引越し記念日

一年前の今日　私は家を出て仮住まいへ引っ越した

あの部屋に入る光や通り抜ける風は　今のこの家のようだったか

断片的に思い出せることはあるけれど　もうはるか昔のことのようにも思える

家は建つのか　無事に帰れるのか　何もかもが不安だったけれど　一年後の今　こうして窓を開ければ見慣れた風景が広がる毎日を送っている

退職するまで　いや　してからもこんな将来を見据えていたわけではなく　こうした日々がまだ不思議に思える


書こうと思いつつ長く書けなかった日記をやっと再開するまでの心境になったのだから　しばらくはどんな内容であれ毎日書こうと　あの日に決めた

私ごときの日記をネット上のブログに書く意味が誰にとっても無いことはわかっているが　自分の胸の内で決めた以上はとにかく（時にやっつけ仕事ではあったけれど）書いてきた

毎日書くという意味では　明日からは二年目を迎えることになる

そもそももう毎日という縛りを外しても良い　あるいは外すべきかとも考えているが　そうすると自分の箍が外れるような気もしている

ともかくも　今日は私にとってはそんな記念日