昨年 帯状疱疹になった
はじめはわからなかったが どんどん痛みが増していき ネットで調べたところ どのページにも「ピリピリとした痛み」とあり どう考えてもあやしいと病院に飛んで行ったのだ
先生からも ピリピリとした痛みかと確認された
ところで このピリピリはオノマトペだけれど これって他の人との共通認識はどのように出来あがっていくんだろうかって 最近ふと思ってしまった
頭がガンガンすると言ったら それはおそらく他の多くの人が感じる痛みとほぼ同じはずだ
もしも 頭がパラパラ痛いと言ったら 私の中では確かに感じる痛みではあっても 他の人には通じないだろう
自分が感じる痛みをひとに伝えるのは難しく 同じような症状を経験した人だけがわかるのだろうけれど それでも言葉で表現されたら 全く同じ経験が無くてもある程度想像はつく
ピリピリとヒリヒリは違うし ビリビリとも少し違うことを 私は知っている
まだ小さかった頃 体の痛みを母に訴えた時 どんなふうに痛いの？ ズキズキ？ シクシク？ なんてきかれたことを思い出す
そうした言葉をまだ感覚的につかめなかった私は とてももどかしい思いをしたことがあったが あれから私はどういう経過を経て それを学んでいったのだろう
おそらくは 抜歯だとか 転んで足をすりむいたとか 多くの人と共通の経験を話すことで学んでいったのだろうと思うけれど とても不思議
もっとも私の把握が はたして本当に他の多くの人のそれと同じかどうかは 謎だけれど