるけーね。お見送りには行かれんよ。
ま、気をつけて帰りんちゃい。また来ればいいしね。ばいばい。」

という、あっさりとした母の見送りで両親宅を後にした。
このあっさりさがまた良い。

翌日、父と妹が早起きをして広島空港まで見送りに来てくれることになっていた。

ホテルにはすぐ戻らず、午前から散々歩き回った広島の街を
名残惜しむようにまたちょっと歩いた。



ふと信号待ちをしていたときに、急にエムが言った言葉を思い出した。


帰る家があるってほんまにええよね。


そう思ったら突然に、大粒の涙がぼろっとこぼれてびっくりした。

文字どおり、本当に『ぼろっ』という感じに。

やば。

と思ったらちょうどハニバニと目があった。

「あんた泣きよん?」と聞かれてとっさに
「寒いね。」と言ってしまって馬鹿みたいだったが、
「うん、寒い寒い。」と言ってぶるっと震えるハニバニを見ると
どうやら不審に思われたフシはなさそうだ。

何度も何度も頭の中で、家族や友達に感謝しながら歩き続け
ホテルに戻った。

こんなに幸せでいられることに、心から感謝、だ。

ありがとう。





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翌朝、ものすごい早朝にもかかわらず、
約束どおり父と妹が迎えにきてくれ、広島空港まで送ってくれた。

空港の入り口でみんなで軽くハグした。

父は早々と車に乗り込んだが(父もまたあっさり)
妹がエスカレーターで上る私たちが見えなくなるまでずっと手を振ってくれた。

私たちもまた、妹が見えなくなるまでずっと手を振った。

時間が来て、いざ成田空港へ。





またね。


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ケイエスの旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。
これから普段の生活記に戻ります(笑)



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いつもありがとう。
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