バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

海の猫にはグルメなパンを

2008年02月24日 | 家族
私は金曜日が好きだが、土曜日も好きだ。

ハニバニ(夫)も私も、フルタイムで月曜日から金曜日まで働いているので、週末にやっと二人でゆっくりと外出できたりする。

午前9:00AM、のそのそと起き上がって、目を覚ますために熱いシャワーを浴び、それが終わるとおもむろにハニバニを起す。

私がグルーミングをしている間に、彼もシャワーを浴びて、それから洗濯を始める。洗濯は彼が担当なのだ。

11時ぐらいになって、出かける。

土曜日の外食ランチは恒例だ。今日も二人のお気に入りのBaja Fresh!というアメリカナイズドされたメキシカンレストランに行ってきた。

あのフィッシュタコは癖になるな...。

その後で、「今夜の晩御飯は何?」という質問に、「ターキーソーセージとほうれん草のビーンスープよ。」と言うと、「なかなかいいね。それならパンもグルメなほうがいい。」ということで、近くにある、Paneraという、ベーカリーレストランに寄った。

そこで彼は彼の大好きなSourdough Breadを1ローフ買う(読んでそのまま、酸っぱいパンだ)。

ついでにフランスパンも一本買う。

...?フランスパン???何のために?

「なんでフランスパンもいるん?」と聞いてみた。彼は、ニヤッと笑い、

「だってこれからカモメにパンをやりに行きたいから。」

そう、彼は野生の鳥にパンをやるのが大好きなのだ。

彼は、家でもパンが余って、それが乾燥してパサパサしてくると、それを小さくちぎって家の前庭に、「子鳥がやって来て食べるから。」と蒔いておくぐらいだ。

余談だが、少し前、彼がやっぱりパンをちぎったのを、そのときは多めに蒔いておいたのだが、次の日のランチタイムで私が家に帰ってきたときに、前庭で「食事」を堪能していたのは、野生の小鳥どころか、カラスが4,5匹だった。

私もビックリして見ていたが、私よりもビックリしていたのは、うちの猫で、窓辺で瞳孔を開きまくって、そのカラスの食べっぷりを観覧していたのだった。

...さて、そのフランスパン。
私たちが普通に食べるフランスパンは私がいつも近くのスーパーで買ってくる、普通の値段の普通のフランスパンだ。

でも、彼がカモメに振舞うフランスパンはPaneraのフランスパン。

う~。なんだかもったいないな...と貧乏性な私は思う。

でも彼は、「僕が払ったんだし」と、まったく気にしていない。

私たちが行ったその駐車場は昼になるとたくさんのカモメが休んでいるのだ。

キレイにスライスされたフランスパンを小さくちぎって空中に投げると、それが地面に着地するまえに、カモメがキャッチする。
見ていても面白い。

                 
           カモメって漢字で海の猫らしいけど、鳴き声だけじゃなくて顔も猫っぽい

私はクールな自分を捨てきれないので、車の中で見ているだけだが、ハニバニのあの、なんとも楽しそうなことよ。
「ほら、そこのキミ。今度はそっちへ投げるからね!あははは!」とか言っちゃって。

そして気がつくと、私も参加していた...。

似たもの夫婦かも知れない。


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