バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

褒める義務

2010年04月13日 | アメリカ生活

そういえば私は小さな子供と接することを大の苦手としているが
最近確実にわかったことがある。

私はその小さな子供のお母さんたちも大の苦手だった。

全部が全部というわけではなく、特定の種類の...言うならば


程度を知らない親バカ


とでも言おうか。

不思議なことに、私は日本にいるときはこの手のお母さんたちには
あまり遭遇した記憶がない。

やっぱり日本は謙虚でいることが美徳ということが徹底している国だからだろうか。

私が言う程度を知らない親バカとはどういうものかと言うと、

自分の子供を自慢して自慢して自慢しまくる人

ということになる。

例えば最近、ちょっと本当に心から鬱陶しいなと思うことが起きている。

アメリカではこないだイースターというイベントがあったわけだが
小さな子供を持つ親は、たいてい子供をドレスアップさせ記念写真を撮りに写真館へと行く。

その写真を職場に持ってきては我が子がこんなに素敵に写りましたのよ、
こんなに大きくなりましたのよ、撮影のときのお洋服はどこどこのでしたのよ、と
大々的にお披露目をするのだ。

私はそれを悪いことだと思っていない。
わが子の成長を一緒に仕事する同僚や友達に見せるのは自然なことだと思う。

私が苦手だなと思うのは、我が子を過剰に自慢する人たちのことだ。

「人に可愛い可愛いって言われるからモデルエージェンシーに写真を送るの。」

「うちの子、もうこんなことができるの。ちょっと信じられない。
頭が良すぎなのよ。この先、親の私がついていけるかしら」

「よその子なんてこんなハイレベルじゃないわね。」


若かりしころは、嫌悪を顔にもろに出して『おぉ。ヤダヤダ』感をアピールしたものであったが、
年を重ねるうちに角が取れてきて、今では余裕で
『ほほぅ。なるほど。そうでしたか。』など言えちゃうのだ。

でもやっぱり苦手には変わりない。

大体、本当に素晴らしい能力がある家庭のご両親はとても静かで
子供の自慢をするどころか、「ただ元気に育ってくれればそれでいいのです」
などと言う。



苦手な理由のひとつに、相手に合わせてほぼ義務的に感動の意を表す必要が出てくる
ということ。

なんか自分に嘘をついているようで居心地が悪い。



ところが



ケイエスの素がでてしまった瞬間があった。

数日前、イースターの記念写真で本物のウサギと戯れる同僚の娘の写真を見せられたときのこと。

瞬間、私は本能というか、心の言葉を発していた。


「きゃ~~~~!!可愛い!!!可愛すぎ、このウサギ。」


いきなり頭にグサリと突き刺さった視線でギョッとなり、同僚の顔を見たら、
彼女の目が点であった。

その目には

『どうしてあんた、ウサギを見るのよ。うちの子はどうなのよ。』

と訴えていた炎があり、私は心の底から居心地の悪さを噛み締めたのだった。



ママさんたちって苦手だ。



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